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通院をやめるきっかけのこと。

 

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突然ですが、私は外反母趾です。

しかも、だいぶキツめで、

診てもらったところ

手術するしか手はなかったのですが、

手術をすると、しばらく動けなくなってしまうので

ずっとそのままにしています。

 

「ヒールとか履いていたからなったんじゃない?」

と、言われることがよくあるんですが、

幼い頃からすでに出ていて、

ヒールなんて先の細い靴は、

そもそも履けなかったんです。

 

(ところで、「ヒール履いてたからじゃない?」

 って、わざわざ言う必要あるんだろうかと、

 言われる度に思ってしまう私です。。。)

 

3年くらい前ですが、

フットマッサージを受けにいきました。

個人でされているサロンで

50歳半ばくらいの小柄な女性がセラピストで、

最初はどちらかというと好感をもっていました。

 

ところが、幼い頃から外反母趾だったと説明したのに、

そのセラピストさんは私の外反母趾をみて、

「親に背いている人は、親指が曲がるのよ」

と仰いました。

その瞬間、私はこころのシャッターを下ろしました。

言ってしまえば、“カチン”ときたわけです。

 

まあ、親に背いてないとは言いませんけども。笑

 

幼い頃から外反母趾で

履ける靴が少なかったり

時折うずいたりするわけですが、

そういったことを

「あなたのせいですよ」

と言われたような気分になってしまいました。

 

ちなみに、セラピストさんの施術自体は、

とても丁寧で、ここちよかったです。

施術はものすごくいいので、もう一度行ってみたんですが、

やっぱりそのことが引っかかってしまって…

私は、行くのをやめました。

 

もし、セラピストさんが

親と外反母趾とを結びつけて話したときに

私の反応がよくないことに気づいて、

「あ、なにか、ひっかかりました?」などと

聞いてくださったら、

そのときの思いを共有できて

関係も改善されたかもしれません。

 

相手がそのようにしてくれたら楽なんですが、

私の方も、言われたことに違和感があったりしたときに

こちらから「骨の出方に親との関係が影響するのですか?」とか、

「私のせいっていうふうに言われているように聞こえます」

と、感じているニュアンスが伝わるように

伝えられたらよかったなあ、

と、思ったりしました。

 

なんでこんなことを書いたかというと、

病院に行かなくなる理由と似ているんじゃないかな、

と思ったからです。

 

他院から来られる方とお話していると、

かかっていた病院での出来事を

教えてくださるのですが、

不満だったことについて

伝えておられていないことがほとんどの印象です。

 

もちろん、診てもらっている先生やスタッフに

本当のことは言いにくいという気持ちもあるかもしれませんが、

伝えることで変わることもあるんじゃないかな

と、思うこともあります。

(私も、セラピストさんに言えなかったんですけど…)

 

なので、当院に通院されていて

なんだか引っかかっていることや

ご不満に感じられることがあれば、

教えていただけると

ありがたいと思っています。

 

みなさんと風通しのよい関係でいられる

そんなクリニックでありたいと思っています。

 

 

 

公認心理師・臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

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