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カウンセリングは悩み相談?

いくつかの台風を見送っていたら9月が終わり、10月になりました。

この台風が過ぎたらそろそろ秋らしい気温に落ち着いてきそうですね。

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時々「カウンセリングでみんなどんな悩みを話していかれるんですか?」とご質問くださるので、

“カウンセリングは悩み相談”という印象がまだあるのだなあと思っています。

実際は、想像されるような悩み相談というより、出来事や日頃思ったり考えたりしていることを話に来られています。

例えば、「治療のことをお母さんに話したら、応援してくれるって!」とか、

「タイミングはとれるけど、気分じゃないときもあったりして…毎回はねえ~?」とか、

「職場の若い子としゃべってるとびっくりするんですよ。この間もね…」とか

“わざわざカウンセラーに話しに行かなくてもそれなりにやっていけるんだけど

聴いてもらえるんだったら話したいな”という感覚で来られていたりします。

治療のことでも、例えばステップアップするときに様々な迷いの中で決断されることになると思いますが、

その迷いの最中でお話をおうかがいすることもあれば、

決断してから“こういうことで大変でこういうことでも迷ったけど私はこう思って決断したんです”と

ご報告に来てくださることもあります。

 

カウンセリングって何かの答えや解決法を出すことだけが目的ではないんですね。

ご自身の想いや出来事についての受け止め方というのは

話しても安全な場所や関係の中で言葉にすることでより整理されていきます。

話している中でもう一度自分の想いを眺められ、

「うん、そうそう。私、これでいいんだなあ」と改めて確認されるのです。

そういった時間をもっていただくことで、心はよりスッキリと自分を信じて進んでいかれます。

 

妊娠を望んで通院されている中でみなさんはいろんな気持ちに出合われることと思います。

ときには自分を誉めたくなるような嬉しい気持ちもあるでしょうし

自分を嫌になってしまうような苦しい気持ちもあるでしょう。

こんな自分がいて、こういう自分もいて、いろんな自分がいるものです。

みなさんの様々な場面を一緒に過ごしていけたらと思っています。

 

臨床心理士  間塚

 

 

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