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理想とは違っても。。。

今年は例年よりも長い間、桜を楽しめたように思います。

みなさんはどんなところで桜を見られましたか?

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長い間不妊治療をされていたり

「できるだけ早く妊娠したい」と強く願っておられたり

夫婦生活をもちにくい場合などは

「私たちも体外受精した方がいいのかな」と考えることもあるかと思いますが、

結婚なさったばかりだったり妊娠を望まれてから日が浅かったりすると

「妊娠できるかな」と不安がよぎりながらも

どこかで「授かるんじゃないかな」、「まだ不妊ってわけじゃないから」という気持ちもあって、

「どうしても授からなかったら体外受精するけど」とは考えはするけれども

まだ身近な選択肢とは思えない時期ではないかな、と思います。

 

誰もが自然に妊娠したいと思うものでしょうし、

小さい頃からなんとなく思い描いてきた未来図に

「なかなか妊娠しないかもしれない」という出来事があるとは

ほとんどの方が想定していなかったのではないでしょうか。

中には、思ったより妊娠していかないことに

「人生で初めてつまづきました。」とおっしゃる方もおられます。

 

「人工授精ならやってみてもいいかな」とチャレンジして

それほど確率が上がる治療じゃないと説明を受けていても

今までとは違うことをしているわけですから「妊娠できるんじゃないかな」と思ったり

高温期はいつもよりもお腹や身体の状態を意識して暮らしたりしますものね。

それでも生理になったとき、

気持ちを切り替えて3回目以上人工授精しても結果がついてこないときや

「これでダメだったら体外受精に…」と決めていてダメだったときは、

「本当に妊娠しにくいんだな」と落ち込んでしまいますよね。

そういった経過があって

「いろいろ試して妊娠しにくいんだから体外受精で挑戦しよう」と

現実的に考えられるようになるものなのかもしれません。

 

当初の理想とは違った選択を

どこかで受け容れていくときがあるのかもしれませんが、

きっとその選択は、悲しいだけのものではなくて、

新たな可能性が拡がるものだとも思います。

どちらかというと、考えに幅が出ることで、

それまでよりも気持ちにもゆとりがうまれるように思っています。

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