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原因を探すのと同時に大切なこと。

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妊娠していきたい気持ちと同時に、

周りの人と比べて、どうして私は妊娠しにくいのか知りたいという気持ちもあるかと思います。

「頑張ってタイミングとっているのにどうして妊娠しないのだろう」

「何か妊娠しにくい原因があるんじゃないかなあ」と思って、

まずは原因を知って治して妊娠しようと来院されることもあります。

 

特に、自分でアプリや排卵検査薬を使ってタイミングをとられていた場合、

「排卵検査薬ってほんまに合ってるんかな」とか、

「体温っていつが下がったのかわからないし」とか、

「タイミングが合ってなかっただけかもしれない」と考えることもあります。

 

通院して検査をして、これまで授からなかったことに対しての「どうして」が分かった場合、

「ショックはショックだけど、納得はできた」と、思えることもあります。

でも、妊娠については複雑な部分もあって、

何か要因が見つかったとしても、そのことが原因だったかというとそれだけではないこともありますし、

検査上は特に何も問題がないこともあります。

なぜならば、妊娠しにくい原因は、検査で調べきれるものではなくて、

例えば、タイミングがあっていても受精しているとは限りませんし、

そういった現象が起こっているかは、通常では分からないからです。

この明確な答えがわからないところが妊娠の難しさで、

「これだけチャレンジしているのにどうして授からないのだろう」と多くの方が悩まれるところです。

ですので、妊娠に至りにくかったことに原因があるか調べるのと同時に、

「妊娠するためにどうしていくか」を考えることが大切のように感じています。

 

原因を治してできるだけ自然に授かりたい気持ちは、多くの方の願いです。

これから先のことを考えていく中で、「体外受精を自分がするとは思わなかった」と、

違ったアプローチをしていくことに戸惑うこともあるかと思います。

パートナーのリアクションが「思ったようにしたらいいよ」だったりすると、ありがたい反面、

自分の想いだけで進めているようで負担を感じるかもしれませんね。

そういったいろんな気持ちがぐるぐるして、

時に不安になったり自信がもてなかったりするかもしれませんが、

子どもが欲しいと思う“あなた”が、「今どうしていきたいか」を、

“あなた”のために自信をもって選択していってくださいね。

 

 

臨床心理士 間塚

 

 

 

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