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スタッフブログ

おやすみの力。

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年末年始のおやすみも終わって

生活がそろそろ通常運転に戻ってきた頃かと思います。

 

いつもより長めに休んだあとの日々の暮らしは

それまでは気になっていたことがそこまで気にならなくなっていたり

今までとは違った視点をもっていたり

臨むことに対して意識が高まっていたりといった変化があるように思います。

 

そういった変化に出合うと、

自分の中ではそれほど大きなこととは思っていなかった毎日の蓄積が

意外と自分のこころを不自由にさせていたんだなあ、と気づきます。

自分で自分に厳しい評価をしていたり

他人に対しても自分の常識や価値観を求めてしまったり

いろんなことで窮屈になっていたなあと、気持ちが改まりました。

 

しばらくのお休みの間、

年の変わり目もあって1年を振り返ったことや

時折しか会わない人たちに出会ったこと

何も起こらずに時間が過ぎていくことをありがたいと思ったことなど、

いろんなことがある中でいろんなことを想ったり実感していました。

日常と違った時空間や環境にしばらく身を置くと、

日常に戻ってきたとき、日常自体は結局いつもどおりだったとしても

自分の挑み方や居方が違ったりしているなあ、と変化を楽しく感じました。

 

みなさんも年末年始の関係で

今周期は体外受精をおやすみされていたり

通院自体をおやすみしている方もおられるので、

いつもと違う周期が入ることでこころにも変化があったと思います。

いつもと違った視点から今の自分の状況を見つめてみたり

いつもこなしていることを休むことで生まれるゆとりを感じたりされている方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

「治療をやめたら授かった人がいるんです。やっぱりストレスってよくないのかな」

と心配されている方がおられます。

治療をやめて授かった方の中には

治療のストレスから離れたこともあって授かられた方もいらっしゃれば、

そのときたまたま妊娠できる環境が整った方もいらっしゃると思います。

ストレスでどれだけの影響を受けているのかは人それぞれなのですが、

こうやって少し“いつもとは違う時間を過ごしてみる”ことで

いつもの自分がどういう状態か感じてみて

また次から新たな気持ちで過ごしていくことは有意味なことかもしれませんね。

 

今年もみなさんのいろんな想いの傍らに居られたらと思っています。

みなさんそれぞれの今の想いを伝えにいらしてくださいね。

 

 

臨床心理士 間塚

 

 

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