TOP > NEWS > スタッフブログ > 家族のカタチ、それぞれ。

スタッフブログ

家族のカタチ、それぞれ。

 

IMG00464_3

 

卵子提供を受けて第1子を授かった友人から

第2子も授かったよ、とお知らせがありました。

 

家族のかたちに思いを馳せながら振り返ってみると、

私の周りには、

授かり婚の人、

結婚して1~2年で授かった人、

結婚して何年も経ってから授かった人、

結婚後、一般不妊治療で授かった人、

治療は人工授精までと決めておられてご夫婦住まいの人、

体外受精へ進んで授かった人、

子どもを持つかどうか迷っている人、

不妊治療は受けない選択をした人、

子どもを持つには高齢だからと夫婦2人で生きていくことにした人、

結婚はしない主義な人、

いつかは結婚できたらいいなと思っている人、

子どもがいて離婚した人、

子どもがいる人と結婚したからもれなく母になった人など、

いろんな人がいます。

 

私は決して友人が多い方ではないと思うのですが、

本当に一人ひとり違うんだなあ、と思っています。

みんなちゃんと「自分」を生きているのだな、と思っています。

みんなどこかで何かの選択をして、

その選択の先の責任をとっているはずなんです。

 

体外受精をして2人子どもを授かったけど、

子育てのことですごく落ち込んでうつっぽくなった方もいます。

他の人からも、子育ての壮絶さは聞いています。

とはいえ、子どもの存在に喜びを感じておられることも事実です。

子どもがいらっしゃらない夫婦も

2人で同じ仕事をしながら夢を叶えたり、

お互いやりたいことをしながら暮らしを共にしたり、

それぞれに喜びがおありのようです。

恋愛を独身らしく楽しんでいる友人もいるし、

結婚制度に価値を感じず、自由に暮らしている友人もいます。

 

どの人生においても

それぞれの喜びと大変さがあるのだと思います。

 

どの人生がいいかどうかなんて決められるものではないですし、

いつ何があるかは分からないとはいえ

まだまだ先の人生がある方のほうが多いでしょう。

本当に自分の人生がよかったと思うかどうかなんて

生き切ってみないと分からないですよね。

 

その過程で起こることは

妊娠のことに限らず、

自分の力だけでは叶わないこともあると思いますし、

思いがけない災難だってあると思うのです。

 

だから、願いが叶わないからといって

不幸ではないと思うんです。

 

ただ、願いを叶えるために、

自分たちがどこまで努力してみるのかを

ちゃんと選択したという体験は、

この先を生きていくのに

支えになる体験だとは思っています。

 

家族のカタチがどういったカタチでも、

自分が所属する家族や自分自身を

自分が愛おしく想っていることが、

とても大切なように思っています。

 

 

 

臨床心理士   間塚

 

 

 

 

よくあるご質問