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こころは、開いたほうがいいのかなあ。

 

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私は、みなさんから

いろいろとおうかがいさせてもらっているので、

妊娠・出産をめぐるさまざまな難しさや心境について

時には、なかなか他の人には言いにくいようなことも

教えてもらうことが多いとは思うんです。

 

けれど、みなさんの体験や気持ちの

どれだけのことを知っているのだろう、

と、ふと思うことが度々あります。

 

“ 一人で悩まずに、相談してください ”

というフレーズは

至るところで見聞しますが、

そのフレーズに触れて

「相談しに行こう!」

と思う人ってどれくらいおられるのでしょうね。

 

「誰かにわかってほしいけど、知られたくない」と思うことも、

「絶対誰にも話したくない」と思うことも、

「他の誰にも、わかるはずがない!」と思うことも、

あると思うんです。

 

私は、臨床心理士なので、

もし何かひっかかっていたり 気になっていることがあれば、

おうかがいできたらと、もちろん思っているのですが。

自分の気持ちや困っていることについて

できたら知られずに過ごしたいこともあるでしょう。

それに、今はネット上での情報交換が本当に多いですので、

自分の顔や名前を知られることなく

似たような経験のある方と情報交換したり、

「いいね」を押してもらったりすることもできます。

 

それだけ、自分のこころを開くことは、

勇気がいるし、リスキーでもあることなんですよね。

こころをオープンにすればいいってものでもなく、

開くことで傷つくこともやっぱりあると思うのですよ。

 

だから、きっと、

私が知らないこと、知らないこころの側面も

たくさんたくさんあると思っています。

 

こころって本当に奥深いし

身体の怪我がや病気と違って隠せちゃうし、

無理に見せるものではないかなあ、とも思います。

 

ただ、それでも、

もし何か話したかったり聞きたいことがあったり

心身が疲れてたり本調子じゃなさそうなことがあったら

ぜひ来てもらいたいなあと思っていますし、

誰かに話してしまうことは躊躇するけど

こころをすこやかに保ちたいときは、

詳しい内容までは話してもらわなくても

こころの状態を整理して理解してもらえる方法もあるので、

ご希望の方はぜひおっしゃってくださればと思っています。

 

みなさんそれぞれのやり方で、

波をなんとかやり過ごしたり

たまには乗ってみたりしながら、

こころもすこやかに、やっていきたいですね。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

 

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