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乗り切れた自分を褒めましたか?

 

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「友達が妊娠したって聞いた….。

 ちょっとびっくりして、

 すぐにおめでとうって言えなかった。」

 

「友達から久しぶりに連絡来て会って、

 『ああ、やっぱりなあ…』って。

 なんか、もう傷つきたくないから

 そうかもしれないって思って覚悟して会った。

 だから、表面上は、

 ちゃんと笑っておめでとう、できた。」

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他人のことは他人のこと

自分のことは自分のこと、

そう頭では思っているのだけれど、

気持ちがついていかない時ってあります。

 

別にね、そんなに無理に

頭で考えていることを

こころに言い聞かせようとしなくても

いいんだと思います。

こころで感じていることも

本当のことだからです。

 

「おめでとうって言うのが遅れた自分」も

「笑っておめでとうと言えた自分」も、

どちらもすごかったと思います。

突然、大きな荒波が押し寄せて、

舵のコントロールが効かないかも!という状態になったときに、

それに備えて、前もって用意していたり、

戸惑いながらもなんとか乗り切ってみせたり、

すごい力だと思うんです。

そんなふうにできた自分に

「すごいね、がんばったね」

と、褒めてあげましたか。

 

こういうときに

「友達に心からおめでとうが言えなくて…」

と、自分にガッカリされる方が多いのですが、

いやいや、とんでもありません。

ものすごく頑張ったじゃないですか。

きっと、友達の報告にこころが引っかからずに

喜べる自分でいたかったのだとは思うのですが、

「乗り切られて、本当にすごいですね」

と、みなさんに敬意を表したいと私は思います。

 

もし、「え?そんなふうに考えたことなかった…」

と、思われた方がおられたら、

今からでも自分に

たくさん声をかけてあげてください。

「すごいね」

「がんばったね」

「ありがとうね」

「がんばってくれてたことに気づかなくてごめんね」

 

妊娠希望中に落ち込んだりすることって

どうしてもあるなあ、

と思うんですよね。

そのたびに、自分ってちゃんと

がんばって乗り切っていると思うんです。

 

みなさんは本当にすごい!と、

みなさんのお話をおうかがいしながら私は思っています。

 

 

 

臨床心理士・公認心理師 間塚

 

 

 

 

 

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