TOP > NEWS

NEWS

2020.11.24

家族のカタチ、それぞれ。

 

IMG00464_3

 

卵子提供を受けて第1子を授かった友人から

第2子も授かったよ、とお知らせがありました。

 

家族のかたちに思いを馳せながら振り返ってみると、

私の周りには、

授かり婚の人、

結婚して1~2年で授かった人、

結婚して何年も経ってから授かった人、

結婚後、一般不妊治療で授かった人、

治療は人工授精までと決めておられてご夫婦住まいの人、

体外受精へ進んで授かった人、

子どもを持つかどうか迷っている人、

不妊治療は受けない選択をした人、

子どもを持つには高齢だからと夫婦2人で生きていくことにした人、

結婚はしない主義な人、

いつかは結婚できたらいいなと思っている人、

子どもがいて離婚した人、

子どもがいる人と結婚したからもれなく母になった人など、

いろんな人がいます。

 

私は決して友人が多い方ではないと思うのですが、

本当に一人ひとり違うんだなあ、と思っています。

みんなちゃんと「自分」を生きているのだな、と思っています。

みんなどこかで何かの選択をして、

その選択の先の責任をとっているはずなんです。

 

体外受精をして2人子どもを授かったけど、

子育てのことですごく落ち込んでうつっぽくなった方もいます。

他の人からも、子育ての壮絶さは聞いています。

とはいえ、子どもの存在に喜びを感じておられることも事実です。

子どもがいらっしゃらない夫婦も

2人で同じ仕事をしながら夢を叶えたり、

お互いやりたいことをしながら暮らしを共にしたり、

それぞれに喜びがおありのようです。

恋愛を独身らしく楽しんでいる友人もいるし、

結婚制度に価値を感じず、自由に暮らしている友人もいます。

 

どの人生においても

それぞれの喜びと大変さがあるのだと思います。

 

どの人生がいいかどうかなんて決められるものではないですし、

いつ何があるかは分からないとはいえ

まだまだ先の人生がある方のほうが多いでしょう。

本当に自分の人生がよかったと思うかどうかなんて

生き切ってみないと分からないですよね。

 

その過程で起こることは

妊娠のことに限らず、

自分の力だけでは叶わないこともあると思いますし、

思いがけない災難だってあると思うのです。

 

だから、願いが叶わないからといって

不幸ではないと思うんです。

 

ただ、願いを叶えるために、

自分たちがどこまで努力してみるのかを

ちゃんと選択したという体験は、

この先を生きていくのに

支えになる体験だとは思っています。

 

家族のカタチがどういったカタチでも、

自分が所属する家族や自分自身を

自分が愛おしく想っていることが、

とても大切なように思っています。

 

 

 

臨床心理士   間塚

 

 

 

 


2020.11.09

こころのもやもやに対してのアプローチ

IMG00495_HDR

 

「旦那さんはすごく協力してくれるし

 職場も理解があるので、

 通院していることにストレスはないんです。

 そういう意味では恵まれているんです。

 ただ、これから体外受精していくんですけど、

 採卵ってどれくらい痛いんですかね。

 受精卵どれくらいできるかな…

 体外受精しても妊娠しなかったらどうしよう…

 そういった不安はあります。」

 

何をストレスと認識するか、とか、

どの程度の負担をストレスがあると思うか、とか

人それぞれだと思うんですよね。

だから、不安はあるけどストレスはないという人もいれば、

その不安をストレスだと思う人もいらっしゃいます。

 

今こころにあるもやもやや、すっきりしない感じを、

「なんか、そういうのがあるなあ」

と、分かっていることって大事だと思うんです。

ストレスや不安、緊張などがあるのは

自然なことかと思いますので、

まずは「私、そういうふうに感じている」

ということに気づいておくということ、

自分の実感を無視しないということが、

とても大切なことだと思います。

 

そういった感じに気づいたら、

そのもやもややすっきりしない感じに

自分だけのタイトルをつけてみるのもいいと言われています。

例えば、

「先の見えないトンネルの中」

「人生で一番むずかしいことに挑戦中」

「長いジェットコースターに乗車中」

という具合に。

この、もやもややすっきりしない感じって

もっと、ぴったりくる感じに言い表せないかなあ、

と、探ってみてほしいです。

ぴったりする感じが見つかったときは

けっこう腑に落ちたり

こころが動いたりすることがあります。

 

また、そのタイトルがぴったりくる今の自分には

どんなふうなサポートをしてあげるとよさそうか、

想像しやすくなるかもしれません。

こころがもやもやしたり、すっきりしないという感じって

今の自分に対しての何かのシグナルだと思うので、

何のお知らせなのか考えてみる機会にもなりますよね。

 

そして、そういうふうに感じているということを、

誰かに話しているということも

支えになるかと思います。

話すことで

今まで自分でギューッと抱えてきた感情を

手放すことにつながりますよ。

 

ストレスがあるかどうか、に関わらず、

自分のこころに何か

ひっかかっていたり、もやもやしていたり

すっきりしなかったり、窮屈だったりする感じがあったら、

是非、そのことを話しにいらしてくださいね。

 

 

 

臨床心理士 間塚

 

 

 

 

 


2020.10.30

治療のおわりの先の物語。

 

IMG00183_HDR_3

 

「朝が来る」という映画を観ました。

 

不妊治療をやめられて

特別養子縁組で赤ちゃんを迎えた夫婦と、

中学生で妊娠して育てることができず

その夫婦に赤ちゃんを授けた女性の物語です。

 

私が観た映画館は

隣の席を空席にする感染対策がなされていました。

鑑賞席はほぼ埋まっていて

ご年配の方が多かったように見受けられました。

 

赤ちゃんを迎えた夫婦(因みに、井浦新さんと永作博美さんです)は、

不妊治療をやめて

二人で楽しく過ごされている中、

温泉旅館に宿泊中に

TVから流れてきた特別養子縁組のドキュメンタリーをみたことがきっかけで、

二人で子どもを育てたいという希望を持たれました。

夫婦で特別養子縁組の斡旋団体の養親の会に参加されるシーンもあるのですが、

実際に特別養子縁組でご家族になられた方々も

映っておられました。

 

一方、望まない妊娠や、

望んでも育てられない妊娠というのも起こることなので、

赤ちゃんを産んで

斡旋団体に引き渡される方々の姿も

真摯に描かれていました。

 

ご夫婦間での妊娠が難しかった場合、

精子提供や卵子提供を受けるのか、

二人の人生を歩んでいくのか、

どなたかから産まれた子どもを育てていかれるのか、

もしかしたらこれをきっかけにお別れなさるのか、など

いろんなこれからがあると思うのです。

何が良くて何が悪いのか、

何が正解で何が間違いなのか、という

一義的な物差しが全く当てはまらないことって

たくさんありますよね。

 

さて、カウンセリングルームでは、

「治療の長いお休みや終わりのときのセラピー」を始めました。

しっかりとお時間(70-80分)をお取りして、

今考えていることや思っていることをお伺いしたり、

これまでのことを一緒に整理したりして、

噛み切れない想いも納得できる想いも大切にしながら

これからへの暮らしへ向かっていただくための機会になれば…

と思っています。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 


2020.10.29

お知らせ

コインパーキング機器入替工事に伴い、
11/19(木)13時~11/25(水)17時までご利用できません。
期間内は草津駅前地下駐車場の東口か西口をご利用ください。


2020.10.19

終わりは、はじまり。

 

IMG00228_3

 

よく買いに行っているケーキ屋さんで

店長を任されていた方が、

独立してご自分のお店を出されるため、

10年修業されていたそのお店を卒業されました。

 

卒業される日にもケーキを買いに行ったのですが、

その彼女と一緒に長年働いていたスタッフさんが

「さみしいです」と気持ちを口にされると、

オーナーさんはそのスタッフさんに、

「みんなね、去っていくんだよ。

 あなたも、いつか去っていくんだよ。」

と、やさしく仰ってました。

 

自分の勤め先以外で

誰かの退職に立ち会う機会はあまりないので、

ちょっと不思議な感覚ではあったのですが、

私もあたたかいような淋しいような特別な気持ちになりました。

 

そんなことがあって、

「そうだよね、ものごとって必ず終わりがあるよね」

という当たり前のことを

ぼんやり考えていました。

 

例えば、毎日会社に出勤するときなんかに、

「この生活、いつまで続くのだろう…」

と、途方に暮れたりすることもあると思うのですが、

必ずどこかで終わりが来るのですよね。

自分で終わりにすることができることもあるし、

終わりになるまでそのままでいることもあるかと思います。

 

そういえば、

もう10数年前に「すいか」というドラマがあったのですが、

登場人物の女子学生が、

アイスの当たりを4回か5回連続で当てて、

やっとはずれたときに、

彼女がすごくホッとするシーンがあったのですよね。

(アイスが当たるのって嬉しいことのように思いますが、

 当たりすぎると大変そうでした。)

彼女にとっては

「やっと終わったあ」という解放感があって、

「終わるのも楽しいかも」と思う場面として

描かれていました。

 

「終わる」には、

悲しいや淋しいや残念だけでなく、

解放感やこれまでの労いや、

これからのはじまりがあるのだなあ、と思います。

 

「この生活を絶対続けないと!」

という張り詰めた状態よりは

「いつか終わるんだよね」

「いつ終えてもいいんだよね」

と考えておくと、

心に余地が生まれることもあるかもしれませんね。

 

 

追記:街のあちこちから、金木犀の香りがしています。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 


2020.10.13

こころも大切にすることが自然だと思っています。

 

IMG00002_HDR_2

 

漫画を読んでいたら、

(因みに、「ミステリと言う勿れ」という漫画です)

アメリカでは、

刑事が犯人を殺してしまった場合や

事件に巻き込まれたり傷を負ってしまった場合、

その刑事は自動的にカウンセリングを受けることになっていて、

カウンセラーがOKを出さないと

仕事復帰できないようになっている。

ということが、書かれていました。

アメリカでは、

「カウンセリングに行く」ことが

当たり前の社会なのですよね。

 

日本は、どうなのでしょうね。

身体的な病気になったり

怪我をしたりしたら、

回復を待っていきますが、

こころの方も積極的にサポートされているでしょうか。

(こころへの負荷が身体症状に出ることもあるのですが…)

 

日本はメンタルケアがものすごく遅れています。

身体的な症状は治療するし、検診もあるのに、

こころのことは、

「各々で頑張ってなんとかしてください」みたいな感じを受けます。

身体的な症状がある人や怪我をしている人に、

「頑張って!根性で治して!」

なんて、誰も言わないでしょう。

じゃあ、こころも一緒なんじゃないでしょうか。

 

日本の社会でも、カウンセリングに

当たり前に行くようになればいいと思います。

そのためには、質の高いカウンセリングセンターがたくさん必要だし、

気軽に行ける料金設定も必要だと思っています。

 

先に挙げたアメリカの例は

「刑事が犯人を殺したり、事件に巻き込まれたとき」だったので、

「それは、特殊な状況だから、カウンセリングが要るんじゃない?」

と思う人もいるかもしれないなあ、とも想像していたのですが、

カウンセリングが必要か必要じゃないかって

線引きはないんです。

 

こころに負荷がかかるときや

気がかりになることがあるときは誰にでもあって、

負荷や気がかりの内容や大きさがどうであれ

こころはケアされた方がいいです。絶対に。

そういうときにその負荷と距離をとって

こころへの負担を軽くしたり、

その負荷を負ったこころを労わったり、

気がかりになっていることとどう付き合うかゆっくり話し合ったり、

どうなってゆくのか分からないことに対しても

根性論で乗り切らないような向き合い方をしたりすることは、

とても大切なことですし

そうしていくことが自然なように思っています。

 

 

 

臨床心理士   間塚

 

 

 

 

 


2020.10.06

「我のままにある」ということ

 

35391

 

読んでいた本に書いてあったのですが、

「わがまま」を、広辞苑で引いたら、

「自分勝手に振舞うこと」という普通の意味の他に

「我のままにあること」という意味合いもあるんですって。

そして、「我慢」を引くと、

「自分ができないことをできるというふうに自惚れている驕慢の一つ」

と書いてあるそうです。

 

この意味を読まれてみて、

みなさんはどう思われたでしょうか?

 

「わがまま」は「自分勝手に振舞うこと」という意味で

理解して使っている方が多いかと思います。

「我のままにあること」という意味もあるんですね。

この意味で「わがまま」を捉えると

様々な状況下であっても

自分が自由でいられているような印象を受けました。

 

そして、「我慢」の意味が、

「自惚れ」「驕慢」であるということに、

読んだときはびっくりしました。

我慢しているときって、

「そうせざるを得ない」と感じているときや

「相手を思ってそうしたい」という思いがあるときだと思うのです。

けれど、自分が無理をしているのであれば、

それは「自惚れ」なのかと思うと、

なるほど、納得!という感じです。

 

読んでいた本で

どうして「わがまま」や「我慢」が取り上げられたかというと、

「自分に慈悲を向けましょう」ということが書かれていたからです。

ちなみにですが、この慈悲は、

おそらく「抜苦与楽(苦しみを抜き楽しみを与える)」

という仏教用語の意味合いで使われていると思います。

 

まずは、人に尽くすのはやめましょうということ。

誰かに尽くせば、その相手から何かの機会を奪うことになります。

そして、自分自身も本当は消耗していきます。

 

そして、自分を責めるのもやめましょうということ。

本に書いてあったのですが、

不妊治療を年々もしていてやっと授かったお子さんを流産された女性が、

「私の身体はどこかおかしいんじゃないか」

「あんなことしたから、こうなったんじゃないか」

と、すごく自分を責めるんです、と。

私も、流産をされた方々から、

「あの時、仕事をセーブできなかったから…」

「私のお腹は育てない環境なんじゃないか」

というような声をたくさん聴いています。

 

もちろん、そういった気持ちが浮かぶことは、

自然なことなんだと思うんです。

理由を知りたい気持ちもありますしね。

ただ、自分への思いやりを大事にしてね、

ということなんだと思います。

 

きっと、

まずは自分自身が自由であって、

自分自身を思いやれていて、

幸せがあることに気づいている。

そういう自分でいることが、

結果的に周りの人たちの力になるんだよ

ということなんだと思います。

 

みなさんは、

自分自身の考えや行動に決まりや制限はありませんか?

自分自身を思いやっていますか?

なかなか難しいことかもしれませんけれど、

今の自分はどんな感じか点検してみて

「私、我慢してるわ~」という心当たりがある方は

今よりちょっと「わがまま」になっちゃいましょう!

 

 

文献:増井武士・池見陽 「治療的面接の工夫と手順」  創元社

 

 

 

 

臨床心理士   間塚

 

 

 

 

 


2020.09.25

当院での臨床研究につきまして(オプトアウト)

通常、臨床研究を行う際には、文書もしくは口頭で説明を行い、患者様から同意をいただき(インフォームド・コンセント)、実施いたします。
 臨床研究のうち、患者様への侵襲や介入がなく、診療情報等の情報のみを用いる研究や、余った検体のみを用いる研究は、国が定めた『人を対象とする医学系研究に関する倫理指針』に基づき、必ずしも対象となる患者様全員から直接同意をいただかない場合がございます。この場合研究の目的を含め、研究の実施についての情報を公開し、可能な限り拒否の機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」といいます。

現在当院でおこなっておりますオプトアウトを用いた臨床研究は下記の通りです。

研究へのご協力を望まれない場合は、下記担当者までお知らせください。

□研究課題

絨毛膜血腫の生じた凍結融解胚移植周期での妊娠転機

  • 本研究の目的

妊娠中子宮内に血腫(絨毛膜下血腫)が生じることがあります。凍結融解胚移植周期で妊娠に至った症例の中で絨毛膜下血腫の有無による妊娠転機とどのような方に血腫ができやすいのかを調べることにより、絨毛膜下血腫への適切な対処を検討する目的で行います。

  • 対象となる症例

2014年111日から2018223日までの間に、当院で凍結融解胚移植を行い妊娠に至った方

  • 研究責任者

森 敏恵

  • データにつきまして

患者様のデータは匿名化、厳重に保管されますので、個人情報が公表されることは一切ありません。得られたデータを本研究の目的以外に使用することもありません。この研究で得られた成果を専門の学会や学術雑誌に発表する可能性があります。その際には研究にご参加していただいた方のプライバシーに慎重に配慮いたします。個人を特定できる情報が公表されることはありません。

  • 本研究の資⾦源(利益相反)

本研究に関連し開示すべき利益相反関係にある企業などはございません。

  • 担当連絡先

 草津レディースクリニック

森 敏恵

電話:077-566-7575

 


2020.09.25

不安を支えてくれるものを大切に。

 

IMG00372

 

「卵子が育ちにくくて、なかなか移植できないんです。

 私、妊娠できますか。」

 

 

体外受精は

今のところ保険診療ではないので、

人工授精までの治療とは

治療費が一桁違ってきます。

(その分、妊娠率は高くなりますが)

 

体外受精では、採卵に向けて

卵胞(卵子が入っている袋)を育てていくのですが、

卵胞が十分育たなかったり

卵胞は育って採卵してみたけど卵子が未熟で受精卵ができなかった場合も

その分の治療費がかかってしまいます。

 

卵胞の育ち具合は

周期によっても変わってくるのですが、

卵胞が育ちにくい傾向がおありの方や

AMH(卵巣予備能)が低いと言われている方は、

この先受精卵ができるのか、心配になると思います。

そして、

診察の結果を旦那さんに伝えるとき、旦那さんの反応を気にしたり、

診療費の捻出に溜息ついたり、

スマホで卵が育ちにくい人の治療を探したり、

ネット上に流れてくる“これで妊娠率上がるますよサプリ”の広告に魅かれたり、

治療をやめた人のブログを読んだりすると思うんです。

 

ご存知の方が多いと思いますが、

栄養もとても大事で

特にたんぱく質はたくさん摂ることが勧められています。

もし、細身の方でお食事を制限されているようならば、

たんぱく質がたっぷり吸収されるお食事は、

ご自身にもとても良いことだと思います。

 

さて、

「卵子が育たないけど、妊娠できますか。」

この言葉は、

「こういう状態なんですけど妊娠したいんです。

 けれど、この先、卵子が育って無事に着床してくれるのか

 自信がなくなってきているんです。

 また育たなくてがっかりするのにも疲れてきました。

 同じ状態で妊娠した人っていますか?

 まだ頑張る価値ってあるんですか?」

という気持ちが含まれての言葉だと思っています。

 

頑張っていても手ごたえを感じられないと

自分の選択に迷ったり、否定的になってしまうこともあると思うのです。

それでもあきらめずに続けてこられて

本当に大変だったんじゃないかと想像しています。

 

しかも、続けるかあきらめるか、

自分で決めないといけないですしね。

自分で決めて実行していくことって

すごくエネルギーが要ると思うのです。

 

今の自分にあるもの、

自分が好きなこと、

大切な人との関係、

自然の中でゆったり過ごすこと、

そういったものもとても大切です。

妊娠に向けて頑張っている自分のこころを

支えてくれるものだと思います。

そういった時間も味わいながら

ご自分のエネルギーにしていってください。

 

 

 

臨床心理士   間塚

 

 

 

 


2020.09.07

開院11年目を迎えました。

 

IMG00363_2

 

草津レディースクリニックは

9月で開院11年目に入りました。

草津レディースクリニックに通われていたみなさん

その後、いかがお過ごしですか。

時折、ブログを読んでくださっている方もおられるでしょうか。

卒業後いろいろなことがあったかもしれませんが、

今を、生き生きと過ごされているといいなあ、と思っています。

 

11年経って、

不妊治療に対しての特別感というものが

なくなってきているように感じています。

開院当初と比べると、

妊娠のことを話せる知人がいるという方が

多くなったなあ、と感じていますし、

精液検査の説明をしたときに

驚かれたり困られたりする確率が

ぐっと減ったなあ、と感じます。

 

それでもやっぱり、

通院するかどうか迷われた方は多いですし、

体外受精にすすむときも不安を感じられたりと、

以前も今も変わらないものもあります。

 

草津レディースクリニックは不妊治療専門のクリニックですが、

“不妊治療専門”と紹介されていると、

「妊娠に対してのアプローチが、まだ半年だし…」とか

「年齢的にまだ若いかも…」という方は

今、受診していいのか迷われると思いますし、

原因を知りたいけど知るのも怖いという気持ちもありますね。

(ちなみに、妊娠をご希望されている方でしたらどなたでも、

 どんな状況の方でも、来院してくださって大丈夫ですよ。)

体外受精にすすむときも、

「採卵って、どれくらい痛いんだろう」

「体外受精で妊娠しなかったらショックすぎる」

「卵子がとれなかったらどうしよう」

など、進むのが怖い気持ちになることがあるかと思います。

 

また、そういった気持ちは

言語化すれば他の誰かのと似ていたりするかもですが、

本当は一人ひとり違うのだと思います。

それぞれの背景や環境によっても違うし

妊娠に対する思いもそれぞれです。

 

困ったことや、不安なこと、

悲しいこと、つらいこと、悔しいこと、

どうしていいのかわからないこと、など

いろんな気持ちがそれぞれにあると思うので、

思うことがあったら

お伝えください。

一緒に考えてほしいと思って来ていただけたら

一緒に考えたいと思っています。

じっくりお話いただくことで整理されそうなことは

おうかがいしていきたいと思っています。

なので、そういった気持ちの幾分かは

クリニックに置いて帰ってください。

 

不妊治療を体験している方は増え、

周囲の理解もある程度は期待できるようになったけど、

自分の思いや気持ちや状況をすべて理解してもらえるかというと

残念ながらそうではなくて、

“自分だけ”の体験という側面がどうしてもあるように思います。

卒業されるまで

スタッフみんなで

みなさんが心強くいられるような

サポートをしていきたいと思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


1 / 1712345...10...最後 »
よくあるご質問