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〝毎日キレイ”のオンラインサイトに
女優の筒井真理子さんが
30代のころを述懐されている記事が載っていました。
筒井さんは、今60歳を過ぎておられますが、
30代の頃、お仕事と結婚と子どものことに迷われ、
「夫はいらないけど、子どもは欲しいな」
と、思ったそうです。
そして、卵子凍結について調べられたそうですが、
当時は未婚での卵子凍結ができなかったそうで
実現はしなかったということでした。
また、プライベートのことですごく悩んで
2年間お仕事を離れた時期もあったそうなのですが、
筒井さんのご友人に
『あがいても、どうにもならないのよ
でもあがかないと、どうにもならないのよ』
と、言われたことがあったそうです。
このことについて、筒井さんは、
「すごくすてきな言葉ですよね。
確かに、あがいたからこそ、あきらめて楽になることもある。
一生懸命やったことって決して無駄にはならないし、
そのちょっと先に、何かが見えてくるんだと思いました。
私は今、年をとることが楽しいのですが、
そう感じられるのもこれまでにフワっと生きてきたのではなく、
地に足をつけながら納得して生きてきたという実感があるからです」
と、おっしゃっています。
出典:毎日キレイ 私が30歳のころ
この記事を読んでいて
直面していることは人それぞれ違うけれども
誰もが思い当たるようなことがあるのではないかな、
と、思いました。
例えば、妊娠のことも、
何度も何度もチャレンジしても
なかなかうれしい結果が訪れないことがあります。
けれども、そのときに、
「じやあ、もう妊活はやめちゃおう」
となると、余計に妊娠からは遠ざかりますし、
「大変だけど今はまだやめられない!」という思いで
頑張り続けることがありますよね。
その先に、願った結果に巡り合えなくても、
「やるだけのことはやった!」
「納得できるところまで頑張った!」
という実感があれば、
その一生懸命の先に、その後の人生は拓かれていくように思います。
願った結果は、誰だって出てほしいものですが、
結果のためにどういったプロセスを歩んだかということが、
自分自身の支えになっていくと思います。
出来事や結果に納得するのはむずかしいこともありますが、
自分の選択や行動には納得しながら歩んでいくことが
とても大切だと、改めて思いました。
公認心理師・臨床心理士 間塚
「妊活って、メンタルやられる~」と
たくさんの方がおっしゃっています。
妊娠で立ち止まらなければ
もっと明るい本来のわたしでいられたのに…と。
確かに、みなさんが妊娠されると
「わあ、雰囲気が変わりましたねえ」
という印象をもつことがありまして、
“妊娠がなかなかむずかしいこと”が
みなさんの本来の力を
出させないようにしていたような、
そんな連想をしています。
妊活は、それだけハードなこととも言えますよね。
“妊娠がなかなかむずかしいこと”が
自分にもたらすモードや思考に
引っ張られすぎそうになったら、
できるだけ自分のごきげんをとって
踏みとどまってほしいなあと思います。
ところで、ちょっと話が逸れるような感じがありますが、
東村アキコさんの「かくかくしかじか」という漫画があります。
東村アキコさんと絵画の先生との日々を描いた実話なんですが、
この絵画の先生(日高先生)は
とても厳しくてとても愛情深い人なんですね。
日高先生は、
教え子が行き詰って
なにを描いていいのかわからなくなったり
なにも描きたいものが浮かばなかったり
目の前にキャンバスがあって描きあぐねているときも、
「描け」と声をかけます。
だから、みんな、描けと言われたら
とりあえず描くんです。
日高先生はそういった意味合いで
「描け」と言っているわけではないと思うのですが、
なんだかやる気が起きないときや
考え込んでしまうときって、
気になりつつ放っておいたり
しなきゃいけないと思いながら動けないことがありますよね。
けれど、とりあえず行動してみると、
気になっていたことがなくなるので
その分スッキリしたり、
できた自分をちょっと誇らしく思えたりすることがあります。
行動することで
気分を変えられたり、
“なんだか冴えないモード”から
抜け出せることもあります。
もし、考えすぎて踏み出せなかったり、
気分に引っ張られている感じがするとき、
「とりあえずやってみる」のは
いかがでしょうか。
また一方で
なんともしがたい気持ちについては
カウンセリングで一緒に見つめていくことができます。
みなさんが今いる状況や
最近思っていることなど、お話に来てくださいね。
公認心理師・臨床心理士 間塚
この度、当院へ通院されていない方にも
妊活心理カウンセリングを
ご利用いただけるようになりました。
妊活心理カウンセリングでお受けできるご相談は
・妊活中のこころの浮き沈み
・友達や親族の妊娠の知らせを喜べない
・家族からのプレッシャーを感じる
・パートナーと子どもをもつことへの意識が違う
・タイミングをとることがしんどい
・流産になってから、自分の調子が変わった
・治療しているけれども結果が伴わず疲れてきたかも…
・いつまで治療をするのだろうという思いが浮かんだりする
などといった、妊活中のこころのこと、人間関係のこと、
気持ちのこと、自分自身の労わり方などをおうかがいしています。
妊活中の方でしたら
まだ通院されていない方であっても
どこかに通院されている方であっても、
妊活心理カウンセリングをご利用いただけます。
こちらにご案内がございますので、
クリックしてご覧ください。
心理カウンセラーは、私なのですが、
私は、公認心理師・臨床心理士です。
当院に来てから13年になります。
妊娠・出産を願って過ごされる中で
こころに引っかかっていることや気になることを
一緒に整理したり、うまく付き合う工夫を考えたりしています。
また、直面したくなかったことや
乗り越えるのが難しく感じられることが
どうしても起こってしまう中で、
その時どき、みなさんそれぞれが
みなさん自身を労わったり大切にしていただけるように
カウンセリングの専門性を活かして関わらせていただいています。
妊娠についての現実的なご相談は
(例えば、何ヶ月もタイミングをとっていて
鍼灸で子宮を整えているのになぜ妊娠しないのか?とか、
子宮頸がん検診のついでにエコーで子宮や卵巣診てもらって
「何も問題ありません」と言われたのになぜ妊娠しないのか?とか、
今通っている病院でやっている治療の他に
ここではどういったことができるのか?といったことについて)
残念ながら心理カウンセラーにはお答えすることができません。
そういったことは診療内で医師にご相談いただけますので、
気になられる方は診察の予約をお取りになってくださいね。
ただ、妊娠できるかどうかは、
病院で検査してみないとわからないことがあります。
そして、検査の種類は、病院によって違うんですよ。
なので、もし当院で行っている基本的な検査の内容について
カウンセリングのついでに聞きたいという方がおられましたら、
併せてご紹介もさせていただいておりますので、
ご予約の際に「基本検査の紹介も聞きたい」とお申し出ください。
🌛 妊活心理カウンセリングのご案内 🌛
⭐ 対象の方 ⭐ 妊活中の方、妊活からの卒業を考えておられる方
⭐ 料金 ⭐ 1回50分(初回は60分)5,000円+消費税
⭐ 日程 ⭐ 月・水・金: 8:30~15:00開始まで
火・木 : 12:00~18:30開始まで
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予約制になりますので、
まずはお電話でご予約いただいて、
お約束の日時にお越しくださいね。
妊活を頑張っているご自分に
こころのリフレッシュやこころのマッサージは
いかがでしょうか。
あなたにお会いできることを
楽しみに待っております。
公認心理師・臨床心理士 間塚
妊活中で、まだ通院しておられない方や、
当院以外で不妊治療をされている方で、
心模様や人間関係、ストレス、妊活との付き合い方、
自分自身の労わり方などの心理的なことについて、
心理カウンセラーとお話いただけるようになりました!
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どうぞ気負わずに、
“こころもマッサージしに行こう”くらいの感覚で
いらしてください。
まずは、お電話でお申し込みくださいね。
お待ちしております。
心理カウンセラー 公認心理師・臨床心理士 間塚愛
もうすぐ、ゴールデンウィークですね。
当院では通常通り、
祝日と日曜日は休診になりますが、
5月1日(月)、2日(火)、6日(土)は
診療しております。
混雑する時間帯があるかもしれませんが
よろしくお願いいたします。
妊活中、ご夫妻ともに、
さまざまな気持ちを抱えておられると思います。
お二人ともに同じような気持ちになる部分もあれば、
それぞれにまた違った気持ちになる部分もあると思います。
毎回の通院は女性側になるので
女性側にはどうしたって
心身ともに負担がかかりますよね。
ほぼ毎回内診があって
場合によっては注射や採血もあって、
診察の内容を聞いて判断したり
パートナーに結果を伝えたりする負担もありますし、
通院日じゃなくても投薬があって気を張っていたり、
仕事を調整するのに職場に気を遣う場合もあります。
そういった状況が続く中で
パートナーさんがどれだけ妊活へ意識を向けているか、
どれだけ気遣ってくれているか、
どれだけ大変な気持ちをわかろうとしてくれるか、
そういったところが気になってしまうこともあると思うんです。
一方で男性のほうは
代わってあげたいと思ったとしても代わってあげられないので、
(歯痒い想いをされている方もおられるでしょう)
つらそうにしている女性を見ると
いたたまれない気持ちにもなることでしょう。
妊娠までのプロセスを一緒に考えようとしても、
相手のリアクションが気になったり
悲しませたり落ち込ませたりしないように、
ご自身の思っていることを伝えられなかったり
伝えるときに気を遣ったりということもあると思います。
お互いがタフに感じることもある日々の中で、
もし、こころに器というものがあったとしたら、
心地よくない感情が
その器に入りきらずに溢れてしまうくらい
いっぱいになってしまわないように
過ごしていきたいですね。
“ 今の私の器は、これくらいかなあ。
パートナーさんの器は、どれくらいだろう。
二人で抱えている器は、私はこれくらいだと思うんだけど…”
そんなふうに、まずはじぶんで想像して、
それから相手にも聞いてみて、
二人で確認してシェアしてみるのはいかがでしょうか。
それだけでも
少し器の中が変わりそうな予感がしています。
そして、それぞれがリフレッシュする時間を過ごして、
一人ひとりの器の中に
ゆとりをつくってくださいね。
もしよろしければ
そういった時間ももちながら、
よきゴールデンウィークを
お過ごしください。
公認心理師・臨床心理士 間塚
フリーアナウンサーの住吉美紀さんは
不妊治療の経験者で、
今は、パートナーさんと2人で暮らしておられます。
不妊治療のことや治療後の人生について
インタビューが載っていましたので、
リンク先を貼っておきますね。
→住吉美紀アナ「誰にも言えなかった」不妊治療を経て「この生き方でいいんだ」と思えるまで
このインタビューの中で住吉さんは、
「不妊治療は始めると、
絶対に子どもができないと幸せになれない、
と思い込んじゃうんですよね。」
と、語っておられ、
ほとんどのみなさんが共感される心境じゃないかな、
と、私も思いました。
子どもができなければ、
がんばったことも
かけたお金や仕事の調整も
報われないし、
パートナーさんが
お父さんになれないし、
家族や友達の前でも
肩身が狭い思いをするし、
女性としての価値がないように感じてしまう…。
そんなような思いが
ぐるぐるめぐっているのではないでしょうか。
ー 子どもを持たなくても
しあわせに暮らしているカップルもいる ー
そういう事実は知っているけれど、
今は自分がそうやって生きていくとは
考えたくないかもしれませんね。
時折、「みんな、どうやってあきらめるんですか?」
と、たずねられることがあります。
治療を終えるとき、
「十分やり切った」という自負はあるようですが、
こころがスッキリしているかというと、
スッキリとまではいかないけれども
まず “終える” という行動を
先行されている印象があります。
きっと、その後の人生で
自分の人生を受け容れていくなかで、
それぞれの思いにも
おさまり場所、おさまり具合が
できていくのではないでしょうか
と、想像しています。
心理カウンセリングでは
自分の感情と少し距離をとりながら、
今浮かんでくるさまざまな思いや感じについて
じっくりながめてみたりしています。
じっくりながめていると
感情に覆われていて気づかなかった
こころのメッセージが
聴こえてくるんですよ。
一度、今までがんばってきた自分を労って、
これからの自分について
じっくり考えてみる時間をもってみられませんか。
「話をしに行く」と思うと
ちょっと気負う方もおられるかもしれません。
「ちょっとひと息つきにいこう」
「こころもマッサージしてあげよう」
くらいのお気持ちでいらしてください。
ご来談、お待ちしております。
公認心理師・臨床心理士 間塚
新しい年度が始まりましたね。
みなさんは、生活に何か変化がありましたか?
さて、お気づきの方もおられると思いますが、
草津レディースクリニックでは
ある変化がありました。
長い間働いてこられて
スタッフにとっても頼れる存在であった看護師長が
3月で退職されました。
きっと、通院されているみなさんも
その看護師さんを頼りにされていたことと思います。
また、今後通院の再開を予定をされている方で
その看護師さんに会えることを
楽しみにしていた方もおられると思います。
…さみしいですよね。
私たちスタッフも
まだその方の不在が
実感しきれていないような
少しふわふわした感じがあります。
一方で、その方が残してくれたことを胸に、
今のメンバ―、これからのメンバーで、
みなさんの妊娠をめぐる今をサポートできたら…
と、引き締めすぎない程度に
気持ちを引き締めております。
いろいろな人や体験と
別れたり出会ったりを重ねて、
いろいろな刺激と
試行錯誤したり向き合ったり受け容れたりしながら、
“わたし”ができていくんだなあ、
と、改めて思いながら…。
病院というところには
できることなら
行きたくないものですよね。
行かずに済むなら
それに越したことはないのかもしれません。
けれど、行かざるを得ない状況に
なってしまうこともあります。
行かずに済むなら
それに越したことはないかも…というのを大前提として、
誤解を恐れずに言うと
病院に来るという体験が
ぜんぶマイナスかというと
そうでもないものかもしれません。
望んだ結果が得られる可能性があることはもちろんですが、
病院に来ることで
出会う世界もあると思うんですよね。
医師やスタッフと出会いはもちろん
妊娠をめぐって、ご自身のこころや価値観が
広まったり深まったり大きく変わったりといった
新たな自分との出会いもあるかもしれません。
草津レディースクリニックでの出会いが
みなさんが豊かさを感じるものでありますように…。
私たちスタッフは、
今日も草津レディースクリニックで
お待ちしております。
公認心理師・臨床心理士 間塚
前回、私の外反母趾のことを書きました。
小さいころから骨が出ていて
うずいたりもするので、
母趾をかばうような歩き方をしています。
だから、体重のかけ方とか、足の使い方とかが
偏っているんだろうなあ…
と、気になっていたんです。
そこで、私はダンサー経験と大学院での研究をもとに
足のトレーニングを開発された方のレッスンを
受けにいくことにしました。
集団でのレッスンだったのですが、
先生が一人ひとり回って教えてくれる時間がありました。
そのとき、先生に、外反母趾のことを気にしていると言うと、
「外反母趾は、もともと裏にある骨が横に来ちゃったんだから
『こっちだよ~』って、正しい位置に戻してあげたらいいのよ」
と言いながら、私の母趾を足裏の方に押しました。
母趾を押したら痛いと思っていたので
「え?待って、先生!痛い!」
と言ったのですが、
「最初は痛いかもしれないけど、
『こっち!』『こっち!』って、教えてあげて~」
と、しばらく母趾を正しい位置に押し続けました。
すると、意外にも、痛かったのは最初だけでした。
そして、先生は足を両手で包んで、
かすかな振動が伝わる程度に動かしつつ
やさしく触れてくれました。
そうすると、私の足の感覚が変わりました。
足の骨の存在が、ありありと感じられるようになりました。
私は、自分の足を少し愛おしく思いました。
足を愛おしく思うなんて
記憶の中では初めてのことでした。
私は、“生まれたときから外反母趾になると決まっていた足”
だと思っていたのですが、
先生は「生まれつき外反母趾なんてことはないよ」と仰いました。
「骨は成長していくのだから、
生きていく過程で変わっていくんだよ」
と、仰いました。
私は、生まれつきだと思っていたので、
先生のその指摘に少し動揺はしましたが、
わりとすぐ「そうか」と受け止めることができました。
先生としては、
成長過程によって骨の流れも変わるということ、
そして、トレーニングで外反母趾が治ることはなくても
足の使い方や足の感覚はトレーニングで鍛えられるので
身体能力も高めていくことができるということを、
伝えたかったのだろうと推測できたからです。
もし、私のこころが閉じたままの状態だったり、
相手に信頼感が芽生えていないまま、
「生まれつきっていうけど、生まれつき外反母趾の人なんていませんよ」
と言われたら、私はこころのシャッターを下ろしたかもしれません。
「え?小さい頃から骨は出ていたんですよ?
そのことを知らないからそんなこと言うんじゃない?」
って、思っていたと思うんです。
けれど、その先生とは、
それまでのやりとりで信頼できる気持ちが芽生えていたので、
そう言われても「そうか」と受け止められたんですよね。
相手が言っている内容は同じであっても、
信頼できる感じがあるのかどうか
こちらに受け止めるゆとりがあるかどうかで、
受け止められることもあれば
拒否してしまうこともありますよね。
みなさんにも、そういった経験はありませんか。
当院でみなさんとスタッフが紡ぎだす関係は、
みなさんのこころもオープンでいられて
みなさんとの間に信頼感が生まれる関係に
なっているといいなあと願っています。
そういった関係になれるように、
スタッフ一人ひとりが意識していきます。
よろしくお願いいたします。
公認心理師・臨床心理士 間塚
突然ですが、私は外反母趾です。
しかも、だいぶキツめで、
診てもらったところ
手術するしか手はなかったのですが、
手術をすると、しばらく動けなくなってしまうので
ずっとそのままにしています。
「ヒールとか履いていたからなったんじゃない?」
と、言われることがよくあるんですが、
幼い頃からすでに出ていて、
ヒールなんて先の細い靴は、
そもそも履けなかったんです。
(ところで、「ヒール履いてたからじゃない?」
って、わざわざ言う必要あるんだろうかと、
言われる度に思ってしまう私です。。。)
3年くらい前ですが、
フットマッサージを受けにいきました。
個人でされているサロンで
50歳半ばくらいの小柄な女性がセラピストで、
最初はどちらかというと好感をもっていました。
ところが、幼い頃から外反母趾だったと説明したのに、
そのセラピストさんは私の外反母趾をみて、
「親に背いている人は、親指が曲がるのよ」
と仰いました。
その瞬間、私はこころのシャッターを下ろしました。
言ってしまえば、“カチン”ときたわけです。
まあ、親に背いてないとは言いませんけども。笑
幼い頃から外反母趾で
履ける靴が少なかったり
時折うずいたりするわけですが、
そういったことを
「あなたのせいですよ」
と言われたような気分になってしまいました。
ちなみに、セラピストさんの施術自体は、
とても丁寧で、ここちよかったです。
施術はものすごくいいので、もう一度行ってみたんですが、
やっぱりそのことが引っかかってしまって…
私は、行くのをやめました。
もし、セラピストさんが
親と外反母趾とを結びつけて話したときに
私の反応がよくないことに気づいて、
「あ、なにか、ひっかかりました?」などと
聞いてくださったら、
そのときの思いを共有できて
関係も改善されたかもしれません。
相手がそのようにしてくれたら楽なんですが、
私の方も、言われたことに違和感があったりしたときに
こちらから「骨の出方に親との関係が影響するのですか?」とか、
「私のせいっていうふうに言われているように聞こえます」
と、感じているニュアンスが伝わるように
伝えられたらよかったなあ、
と、思ったりしました。
なんでこんなことを書いたかというと、
病院に行かなくなる理由と似ているんじゃないかな、
と思ったからです。
他院から来られる方とお話していると、
かかっていた病院での出来事を
教えてくださるのですが、
不満だったことについて
伝えておられていないことがほとんどの印象です。
もちろん、診てもらっている先生やスタッフに
本当のことは言いにくいという気持ちもあるかもしれませんが、
伝えることで変わることもあるんじゃないかな
と、思うこともあります。
(私も、セラピストさんに言えなかったんですけど…)
なので、当院に通院されていて
なんだか引っかかっていることや
ご不満に感じられることがあれば、
教えていただけると
ありがたいと思っています。
みなさんと風通しのよい関係でいられる
そんなクリニックでありたいと思っています。
公認心理師・臨床心理士 間塚