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2020.04.13

こころも大切に待ちましょう。

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最近の情勢により、

どこかピリピリしていたり

イライラしやすくなっている

日本、世界ですね。

 

どれだけ意識をして気をつけているかは、

国からの強制力が他国ほど厳しくない日本では

どうしても個々人の判断になってきます。

ご自身の基準や考えとは違った言動に触れると

「え?どうして?!ちゃんと考えているの?!」

と思うときが、少なくないのではないでしょうか。

 

もちろん、納得できないことには、

意見をする権利があるとは思うのです。

ただ、多くの人の怒りのエネルギーが溢れていて

こころが食傷気味になってきているのも感じています。

みなさんのこころは

今、どんな感じですか。

 

大変な思いをされている方へは

できる範囲で手を差し出しながら、

気をつけながら待つことくらいしか

今できることはないのかな、と思っています。

 

どのように待つのか、

その過ごし方ってとっても大事で、

こころも大切にしながら待ちたいと私は思っています。

先のことを心配しすぎず、

「手間かけて料理作ったら美味しい」とか

「日が長くなってきて、今日も夕焼けはきれい」とか

「在宅勤務になったから、青空見られて気持ちいい」とか

今をちゃんと感じながら待ちたいと思っています。

ちゃんと傍にある

嬉しい、楽しいを、見つけながら。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2020.04.07

自分の価値観?

 

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私たちはいろんな観念や価値観を持っています。

そういったものって、

自分で選択して得たものよりも

これまでの育った環境で意識せずとも身についたものの方が、

圧倒的に多いように思います。

 

例えばですが、

「旦那は家事を手伝ってくれます」とお話くださる方は、

どこかで“家事は主に女性がやるもの”

という観念があるのでは…と想像しています。

「手伝ってもらう」と表現されるということは

家事についてお二人が対等ではないということですから。

念のために補足しておきますが、

私はフェミニストという立場ではありません。

 

特に根拠もなく

「普通はこうするもの」

「だいたいの人はこうするもの」

と、決まっているかのような感覚があるものは、

自分で選んだわけではない観念や価値観であることが多いです。

自分、また相手が身に着けている観念や価値観で

窮屈にしてしまっていることってあるので、

そういうことに気づいたら

根拠のない観念や価値観を

「ポイッ!!」と捨てちゃっていいと思うんです。

基本的には、自分の暮らし、相手との暮らしが

うまく回っていくようだったらばそれでいいわけで、

それがどんなかたちであってもいいわけですしね。

 

私の友人夫婦は共働きで忙しく

またどちらも料理が得意ではないので

平日はお弁当をとっています。

洗濯物も別々で、自分のものは自分でしています。

お互いに負担をかけ合うことがなくていいと言っていますよ。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2020.03.26

頑張るとき、頑張らないとき。

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「頑張ったらあかん」と、

実際に誰かに言われたことってありますか。

 

私はね、あるんです。

もう20年くらい前の話ですが、

学生時代に先生に言われました。

そう言われたときは、

「なに言ってるんだろう。全然頑張ってないのに。」

と、思っていました。

そして何より、

「頑張ったらあかん」

と言われたことに衝撃を受けたように思います。

今でこそ、「頑張りすぎないように」と言われることも

珍しくない世の中になりましたが、

そんなふうに言う人はそれまでいなかったし、

「え?頑張らない?それでどうするの?」

と、思いました。

それまでは

頑張ることが素晴らしいことで

頑張らないと良い結果は得られない

というようなことが当たり前のような考えをしていました。

 

振り返ってみると、

当時の私が、実際に何かを頑張っていたかというと、

そういうわけではなかったと思うのですが、

「こうじゃなきゃ!」 「これぐらいしないと!」

というような、

「頑張らなきゃダメだ!」

という気持ちが強かったのかな、と思っています。

 

あれから20年経った今は、

頑張ることと頑張らないこと、

どちらも大切だなあ、と思います。

何かの目的を達成しようとするときは、

その達成に必要な実際的な努力が要ることもあります。

よく言われることですが、

結果も大事ですけど、どういった過程だったかということが、

その先の自分を支えてくれると思います。

 

ただ、なんのために頑張っているのかということを、

ちゃんとわかっていることが大切だと思います。

実際的な目的の背景には、

「頑張って結果を出さないと、周りに認めてもらえない」

「周りがやっているから、私も頑張らないと」

など、自分が主体になっていない想いが

隠れていることがあると思うのです。

 

周りの人たちの考えや期待は置いておいて、

本当に自分が望んでいることが掴めたら

それに向かって頑張ることは素敵だと思います。

できたら「ワクワク」しながら頑張れたらいいなあ、と思います。

何かを背負っていて頑張っている場合は、

その状態で頑張らなくてもいいんじゃないか、と思います。

一旦、荷物を置いて、お茶でも飲んでのんびり深呼吸したら、

背負っている荷物の中身を吟味して、

「自分にとって本当に大切なもの」だけを鞄に入れ直して、

軽くなった自分で、世界を見つめてみるのもいいんじゃないかと、

私は思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2020.03.12

髙島医師の入職に伴う4月以降の診療体制について

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髙島医師(産婦人科医)の入職伴い、
4月以降、診療体制が変更となります。

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2020.03.05

自分で選んだ関係が家族のはじまり。

 

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先日、生殖心理学会に参加してきました。

私は、その中で、

「パートナーと一緒になるところが家族のはじまり」

という話が印象に残りました。

 

私たちの記憶には、

親をはじめとする養育者から育てられた経験があって、

その育ててもらった集合体を自分の家族だと思っている人が多いと思います。

けれど、親は選べないので、

認識上は家族であっても、心の中では家族とは思いたくなかったり、

親の愛情が重すぎて困ったりということも少なくはありません。

「だから、あなたの家族はあなたが選びましょう。

あなたが選んだパートナーとのユニットがあなたの家族のはじまりです。」

という話でした。

 

そして、自分の家族がどういったかたちであろうと、

そのかたちで存在していいはずだと、強調して仰ってました。

どういうことかと言うと、

世の中には、夫婦と血のつながりのある子どもがいる家族もいれば、

夫婦どちらかと血のつながりのある子どもがいる家族、

夫婦どちらとも血はつながっていない子どもがいる家族、

夫婦の性がいわゆる男女ではない家族、

夫婦2人の家族、

夫婦どちらかと子どもの家族…

いろんな家族のかたちがあります。

けれど、人によってはマジョリティではないかたちであることで

肩身の狭い想いをされることもあるかもしれません。

また、マジョリティにいる人たちは、

悪意がない場合もあるとは思いますが、

マイノリティの人に対しての視線があたたかくないことがあります。

けれど、これはあってはならないこと。

どんなかたちであってもいていいはずなんですよ、

と、強く訴えておられました。

 

私たちは、マジョリティを目指しているわけではなくて、

ただ自分の想い、生き方に素直に選択していっているだけです。

選択したことに対しては、

自分が一番誇りを持っていたいものです。

たとえ、誰かに認めてもらいにくいことであったとしても。

パートナーさんと2人で選んだ選択に

誰もが誇りを持って生きていられる世界であるべきだと思います。

マイノリティとかマジョリティとか、

どっちであってもいいなあ、と思っています。

だって、大事なのは、そこではないですもの。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 


2020.02.25

無駄かもしれないことも、いいんです。

 

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少しの間、技術の修得のために、タイに行っていました。

初めて行った場所だったので

様々なことに感動していたのですが、

この旅の中で

「何をしていても、いいんやん。」

と、実感できたことが、

とても大きな収穫となりました。

 

受講時間外の朝や夕方に、

「せっかくタイまで来たんだから!」

と思って、近所を自転車でウロウロしたり、

日本では歩かないだろう距離を歩くことがありました。

何なのか全くよくわからない食材を買ったり、

ご家族で収穫したフルーツを仕分けしている様子や

ソンテウ(相乗りタクシー?)に小学生がたくさん乗っている様子など

街の人たちの暮らしを垣間見たり、

宿でたまたま出会った日本の人と一緒にマーケットに出かけたり、

お寺がとにかく多いのですが、どのお寺もものすごく煌びやかでびっくりしたり、

いろんな刺激を受けました。

 

そんなふうに出かけることもあれば、

ただ単に、景色をみながらボーッとしたり、

いろんな鳥や動物の鳴き声を聴きながら

ベッドの上でゴロゴロしたり、

庭に出て鶏に近寄ったら、跳び蹴りされたり、

宿で作ってもらっているご飯を味わって食べたり(とっても美味しかったです)、

外にあった椅子に座るだけで何もしていなかったりもしました。

 

こんなふうに積極的に動いている時間と、

自らは何もしない時間がありまして、

日本で過ごしている中では

“何もしない” を、しにくかったり、

結局何もしなかったとしても

そのことを肯定的に捉えることが難しい場合もあるのかなあ

と、思うのですが、

「何をしていてもいいなあ」

と、思ったのです。

 

積極的に動きたいときは動くけど、

常に刺激がないといけないわけでも、

何かをしていないといけないわけでもないなあ、と。

「時間、無駄じゃない?」

という考え方もあるかもしれないですが、

無駄かもしれないことも、いいじゃないですか。

のんびり、何もしない時間を過ごすということも

とても贅沢で、ゆとりのある時間でした。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 


2020.02.22

お知らせ

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため

診察当日に37.5度以上の発熱がある方は当クリニックに電話連絡して下さい。


2020.02.20

新型コロナウイルスに対する「帰国者・接触者相談センターに相談していただく目安」

厚生労働省は、2月17日、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合、強いだるさや息苦しさがある場合、ただ、高齢者や糖尿病や心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある人や透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤等を使用している人は重症化しやすいため、この状態が2日以上続く場合は、さらに、妊婦さんについても早めの相談を呼びかけています。
また、相談の前に心がけてほしいこととして、発熱や風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休むなど外出を控えることや、毎日体温を測定して記録することなどを求めています。

①『新型コロナウイルス感染が確定した人』との濃厚接触がある方
② 37.5度以上の発熱が4日以上続いている方
③ 強いだるさや息苦しさがある状態が2日以上続いている方
④ 妊婦で37.5度以上の発熱があり、
  強いだるさや息苦しさがある状態が2日以上続いている方

※上記、条件を満たす場合は、厚生労働省より
「帰国者・接触者は相談センター」に電話することの指導がありました。

「帰国者・接触者相談センター」
滋賀県健康医療福祉部薬務感染症対策課(平日、土日祝、24時間)
TEL:080-2470-8042

滋賀県保健所(平日8時30分~17時15分)
 ・草津保健所  TEL:080-2522-3054
 ・甲賀保健所  TEL:080-8527-5165
 ・東近江保健所 TEL:080-8318-0938
 ・彦根保健所  TEL:080-2470-8465
 ・長浜保健所  TEL:080-2525-6322
 ・高島保健所  TEL:080-2522-7183

大津市保健所(平日、土日祝、24時間)
TEL:080-2409-1856

※上記の「帰国者・接触者」に該当しない方は、一般相談センターをご利用下さい。

「一般相談センター」
滋賀県健康医療福祉部薬務感染症対策課(平日8時30分~17時15分)
TEL:077-528-3632 FAX:077-528-4863

滋賀県保健所(平日8時30分~17時15分)
 ・草津保健所   TEL:077-562-3526 FAX:077-562-3533 
 ・甲賀保健所   TEL:0748-63-6148 FAX:0748-63-6142
 ・東近江保健所  TEL:0748-22-1300 FAX:0748-22-1617 
 ・彦根保健所   TEL:0749-21-0283 FAX:0749-26-7540
 ・長浜保健所   TEL:0749-65-6660 FAX:0749-63-2989
 ・高島保健所   TEL:0740-22-2526 FAX:0740-22-5693

大津保健所(平日8時40分~17時25分)
TEL:077-522-7228 FAX:077-525-6161

 

医療法人 真心会 理事長 野村 哲哉


2020.02.06

心配、ありがとう。心配、いりません。

 

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立春が過ぎました。

節目は、ちょっと凛とした空気が流れる気がします。

少し日も長くなってきているみたいで、

夕暮れどきに見上げた空には

昼の月が残っていて、

夕日に少し照らされて

ほんのり黄金色になっていました。

 

今年は、全然雪が降らなくて、

このまま春を迎えていくことを

どうなのかなあ、と思っていたらば、

ようやく初雪が降りました。

 

さて、誰かに心配された経験って

誰にでもあるかとは思いますが、

心配されることをどんなふうに感じていますか?

心配してくれてありがとう、と思いますか?

余計な心配しないでいいし、と思いますか?

これは、心配の内容や相手との関係性に拠っても違うとは思うのですが。

 

誰かに心配されるということは

相手に自分を思ってくれる心があるってことで、

そんなふうに思ってもらえる人がいるのは、

ありがたいことだなあ、

と、うれしく感じることが多いかな、と思います。

ところが、相手の心と自分の心とでは

同じような心もあれば違う心もあるものなので、

相手にとっては当然のように思っている心配が、

自分にとっては一方的に感じたり

そんなふうに思われるのが重荷になったりすることもあります。

また、期待に応えたい性格の方だと、

誰かを心配させているという状態が耐えられなくて、

心配をなくそうと頑張ったり我慢したり

労力を使うことになるんじゃないでしょうか。

 

相手の心配は

お互いの関係性で生まれたものというより、

相手の自分に対しての想いや

相手が認識している自分との関係性で

生まれるもののように思っています。

 

相手の心配を

素直にありがたく感じるときは、

「そう思ってくれて、ありがたいなあ」

と、自然と自分のパワーなるなあ、と思います。

相手の心配に

心がざわざわ、チクチクするようなときは、

相手の思いにのみこまれてしまわないように

「あなたがそう思っていることは、私には関係ないもーん!」

と、バリアを張ってみるのも一つだなあと思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 


2020.01.28

説明会はリピートOKです。

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パートナーとお2人で

今、どんなふうに妊娠に向けてアプローチするのかを

話し合ったり決めていくのにあたって、

正しい情報と知識が必要になってくると思います。

 

正しい情報と知識をお伝えする機会として

出席された方も多いと思いますが、

当院では、”不妊説明会”と”体外受精説明会”を

月に一度、土曜日に開いています。

出席していただくタイミングはお任せしていますが、

私は早めの出席をおすすめしています。

 

ですので、説明会に出席したときは、

自分たちが体外受精をしていくとは思ってらっしゃらない場合もありまして。

その後1年くらい経って

体外受精にすすむかどうか考えるようになられたときに、

体外受精のことがなんとなくしか分からず不安になられることがあります。

 

そういった方には、

体外受精を自分が受けるかもしれないという感覚をもって、

もう一度説明会に出られることをおすすめしています。

改めて説明会で聞かれる内容は、

最初の頃に聞いたときとは

また響き方が変わってくると思います。

それでも分からないことや不安なことがあれば

説明会の後に質問を承っていますし、

また診察に来られたときにでも

ご質問くだされば…と思います。

 

今は、本当にたくさんの方々が体外受精をされていますので、

体外受精をされたお知り合いに話を聞かれることもありますが、

だいたいの方が、

「話を聞いたら毎日注射を打ってて大変そうだった」

「薬の副作用ですごくしんどかったって」

「仕事しながらは無理って言われて」

と、体外受精を躊躇するような感想を持ってこられます。

 

体外受精という方法は同じであっても、

病院によっても、また人によっても、

方法や薬剤が変わってきます。

採卵日まで毎日注射を打つ方法もあれば、

数回の注射で採卵する方法もあります。

副作用を感じる方もいれば、感じない方もいます。

治療のために仕事をやめる方もおられますが、

やめずに体外受精をされている方のほうが多いですし、

採卵の日はお仕事を休めるようでしたら

仕事をやめなきゃできないということでもないように思います。

 

体外受精をする選択をされても、そうでなくても、

お2人が正しい情報や知識を得て、

お2人の考えや思いとを話し合って出された決断であれば、

それがお2人にとっての正解なのだと思っています。

体外受精の印象や人づてに聞いた話は少し横において、

実際がどういったものなのかをちゃんと知った上で、

ご自分たちはどうしていくのかを、決断をしていってくださいね。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


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