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2019.07.20

自分の中だけで怒らないで。

 

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友達が妊娠したり

親族が妊娠したり

同僚が妊娠したり…

そういった周りの人の妊娠の知らせには

こころが大きく揺さぶられますよね。

「おめでとう!」 「わあ、よかったね!」

と、他の人たちが妊婦さんに笑顔を向ける中、

おめでたいことだけど

祝福する気持ちにはならなくて

困る方もたくさんおられます。

 

同僚に妊婦さんがいると

産休に入られるまで

大きくなってゆくお腹をみていくことになりますし、

その人が他の同僚と

妊娠のことや出産のことを話していると

その場にいづらかったり

会話に入っていきにくかったりすると、

みなさんからよくおうかがいします。

 

妊娠したいと思っていることを

信頼できる同僚が知ってくれていると、

ちょっと心強かったり

気を回してくれて助かったりすることも

あるみたいですね。

一方で、

こういった状況だから感じる

自分が思ってるまんまを

誰にでも十分に察してもらうのはやっぱり難しいですよね。

私も聴いていて、こころがざわざわしましたが、

「妊婦さんのお腹撫でたらご利益あるから、撫でさせてもらったら?」

と、強引に撫でさせられたなんてことを

仰っていた方もおられました。

状況を伝えてなくて配慮してもらえないのは

仕方がないところもあるかもしれませんが、

伝えているのに

言われたくないこと言われたりすると

悲しい気持ちになりますよね。

 

こういうときに

「そういうこと言わないでもらえますか?」

と、口にするのは難しいのですね。

家族にはそうやって言っている人はいますが、

他人には言いにくいですかね。

そういうときの悲しくて腹が立った気持ちを

言えないままで

こころにひっかかっているなんてこと

ありませんか。

 

「腹が立った~!もう、なんなん~!」

というエピソードも

めっちゃウェルカムなので、

自分の中だけで怒らないで

カウンセリングルームに

話しに来てくださいね。

 

 

臨床心理士 間塚

 

 

 


2019.07.12

いつも、いつでも、自分を労って。

 

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当院の初診時の問診票に

“ストレスはありますか?”という質問があって、

“はい” か “いいえ” でお答えいただいているのですが、

どちらにも○がついていなかったり

“はい” と “いいえ” の間に○をつけておられる方が

実は少なくないのです。

 

そういった方にストレスについておたずねすると

「ないとは言えないけど、めちゃくちゃ溜まってもないんで…」

「ストレス、あるのかどうかわからないんです」

「ちょっとはあるとは思うんですけど、まだ我慢できるんで」

というようなお返事が多いです。

みなさん、ほんと、誠実にお答えくださっているんですね。

 

「ストレスがあります!」と、はっきり自覚している人は、

ストレスを減らせるように工夫したり、発散したり、

自分を労ってあげようとしたりすると思うんです。

「ストレスはあるけど、困るほどじゃないです」という場合だと、

ちょっと大変でも頑張れちゃう人が多いんじゃないかな、と思っています。

 

自分では特に「頑張った!」という実感がなくても

「大変なのは自分だけじゃないし…」という思いがあっても、

頑張らないといけないわけではないし

自分を労ったり、自分を楽にさせてあげたらいいと

私は思っているのです。

人間って、なんか、

「頑張ったからご褒美あげよう」というような

“~したら”  “~だから” って風習がありますが、

「そんな条件つけなくていいのに…」

と、常々思っています。

だって、いつでも自分にやさしくできるほうがいいじゃないですか。

 

ストレスがあってもなくても

いつもより疲れてなくても

そのときの自分を労ることができる。

こころが喜ぶことをできる。

身体が楽になる工夫ができる。

こういった日々の積み重ねが

“ストレスが溜まっている” 状態にならないような

工夫のひとつなのかな、と思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 


2019.07.06

自分自身のちょっとした変化を楽しむ。

 

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私がみなさんに初めてお会いするのは

カウンセリングルームの利用案内をさせていただくときです。

 

そのときに、困っていたり不安なことがあれば

ちょっとおうかがいさせてはもらっているのですが、

そのときは、なんというか、

心理カウンセリングにはなっていないです。

初診の日に利用案内もさせてもらった場合は特に

お話をおうかがいする時間もそんなにないですし、

どちらかというと、助言とか情報や知識の提供の方が多くなりがちです。


当院のカウンセリングは30分と50分のコースがあります。

心理カウンセリングに興味がある方は、

改めてカウンセリングに来ていただきたいと思っています。


カウンセリングって、

「どんな内容のことを話してもらってもかまいません」

というのは本当なのですが、

そういう条件って

「どれだけ大変な話でもかまいません」

というふうに、受け取られがちだなあ、と思っています。

「わざわざカウンセリングに行くような内容のことじゃないかも…」

と、自分では思うようなちょっとしたことでもいいですよ、とも

声を大にして言っておきたいです。


大切なのは、内容がどういったものかではなくて、

自分が感じていることをどれだけぴったり話せたかどうか

だと思っています。


内容自体、すぐに解決することでもなかったりすると、

「話に行っても、現実的には何も変わらないし」とか、

「結局自分がどうするか次第だし」とか、

受ける前にあれこれ迷うこともあるかもしれません。

変わるのは現実面ではなくて、

話に来られた方自身の“なにか”や“どこか”です。

そして、そういったご自分の中の変化で、

現実面もおのずと変わっていくところがあると、

私は思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2019.06.28

「わあ~、すごいね!」「とてもいいね!」

 

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誰かにほめてもらうって

とてもかけがえのないことだなあ、と

最近特に思うようになりました。

子どもやペットは、ちょっとしたことでほめられるのに、

大人になってからはほめられるのも一苦労です。笑

 

ほめられたことって

ものすごく自信になりますよね。

すると、どんどん能力が発揮されますし、

その先、難しいことがあったとしても

「乗り越えてやるぞ」と燃えることでしょう。

 

ほめてもらってなかったら

自分の力を

自分の基準の中だけで評価しますので、

周りの人たちが

「すごいね!」 「いいね!」

と、言ってくれるようなことだとは気づかないまま…、

ということもあります。

 

子どものころに「すごいね!」「いいね!」と言ってもらったことを

大人になってからの仕事につなげている方って

多いのではないでしょうか。

 

自分の何かに

もしくは、したことに対して

「どう受け取ったのか」

伝えてくれる人がいるというのは、

とてもありがたいことなのですね。

 

そういうことって

もう長いつき合いだったり

気を遣わない関係だったり

そこまで親しくない関係だったりすると、

相手に対しての「すごいね!」「いいね!」を

なかなか伝えなくなっているなあ、と思うのですが…

みなさんはいかがですか?

 

ひょっとすると、伝えないのは、

もったいないことなのかもしれません。

「すごいね!」 「いいね!」 と感じたときに

誰にでもそう伝えられる人でありたいです。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2019.06.24

ようやっと梅雨の気配でしょうか。

 

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この間、不妊治療をしていた友達に会いました。

彼女に、

「ねえ、不妊治療をしている人って何か特徴ある?」

と尋ねられました。

治療をしていた本人にそんなこと尋ねられるとは思っていなくて

びっくりしながらこれまでを振り返ってみたのですが、

「え…?そうは言っても、

身体の状態も、子どもが欲しい思いも、状況もそれぞれだからねえ…」

というのが、私の率直な感想でした。

 

その後も彼女の質問は、なんとなく私の頭に残り、

今まで出会った方に特徴があったのかなあ、と

思い巡らせていました。

 

ふと、思いついたことは、

たくさんの方が時間と闘っているということでした。

「○○歳までに妊娠したいんです」

「友達が妊娠したんで、私も同級生にしたいんです」

「今度、里帰りするときには、妊娠の報告がしたんです」

「来年から仕事が忙しくなるので、今年度中に妊娠したいんです」

「夫が単身赴任するので、それまでに妊娠したいんです」

「体外受精にすすむまでに妊娠したいんです」

「今回の体外受精で妊娠しないとダメなんです」

事情はそれぞれなのですが

自分の中で「~までに」と願っているということを

聴く機会が多かったように思います。

 

周りの環境との兼ね合いで

「どうしても~までに」

と思う気持ちを、抱くことはあると思います。

妊娠を“自分のことだけ”として考えていくことが

難しいときもありますよね。

それに、経済的にも精神的にも

早く結果が出てほしいとは

誰もが考えることだと思います。

 

期限のことを思い過ぎると

気持ちってついていかなくなることがあります。

お話を聴いていると

「やっぱり考えすぎるとしんどいから、もう検索はやめました」

と、工夫されていたり、

「友達が出産して、同級生になれないってわかったら、ちょっとふっきれた」

と、時間の経過と状況の変化で楽になれたりすることもあるようですね。

そんなふうに

妊娠を望んでいる自分の気持ちと

うまくつきあえる距離感を探ったり

時間が経過したり状況が変わる中で

「~までに」と強く願う気持ちも

変わっていくことがあります。

願ってらっしゃった期限を過ぎても

通院を続けておられる方たちは、

きっとどこかで気持ちを切り替えられたのですね。

みなさんの力の入り具合も、

ちょうどいいくらいに落ち着いていきますように。

 

 

臨床心理士 間塚

 

 

 


2019.06.13

“ちゃんとやってきたこと”を、覚えておく。

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誰だって病気になりたくないのと同じように、

通院せずに子どもを授かりたいものだと思います。

 

初めて受診した日、

気になっていた検査を受けたとき、

薬を使ってみたとき、

人工授精にすすんだとき、

採卵したとき、

移植したとき…。

そうやって、自分の中で、

ハードルのように感じていたことを

受け入れていくときは、

そんなふうに頑張った自分を

誇らしく感じることがあるのではないでしょうか。

大きな一歩ですものね。

 

通院を始めてからこれまでのことを

“今までやってきたことを

 誰とも比較することなく

 ただ自分の文脈の中で振り返ってみる。”

そういった振り返り方をすることはありますか?

周りと比べず、純粋に自分のことだけを考えると、

自分に対して

「よくやってきたよねえ」

と、実感することがあると思います。

その実感は、自分で自分を支える力になると思います。

 

通院されている方みなさんの願いは同じですが、

その過程は1人ひとり違いますよね。

治療内容を通して

パートナーさんとよりしっかり向き合えるようになったり、

仕事の仕方を工夫してみたり、

自分たちの中でいろんな変化があることでしょう。

そうやってちゃんとやってきたことを

日々の流れの中に埋もれさせてしまわずに

“ちゃんとやってきたことだ”と

シールを貼っておきませんか?

先のことを想像して不安が大きくなったときに、

貼っておいたシールが、落ち着きをもたらせてくれるように思います。

 

 

臨床心理士 間塚

 


2019.05.30

自分に合った病院に。

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待合室に、“Jineko”というフリー雑誌が置いてあります。

Jinekoは不妊・不育症を生きた方へのインタビューや

不妊治療専門医による悩み相談やアドバイスなどが掲載されています。

 

治療に通っている方へのインタビューを読んでいると

通っている病院が自分に合っているかどうかが大切と

何人かの方が仰っているのです。

 

周りに不妊治療をしている方がいたら

その方たちからも情報が入りますし、

治療をしている方のブログを読んでいる人も多いでしょう。

なかなか結果が出なくて

「本当に妊娠できるのかな…」って思うときに、

誰かが「この注射打った周期に妊娠したよ」とか

「採卵の方法を変えたら、卵が何個か育って妊娠できたよ」と言っていると、

「私にはすすめられないけど、大丈夫なのかな?」

と、ちょっと懐疑的になってしまったりすることもあるみたいですね。

 

妊娠のためのすすめ方って、病院によって違います。

そして、みなさんの状況や状態によっても変わってきます。

誰かが妊娠した方法は

そのカップルにあったものであっただけではなく、

そのカップルが妊娠するタイミングだったのだと思います。

 

妊娠を待っている間、

いろんな情報にこころが揺れると思います。

もちろん、今取り組んでいること以外の方法を知らない場合もあるので、

正しい情報は役に立つこともあります。

ただ、得た情報が、自分にも試す価値がありそうなものなのかは、

先生に尋ねてみられませんか?

なぜこれはすすめられないのか、

なぜこれをすすめられるのか。

ちゃんと説明してもらえると、ほっとしたり、合点がいきますよ。

 

そう考えると、コミュニケーションってとても大切ですよね。

自分に合っている病院かどうかは、

“妊娠に対して満足のいく治療をしてもらえた”ということだけでなく、

“聞きたいことをちゃんと聞けて、答えてもらえた”

ということも含むんだと思います。

何かひっかかることがあったり、

聞いてみたいことがあれば、

先生やスタッフにたずねてみてくださいね。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2019.05.20

納得してすすめていくこと。

 

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当院では、ご夫婦に納得しながら通院していただけるように

ご夫婦のご希望を尊重して診療をしています。

 

ところで、今までのことを振り返ってみると、

自分がどういった家族や環境のもとで育ったのかということから、

受けてきた教育上の体験や、就職先の職場環境や業務内容、

誰かとの出会いや別れ、病気などのさまざまな出来事は、

自分が納得しているいないに関わらずに起こってきたものが多いです。

私たちは、納得して決めていくことよりも、

そうやって身の回りに起こったことや出来事と

どうやって折り合いをつけていくか

どうやって受け入れたり納得していくか、ということに

たくさんのエネルギーを注いできたのではないかと思います。

 

納得して決めていけるようであれば、

自分のペースですすめていくことができますね。

ただ、その中で、これまでと変えていこうとするときには、

もしかしたら、難しさを感じることがあるかもしれません。

「いつからステップアップしたらいいのかな」

「いつまで治療をしていようかなあ」というときに、

自信や決断力が伴わずに、

パートナーに後押ししてほしかったり、

先生に決めてほしい!と思うようなときも

あるのではないかなあ、と思います。

そういったことは、

自分の気持ちで決めていいことなのか迷いますし、

「本当にこれでよかったのかな」と

不安になることもあるかもしれませんよね。

 

もしかしたら、変化していくときは、

「6割は現実面も考えて納得しているけど、

 4割くらいは、まだそわそわしている…」

というような気持ちではあるけれども、

「エイッ!」と、

次の扉をあけているのかもしれませんね。

 

扉の向こうに

開けてよかった景色があるとうれしいですね。

“開けてよかった!”に、していく力が

みなさんに備わっていると思っています。

 

 

臨床心理士 間塚

 

 

 

 


2019.05.11

説明会のお知らせ

説明会

当院では、毎月「一般治療および体外受精の説明会」を開催しております。

2019年9月28日(土)

14:00より一般治療説明会、 15:00より体外受精説明会を行います。

ご予約のうえご参加ください。

*尚、説明会当日の診療の予約は12:00までとさせていただいております。

 

《今後の開催予定》

10/19 (土) 11/16 (土) 12/14 (土) 

14:00より一般治療説明会、 15:00より体外受精説明会を行います。

ご予約のうえご参加ください。

*会場等の都合により変更する場合がございますので、ご了承願います。


2019.05.10

平成から令和へ。

ブログ

 

長いゴールデンウィークが明けました。

その間に、平成から令和に元号が変わりましたね。

何かの節目って、

それまでのことを振り返ったり

これからの目標を考えたりするきっかけになりますよね。

みなさんはどんなふうに平成とさよならして

令和を迎えられたでしょうか。

 

私は、この節目に、

「過去って更新できるんだなあ」と、

ちょっと感慨深い気持ちになっていました。

 

みなさんにもあるかもしれませんが、

あまり思い出したくない、いい思い出ではない過去があったんですね。

その当時に私とそこまで近しくなかった人たちに

「自分はこう思われているだろう」という予想もあって、

その予想は、あまり心地よいものでもなかったのですね。

もちろん「そういう時期があったから、今の私がある」という受け止め方も

一部ではしているのですが、

かといって過去が変わるわけではありませんでした。

 

そして、平成から令和に変わっていくときに、

当時に出会っていた近しくはなかった人に会う機会があったのです。

お互い、今の自分が考えたり感じたりしていることを、

気兼ねすることなく話ができて、その話の内容もとても豊かだったんですね。

私が「こう思われているはず」と思っていた視点も、

その人からすると、そこだけではない私に対する視点があって、

その視点は私にとっては全く嫌なものではありませんでした。

そういったことをやりとりしていくうちに

ガチガチに固まっていたこころが

スーーッと溶けていく感じが確かにありました。

私にとっては、ものすごく大きな出来事でした。

 

現状に対しての思いや、今の自分自身への評価は、

あくまでも「今」のものなんだなあ、と思いました。

この先ずっとそうってことではなくて、

きっと何かのきっかけで違った受け止め方になっていくんでしょうね。

そうやって今の自分が過去のアルバムを再構成していって、

未来の自分が今の自分を再構成していくのかな、と思います。

 

何か嫌な思いをしたときに

「そのうち良いこともあったりするよ」とか

「それがあったから、良かったって思える日がくるよ」

という気持ちの持ち直し方ってありますが、

「そうは言ってもそうじゃなければよかった」ということも

どうしてもあると思うんですよね。

「そうじゃなければよかった」という事実は変えられないかもしれないけれど、

そのことに対しての自分の受け止め方や思い込んでいた部分なんかは

きっと変わっていくんじゃないかな、と、強く感じることができた元号越しでした。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

 


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