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涙が流れるとき。

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今月の初めに、知人が一緒に暮らしていたネコが亡くなりました。

ネコさんはいいお歳でしたし、

今年は健康面の心配が続いていて

ここ数ヶ月はとくに、覚悟をしながら過ごしていました。

 

わたしは、訃報の電話を受け取ったときも、

お通夜でネコさんを抱っこしたときも、

不思議と全く泣きませんでした。

 

お通夜に持っていくために

そのネコさんに似合う花をじぶんで選んで花束にしてもらったのですが、

わたしが泣いたのは

きれいにラッピングしてもらった花束を受け取った瞬間と、

火葬が終わってから初めて

知人の家に行ったときに

ネコさんがいつも居た部屋を見て「いない」を感じたり

いつも聞こえていた鳴き声が耳の奥をかすめていったときでした。

胸に“ぎゅううううっ”と力が入って、涙が流れてきました。

 

涙って、気持ちが昂ったときにも出ますけど、

「ああ、へえ…今泣くんだ」っていう

想定外なときにも出てきたりしますね。

みなさんにも、そういうことはありませんか?

 

何か耳障りのよくない結果を聞いたときに

クリニックの中では気を張っておられても、

クリニックを出て歩いているとき

車に乗ってフーーッと息を吐いたとき

家に帰って処方された薬を机に出したとき

今日やろうと思っていたことを終えたときなど、

何かの拍子に涙が流れてくることもあるのではないでしょうか。

 

張り詰めていた糸が切れたときにも

感情が昂ったときにも

涙は流れることがありますが、

時には、涙が流れることを恥ずかしく思ったり

「泣いているところを見られたくないなあ…」

と、思うことがあるかもしれません。

 

周りの人が泣いていたら

「それほど、グッと強い思いがあったんだなあ…」

「素直に感情を出せる人なんだなあ…」

というような眼差しで見守っていることが多いと思うのですが、

自分が泣くことはちょっと許しがたいみたいな

そんな方もおられるかもしれませんよね。

 

でも、なんでちょっと許しがたいのでしょうね…?

このことについて思い巡らせてみると

何か思い当たることがあるかもしれません。

 

からだは、泣くことで、バランスを取り戻したり、

今の状況がじぶんにとってどういったインパクトがあるのかを教えてくれたりします。

 

なによりも、そんなふうに働いてくれている

じぶんのからだに感謝をして、

それくらい張りつめていたり、グッとこらえていたじぶんを

労わってあげられるといいかもしれませんね。

 

 

 

 

公認心理師・臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

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