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婦人科について

女性に多く見られる症状

下記の症状は、あくまで参考・目安としてお考えください。不安を抱えたまま生活することは、心身の健康によくありません。
身体に不調をおぼえる方は、すみやかに受診し、医師の診断をあおぎましょう。

外陰炎 外陰部のはれ、ほてり、痛み、強いかゆみがある。ひどい場合は外陰から肛門にまで炎症が広がっている。
月経困難症 月経開始直前から、強い下腹部痛や腰痛、下腹部の膨満感などがある。吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、立ちくらみなどの症状を伴うこともある。
更年期障害 のぼせや熱感、冷え、動悸、頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、憂うつ感、イライラ、手足のしびれ、知覚過敏、むずむずと虫ずが走るような感じ、かゆみ、肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛、発汗、口が渇く、唾液がたくさん出る、皮フが乾く、食欲不振、便秘、下痢、吐き気、腹部膨満感。このような症状が複数現れる。
特発性浮腫 足のむくみ、肩こり、疲労感、検査データなどには異常がない。
レイノー病 月経時の出血量が非常に多い、貧血、動悸、息切れ、めまい、疲れやすい、月経時の強い痛み、頭痛や腰痛、便秘、頻尿、おりものの増加、不正出血。以上のような症状のほか、なんとなく腰が重い、おなかが張る、足がひきつるような感じがするなどの症状が複数現れる。
子宮筋腫 性交の後の出血、生理ではないのにおりものに血が混じる。排尿困難、骨盤付近の痛み。
子宮がん 大量のおりもの(ときに膿が混じる)、性交後などに出血がある。性交痛や腰痛が起こることもある。
子宮頚管炎 下腹部の不快感や痛み、腰痛。血の混じったおりものや膿のようなおりものが増えた。月経の出血が減少したり、不正出血がある。発熱を伴うこともある。
子宮内膜症 強い月経痛、下腹部痛、腰痛、性交のときの強い痛み、便通のときに痛みがある。頻尿や血尿が現れることもある。
卵管炎 急な高熱、下腹部の激しい痛み、おりものの増量、不正出血、吐き気、嘔吐、冷や汗が出る。
卵巣嚢腫 おなかが張る、腹痛、便秘、頻尿、残尿感、強い月経痛、下腹部の激しい痛みや嘔吐。
卵巣がん 下腹部にしこりを感じる。下腹部の圧迫感。尿が近くなる。腹水のために腹部が大きく張る。胸水がたまって息切れする。
トリコモナス腟炎 外陰部のかゆみ、黄色い膿のような、あるいは泡立ったような悪臭のあるおりもの、外陰部のただれ、排尿痛。
カンジダ腟炎 カッテージチーズのような白いおりもの。外陰部の強いかゆみがある。
卵巣茎捻転 突然起こる、激しい下腹部の痛み。
クラミジア感染症 下腹部の痛み、とくに、性交時に痛む。うみのまざった、黄色または淡黄色のおりものが多量にみられる。

健康で安心できる毎日のために、
2年に1回は検診を受けましょう。

あなたがあなたらしく、いつまでも元気でいられるために「定期検診」はとても重要です。
身体の変化や病気の信号を見逃さず、あなたのベストな体調を維持するためにも、できれば年に1回、少なくとも2年に1回は検診を受けましょう。

年代ごとの体の変化

10代 月経異常、ホルモンの異常があれば診察を。性交経験があれば、 STD(性感染症)の検査も受けておくと安心。
20歳を過ぎたら 子宮内膜症(月経困難症)に注意。子宮頚部がん検診を受けるようにしましょう。
30歳を過ぎたら 子宮筋腫(過多月経)に注意。子宮頚部がん検診、乳がん検診を受けるようにしましょう。
40歳を過ぎたら 子宮体部がん検診も合わせて受けるようにしましょう。ほてりや発汗、いらいらなどの更年期症状があらわれたら受診を。高脂血症にも注意することと、骨粗鬆症の早期発見のために骨密度検査。

子宮頸がん検診

当院では、県下全市町村の公費負担で受けられる「子宮頸がん検診」の受診が可能です。
市によって受診対象や一部負担金などが異なりますので、各市町村の広報等でご確認ください。
平成19年度より、子宮頸がん検診は2年に1回となりました。
【注意】不正性器出血など自覚症状がある場合には、検診対象年度を待たず医療機関にて受診ください。


子宮頸がん

子宮がんには、腟に近い頸部にできる「子宮頸がん」と、奥の方の体部にできる「子宮体がん」があります。日本では、発症する子宮がん全体の6~7割が子宮頸がんといわれています。
子宮頸がんは、早期に発見すれば、完治する可能性の非常に高いがんです。
初期であれば、子宮を摘出しないですみ、妊娠の可能性を残した治療法が可能です。
頸がんの多くが“ヒトパピローマウィルス(HPV)”の感染によって起こると考えられています。HPVは、性交渉により誰にでも感染する可能性のあるウィルスで、尖圭コンジローマという性病の原因にもなります。
コンジローマを治療すると、このウィルスも多くの場合は自然に消失するといわれていますが、感染が長期化すると、場合によっては子宮頸がんにかかる確率が高くなります。
今、20代から30代の若い女性の子宮頸がんが急増しております。
他の臓器のがんとちがって、比較的若い40代50代に発症のピークがあるといわれています。


20代から子宮がん検診を

「何歳になったら子宮頸がん検診をうけたら良いのでしょうか?」という質問をよく受けますが、当院では、20歳からの検診を勧めています。
特に性交渉の経験のある方は定期的な子宮頸がん検診が必要です。
性交渉の経験のない方でも、子宮がん検診を受けた時に卵巣嚢腫などの婦人科疾患が見つかる場合もあります。
また、子宮がんの好発年齢とされる40~50代の母親と、20代の娘さんと一緒に検診を受けるのは理想的です。
女性同士が自分の身体について話し合える場を持つことは、がんの早期発見や早期治療に繋がる素晴らしい環境といえるでしょう。


子宮頸がん検診の内容

問 診 妊娠および分娩歴、月経の状況、不正(性器)出血などの症状の有無、過去の検診の受診状況などについてお尋ねします。
視 診 腟鏡(ちつきょう)という器具を挿入し、子宮頸部の状況を直接観察します。
内 診 内診は、片方の指を入れ、もう片方の手でお腹を押さえて子宮、卵巣、子宮付近を触診します。子宮の大きさや、卵巣の腫瘍(しゅよう)の有無、押さえることによる痛みがどこにあるかなどを診ます。同時に超音波検査も行います。
細胞診 子宮頸部の細胞をブラシなどでこすり取り、ガラス板に塗って染色したものを顕微鏡で調べます。肉眼では分からない初期の病変を発見することができます。痛みもほとんどなく、頸部がん検診では、広く行われている検査です。
検診の費用について 検診は自費です。但し内容によっては、保険扱いとなることもございます。また、公費での子宮頸がん検診の場合、一部負担金がかかる市町村もあります。
料金については、内容によって異なりますので、会計の際にご説明いたします。

子宮体がん

「子宮体がん」とは、子宮体部の内腔を覆っている子宮内膜(子宮の奥の方)から発生するがんです。
生理が順調できちんと排卵する方の場合、卵胞ホルモンにより厚くなった子宮内膜は、排卵後約2週間できれいに剥がれ落ちて薄くなります。このような定期的に生え変わる内膜の状態であれば、正常細胞と違う異型細胞ができても剥がれ落ちてリセットされるので、子宮体がんにはなりにくい状態といえます。
これに対して、排卵しにくい方の場合、厚くなった内膜が剥がれにくいため、異型細胞ができると長い間その場にとどまって、子宮体がんに進行する恐れのある「子宮内膜増殖症」が起こりやすくなります。


40代からは子宮体がんの検査

更年期には、卵巣の働きが不調になり、厚くなった内膜が剥がれにくい状態になります。つまり、子宮体がんになりやすい状況になってしまう恐れがあります。「生理がしばらくこないと思ったらダラダラ不正出血が続いたり、大量の出血があった」「生理なのか不正出血なのかわからない」こういった時期には「子宮体がん検診」を受けることをお勧めします。
特に高血圧・肥満・糖尿病・出産経験がない・乳がんを経験したなど、子宮体がんのリスクのある方は、定期的に体がん検診を受けましょう。
若い人でも「放っておいたら何ヶ月も生理が来ない」という生理不順のひどい人は、若年性体がんの危険もありますので注意が必要といわれています。


子宮体部がん検診の内容

問 診 不正(性器)出血などの症状の有無、子宮頸がん検診受診の有無、月経不規則、閉経以後の症状、下腹部・腰痛、排尿痛・排尿困難などについてお尋ねします。
細胞診 こちらも細胞診を行います。子宮の奧にブラシ(検査器具)を挿入するため軽い痛みや少量の出血をともなうことがあります。ブラシでこすり取ったものはガラス板に塗って顕微鏡で調べます。
当院は、検査時の痛みを軽減するため、エンドサーチというプラスチック製の軟らかい検査器具を使用しております。子宮体(部)がんは、子宮の内側より発生するので、子宮頸部がんの細胞診検査とは異なる検査を行います。
検査結果について 約1週間後に検査結果をお伝えしますので、当院までお越しください。受診当日の内診結果と併せて、検査結果をお伝えいたします。
検診の費用について 検診は自費です。但し内容によっては、保険扱いとなることもございます。
料金については、内容によって異なりますので、会計の際にご説明いたします。

南草津野村病院と連携

関連施設の南草津野村病院では、女性外来や乳腺外来などの専門外来を設けており、経験豊富な専門医が皆さまのお悩みに優しく寄り添います。また、子宮筋腫・卵巣腫瘍・子宮内膜症などに対しては、お身体への負担や傷跡が少なく、早期の社会復帰が目指せる腹腔鏡下手術を受けられますので、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

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