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自分自身とのおつきあい。

 

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何か大きく妊娠に影響するような

状態や状況がないようでしたら、

体外受精をするまでは

「体外受精をすれば妊娠するやろうなあ…」

と、想定されている方が

ほとんどだと思うんです。

 

分割してきた受精卵を子宮に還すのですから

着床しそうな気がしますよね。

 

ところが、数回チャレンジしても

なかなか妊娠しないこともありまして、

「妊娠って本当にキセキなんですねえ」

と、命の誕生のふしぎを実感されることもあります。

 

子宮に受精卵を還しても着床しない場合

子宮の環境や着床のタイミングの問題などが

妊娠に影響していることもあるのですが、

“ 成長し続けられる受精卵じゃなかった ”

ということがわりと大きな要因だったりします。

(*受精卵の染色体の異常)

 

そうなったときに

医療の力ですすめていくことに加えて

“卵子、精子の質を高くする”ことにも

意識が向くようになるかもしれません。

卵子、精子の質は、

生活を工夫する中で改善が期待できると言われています。

 

どういったことが良さそうかというと

キーワードは抗酸化力になってきそうです。

抗酸化力のある食事、サプリメント、運動、睡眠、たくさん笑うこと、

活性酸素の発生を抑える生活が推奨されています。

(詳しい内容を聞きたい!という方は

 栄養のお話でカウンセリングの予約をとってくださいね)

 

ただ、痛み止めを飲んだらすぐに痛みが和らぐように速く、

生活を気をつけたらすぐに卵子や精子の質が上がるものではないので、

卵子や精子の質をあげる生活は

常日頃から心がけたいところです。

 

妊娠のために

今までよりも気をつけて生活することを想像すると、

ちょっと大変に感じたり、

大げさすぎ、頑張りすぎと感じる人もいると思います。

けれど、こういった生活は、

妊娠のためだけということではなく

人が健康に暮らしていくために

役に立つと考えられているんですね。

 

「子どもがいる人はみんな

 妊娠のために気をつけて生活してたわけじゃないのに…」

というお気持ちもあるかもしれません。

人のからだって、

みんな同じじゃないところがありますよね。

若くして病気になる方が

みんな不摂生だったかというと、

決してそうではないでしょうし、

不摂生していても、大きな病気はない方も

たくさんおられます。

きょうだいがOKだったから

自分もOKかというとそうではありませんし、

その逆もありえることです。

 

自分だけうまくいかないと感じられることも

悲しいけれどもありますし、

他の誰かを、

「あの人、病気になって大変そうやなあ」

と感じることだってあるものですよね。

 

他の誰かがどうであるか、ということよりも、

ここまで生きてみてわかった

自分の特性を受け止めて、

それどどう折り合いをつけて

これから暮らしていくか

というところが大切になってくるのではないでしょうか。

 

自分のからだとこころの特性を知って、

納得いかないところもあるでしょうが

自分自身の様子をうかがいながら受け止めたり、

ウィークポイントは

工夫して守ってあげたり、

そんなふうにしながら、

時折落ち込んだりするかもですが、それも含めて、

自分自身とつきあっていけるといいですよね。

 

みなさんは、自分自身のご機嫌もとってあげられていますか?

 

 

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

 

 

 

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