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こころをほどいて。

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今度、臨床心理士の先輩が

マインドフルネスストレス低減法(MBSR)プログラムを開催されるので

参加の申し込みをしたところ、

返信の文に

“どうぞ、こころを解いてご参加ください”

と、書いてありました。

 

この “こころを解いて” というフレーズを見て

自分のこころを解いていく感じを想像したのですが、

もし、このとき、わたしのこころが解けている状態だったら

こういった想像にはならなかったと思うんです。

そのときのわたしは、

幾分、こころがキュッと閉じているというか

こころの糸に絡まっている部分があるというか、

そういう状態なんだなあ…

と、おかげで気づくことができました。

 

このMBSRは、瞑想やヨーガを通じて、

“過去や未来のことに意識を奪われるのではなく

 「今、ここ」に注意を向ける”

“反射的に生じる思考や感情、感覚を

 価値判断することなく受け容れる”

“「やっかいごとだらけの人生」を

 まるごと抱きしめてしまう”

という “わたし” になっていくプログラムです。

 

ただ、受け身になって参加しているだけでは、

この効果は得られないようです。

無理のないちょうどよい範囲で自己開示が必要であったり

自分の体験を正直に話す必要があったり

積極的にセルフケアに努めたり、と、

参加者側も “こころを解いて”  “積極的に”

参加することが求められています。

 

このプログラムは8週間のコースになっていて

週に1回のプログラム参加に加え、日々のホームワークもあります。

「どうしようかなあ。

   興味あるけど、やり遂げられるかなあ…。

   お金もかかるしなあ…。」

なんて思案するときもあって、

そしたら、引き寄せたかのように偶然バッタリと

MBSRを受けたことのある

また別の臨床心理士の先輩に出会いました。

 

ナイスタイミング!とはこのことですね。

彼女から話を聞くと

「やっぱり自分のいろんな感情に向き合うから

   大変なところもあるんだけど、

   得るものもものすごく大きいよ」

と、背中を押してくれました。

 

私にとって、ものすごくチャレンジングな8週間になると思います。

けれど、こころを解いて参加して体験を重ねていく中で、

どんなわたしになっていけるのか

楽しみに感じてもいます。

 

そんなこんなで

“こころを解く”ということについて

しばらく思い巡らせていたのですが、

このプログラムに限らず

あらゆる場面で、

こころが解けている状態でいるのと

解けていない状態でいるのとでは、

その体験が全く違うものになりそうですよね。

 

みなさんは、

ご自分のこころ、解けていますか?

 

 

公認心理師・臨床心理士   間塚

 

 

 

 

 

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