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わたしたちのクリニックの看護師さん。

 

kumi

 

草津レディースクリニックは、開院して15年が経ちましたが、

2009年の開院時からずっと勤めておられた看護師さんが

先日退職されました。

みなさんも「あれ?あの看護師さん、見ないな…」

と、思われることがあるかもしれません…。

 

わたしたちのクリニックの看護師さんは、

みなさんものすごく親しみやすいですし、

陽の雰囲気に包まれていると見ていて思います。

 

カウンセリングルームの近くには

採卵、移植をするお部屋や

採卵、移植後におやすみいただくお部屋があって、

看護師さんがみなさんとお話されている声が聞こえてくることもあるのですが、

採卵前にみなさんと看護師さんの笑い声が聞こえてくることもあって、

採卵って緊張するものだと思いますので

「採卵の前に、そんなに笑い合えるってすごいなあ!」

と、初めて聞いたときは、看護師さんの力に感嘆しました。

 

不妊治療という性質上、

みなさんには一定期間通っていただくことになりますし

一年、二年以上通われる方もたくさんおられます。

看護師さんとは来る度にお会いされるでしょうし、

いろいろな説明や薬のお渡しなどでお話される機会も多いでしょう。

そういったときに看護師さんのお人柄にホッとされたり、

「この人と話してよかった」と思われることもあると思います。

 

逆もしかりで、看護師さんもみなさんとお話して、

「わあ、こんなふうな魅力をお持ちの方なんだなあ」

「こういう信念をもって、お仕事されているのだなあ」

「この方の価値観、とてもかっこいいなあ」

というような刺激をいただいていると思うんです。

 

普段の暮らしに通院を入れるのは大変で

「できるだけ時間をかけず、さっさと診てもらって帰りたい!」

というのは本音だと思います。

そういった中で、

「今日はあの人と話せて、ちょっと勇気出たなあ」

「あの人の前向きな考え方に救われたなあ」

といった関わりがあると、

不妊治療そのものにプラスして

来た意味があったように思っていただけるかもしれません。

 

不妊治療はできたら体験しない人生の方がよかったと思う方が多いでしょうし、

通院生活に暗い印象をもたれる方も少なくありませんが、

そういった流れで出会ったご縁も大切なご縁だと思うんです。

不妊治療はしんどくても、

その中で起きたよかったこともあったらいいなあ…と思っています。

 

当院に来られている間、ここでのご縁をどうか楽しんでいただけますように…。

 

 

 

公認心理師・臨床心理士   間塚

 

 

 

 

 

 

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