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伝えることと聴くこと。

 

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妊活にあたって

みなさんがなかなか大変に思われることのひとつに、

パートナーさんとの話し合いや

妊活に対するお二人の温度差のことがあるのではないでしょうか?

 

話し合って、お互いの妊活に対する思いを確かめ合ったからといって、

その思いが全く一緒ということにはならないこともありますよね。

 

相手が、自分の願いを汲み取ってくれないように感じることもあれば、

一方でその相手は、自分の思いが相手の願いと違っていることで

申し訳ないような感じをもってらっしゃることもあるかもしれません。

 

悲しさや罪悪感、不満などは

ときに怒りのような感情に姿をかえることもあります。

 

親しい仲でも他人ですから、価値観や希望も異なりますし、

妊活で負担に感じることやその度合いもそれぞれですので、

むずかしいところがありますよね。

妊活の話をするとケンカになるとか

雰囲気が悪くなるということもよく耳にします。

 

ところで、

みなさんからお話をきいていると、

“言わなくても察してくれるはず”

“言わなくても普通はわかるでしょ?”

と、予想していたことでも、

実際に伝えてみると

相手はそうは思っていなかったということが

わかることもあるようです。

 

また、相手がどんなことを思っているのかを

しっかり確認してみると、

いつもの態度や返答からは予想していなかった

「え?そんなこと考えてたの??」

「そんなふうに思っていたの??」

と、いう思いがあることがわかることもあるみたいですよ。

 

相手が、自分のことを、

「ちゃんと考えてくれているんだな」

「ちゃんと想ってくれているんだな」、という実感がわくと、

怒りが和らいだり

妊活に対する思いも変わったりするかもしれませんね。

 

相手にちゃんと伝えることと

相手のことをちゃんと聴くこと、

とてもエネルギーのいることで

親しい仲では時に後回しになることもありますが、

やっぱりとても大切なんだなあ、と思っています。

 

 

 

公認心理師/臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

 

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