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親が「子どもまだか?」ときいてきます。

梅雨入りしてからしばらくはお天気がよくて

「雨が降らなくてもいいのかな」と思っていましたが、

夏至の昨日は大雨で、来院された方は本当に大変だったと思います。

もうしばらく雨が降る日が多くなりそうですが、

季節感を楽しみながら過ごしていきたいですね。

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妊娠したい理由の1つに

“親が待っているから”もあるようですね。

親御さんと話す度に「子どもはまだなん?」とか、「○○ちゃん、子ども生まれたよ」と言われるから

「親からのプレッシャーから解放されたい!早く親を喜ばせたい!」と

親御さんの気持ちも気にされている方が多いです。

 

ところが、そういったことを気にしている方が多い割りに、

「気にしてるから言わないで」と伝えている方は少ない印象です。

多くの場合「授かりものだから」「もう少し2人の時間を楽しみたいから」と、なんとなく流したり、

それとなく話題を変えることで「気にしていることに気付いてもらいたい!」と

と願っておられるように思います。

 

そういった話をみなさんから聴いていると、

親御さんたちがみなさんの気持ちをどれだけ思い巡らしておられるのかはわかりませんが、

私には、親御さんが願望や価値観を押し付けているかのように聞こえてしまいます。

言われている方は毎回ドキドキ、ズキズキするわけで、

親御さんが、みなさんの気持ちを思い巡らすよりも自分の思いを伝えることに一生懸命だと、

重たく感じることもあるのではないでしょうか。

 

親御さんたちは

みなさんがどんなふうに思っておられるか分からないこともあって、

ついつい言っちゃうところもあるのではとも思います。

「分からないから知りたくて聞いてくるんだろうな」、とは

みなさんも想像されているのではないでしょうか。

なので、もしかしたら、状況や自分の思いを伝えれば、

親からのプレッシャーは軽減される場合もあるかもしれません。

とはいえ、「親を心配させたり悲しい気持ちにさせたくないな」とか

「治療に通っているって言ったら余計に期待されそうだな」といった

親御さんに対しての気遣いもあるでしょうから、

「もうちょっと経っても妊娠しなかったら伝えよう」と思ったり、

「そういうことは聞かないで、とは言えないな」と思う方もたくさんいらっしゃるのかな、

とは想像しています。

 

周りの人たちが何も言わずに見守ってくださっていたらどんなに楽でしょう、と

心底思っています。

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