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お腹の赤ちゃんがいなくなって。

ドラマの“コード・ブルー”で、登場人物の1人が流産になるシーンがありました。

 

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流産を体験された方は

ご自分の体験と重ね合わせてご覧になられていたのでは…と思います。

妊娠がわかってからは、

宿ってくれた命への愛おしさが芽生えていったり

「お母さんなんだな」と少しずつ実感したり

つわりがひどくても我が子のためなら、と、我慢できたり

生まれてからのことをたくさん想像したり

いろんな想いがいっぱいいっぱい詰まった時間だったことでしょう。

 

赤ちゃんがいなくなってから、時間が経つ中で、

「また妊娠できる!きっと大丈夫!」と気持ちを強くもてるときが出てきたり、

「宿ってくれた命に変わりはないのに…」 「育ててあげたかった…」 

「あのとき、こうしなければよかった…」と、悲しさがやってくることもあって、

そういった気持ちの波が寄せては返し、日々を過ごされているかと思います。

 

旦那さんのつらさや悲しさ、奥さんのつらさや悲しさ、にもそれぞれのものがあって、

それぞれの気持ちはその人にしか分からないものかと思います。

きっとお互い相手を思って言わないでいる気持ちもあるでしょう。

ただ、お互いに相手のことが大切だから、少しでも悲しみや痛みを和らげたいから、

傍にいたり、一緒にご飯を食べて他愛もない話をしたり、

そうやって伝わってくる温もりややさしさに救われたりと、

そういった時間を過ごしていくなかで、癒えていく心があるのかなと思っています。

 

ご夫婦の未来へ、お二人の一歩を踏み出されることを願っています。

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