さて、やってきましたね、帰省の時期。
親族に妊婦さんや赤ちゃんがおられる場合は特に、
帰省は憂鬱に感じられますよね。
私は、毎回、“『無理して行かない』ことも大切なこと” とお伝えしています。
明らかに嫌な想いをすると分かっているのだったら、行かなくてもいいと思いませんか?
行かない選択をしようとすると、
「お義母さんはみんなが集まるのを楽しみにしているから」
「こういう状況でも、気にせず明るくいれたらいいのに」
と、心苦しく感じることもあるかもしれません。
そんなふうに実は気を遣ったり頑張ったりしているあなたを、
どなたかが気遣ってくださるようでしたら、少し安心できるかもしれませんが、
集まる人数が増えると、気遣いは行き届きにくくなりますものね。
何よりも、まずは、あなたがあなたの心を守ってあげませんか。
そうとは言っても、「行かない」選択がしづらくて、
仕方なく、親族の会合に行く方もおられることでしょう。
その日が来るのが嫌で、想像すると “ブルー” な気持ちになると思います。
そういうときは、せめて、
「私は本当は行きたくないけど、めっちゃ我慢して頑張って会合に行く」ということを
どなたかに分かっておいてもらえないでしょうか?
そして、会合が終わったら、どんなことがあったりどんな気持ちになったかを、
その方に伝える予定をしておいてほしいなと思います。
そうすることで、会合に行く前も会合中も、
「このことを伝えよう」と思いながらいられますので、
一人で全てを受けとめなくてもよくなって、あなたを支えてくれると思いますよ。
「誰に言ったらいいかな…」という方は、私に伝えにいらしてくださいね。
みなさんそれぞれのスタイルで、自分の心を労わりながら乗り越えられますように。
臨床心理士 間塚