私たちはいろんな観念や価値観を持っています。
そういったものって、
自分で選択して得たものよりも
これまでの育った環境で意識せずとも身についたものの方が、
圧倒的に多いように思います。
例えばですが、
「旦那は家事を手伝ってくれます」とお話くださる方は、
どこかで“家事は主に女性がやるもの”
という観念があるのでは…と想像しています。
「手伝ってもらう」と表現されるということは
家事についてお二人が対等ではないということですから。
念のために補足しておきますが、
私はフェミニストという立場ではありません。
特に根拠もなく
「普通はこうするもの」
「だいたいの人はこうするもの」
と、決まっているかのような感覚があるものは、
自分で選んだわけではない観念や価値観であることが多いです。
自分、また相手が身に着けている観念や価値観で
窮屈にしてしまっていることってあるので、
そういうことに気づいたら
根拠のない観念や価値観を
「ポイッ!!」と捨てちゃっていいと思うんです。
基本的には、自分の暮らし、相手との暮らしが
うまく回っていくようだったらばそれでいいわけで、
それがどんなかたちであってもいいわけですしね。
私の友人夫婦は共働きで忙しく
またどちらも料理が得意ではないので
平日はお弁当をとっています。
洗濯物も別々で、自分のものは自分でしています。
お互いに負担をかけ合うことがなくていいと言っていますよ。
臨床心理士 間塚