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二人三脚だから。

 

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冬至も過ぎてそろそろ年末です。

お仕事がおやすみになり

ご夫婦でゆっくり過ごせる時間ができそうですね。

 

妊娠のための過程は

(というか、結婚生活そのものがそうかもしれませんが)

夫婦二人三脚で、歩むことになりますよね。

 

二人三脚と一心同体は違うので、

旦那さんの関わり方が

「気を遣ってくれるし励ましてくれるし助かってる」

とは思う反面、

「やっぱり全部はわかってもらえないな…」

と、感じるプチ孤独もあるようですが、

それは仕方がないことなのかもしれません。

 

妊娠への過程は二人三脚ですが

不妊治療は女性側に大きく負担がかかることになりますよね。

なので、心身面からサポートされてほしいですし、

普段の暮らしも頑張りすぎないでくださるとうれしいです。

 

じゃあ女性側だけが大変かというと

男性側もすごくジレンマがあるんだなあ、と感じています。

「妻と代われるなら代わるのに…」

と思う人もおられます。

男性側が積極的に進めたい場合や

女性の辛そうな姿をずっと見ていて苦しい方は

特に「代わってあげたい」と思うかもしれません。

それに、自分の身体じゃないからわからなかったり、

女性の気持ちの変化に気を遣って対応していたりと、

男性の立場でみてみると

それはそれで葛藤の連続なのではないでしょうか。

 

体験や気持ちが夫婦で全く一緒ということには

多分ならないものですが、

共有できる部分もあると思うんです。

女性が悲しんでいるときに

同じ種類で同じ量の悲しみかはわからないですが

男性も同じように悲しみと感じることもあると思います。

ですので、話すときに

「もう自信がない…つらくて続ける気が起こらない…」

と言うよりかは、

「結果がなかなか出ないと本当に妊娠できるのか、自信がなくなってくるね。

 このまま続けていても大丈夫なのかなあ。どう思う?」

というように、二人のこととして話してみるのもいいかもしれません。

 

「私の気持ちは、夫には分かってもらえない」

「僕もつらいし悲しいけど、妻の方がつらそうだから言えない」

ではなくて、

二人の気持ちとしてここは共有できる部分だなあ、と確認できると

プチ孤独も少しゆるむのでは…と思ったりしています。

 

さて、このブログが2021年の締めになりそうです。

今年もみなさん、それぞれ精一杯頑張られたことでしょう。

是非、二人でお互いを労って

こころもからだも温かく、よいお年をお迎えくださいね。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

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