TOP > NEWS > スタッフブログ > “カルテット”から、夫婦関係を振り返って。

スタッフブログ

“カルテット”から、夫婦関係を振り返って。

_20170227_082833

今シーズン放映中のドラマ「カルテット」の第6話がネット上で盛り上がっていたようで

ネットでの盛り上がりだけでしたら特に気にならないのですが

スタッフや友人の間でもその話になると盛り上がるので

きっとたくさんの方が「わかる~」と思ったりドキッとしながら観ておられたのだと思います。

 

ご覧になってない方もいらっしゃるかもしれませんが、

第6話は、松たか子さんが演じる真紀さんとその夫さんの

出会いから結婚、そして夫が家を出て行くところまでのやりとりと心情が

とても繊細にそしてリアルに描かれていました。

夫は、恋人のような関係でいたかった。

妻は、家族ができてうれしかった。

理想とは違った現実に物足りなさを感じたり

相手を想っての言動が相手には嬉しいことではなかったりして、

すれ違いが一つずつ積もっていって、気づいたときには大きくなっていました。

 

夫婦で居続けることって、とてもむずかしいですよね。

相手が自分の一番の理解者だとしても、お互い違った価値観をもっていますので、

こだわりも、望みも、大事にしている感覚も、違っています。

自分が相手との関係を良好だと思っていても、相手もそう思っているとは限りませんし、

その逆で、自分が相手との関係に物足りなさを感じていても、相手もそうだとは限りませんよね。

自分がいいと思っていることを相手が同じ温度で共有してくれたら

それはとてもラッキーな瞬間なのでは、と思います。

それが当たり前ではないですものね。

 

ドラマを観ていて、

「どうしたらここまですれ違わずに済んだのだろう」

と、考えられた方も多かったのではないでしょうか。

私は、別居や離婚も選択肢の一つなので、「避けられるなら避けなければ」とは思っていませんが、

“お互いが夫婦でいたい気持ちがあるけれどもすれ違っていっている”のならば

なんとかできたらいいな、と思いますものね。

みなさんは、何かいい案が思い浮かびましたか?

 

“相手の靴に足を入れてみる”

―相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じること―

これはカウンセリングのアイデアの一つです。

相手の靴、旦那さんや奥さんの靴に足を入れているところを想像してみてください。

相手の靴に足を入れて世界に立ってみると

見えるもの、聞こえるもの、感じることが違ってきますよね。

相手は、自分のこういう表情を見てたんだ。

相手は、自分の話をこういうふうに聴いていたんだ。

相手は、自分の態度や言葉に、こんなふうに思ったのかもしれない。

普段の自分は気づかないことにたくさん気付きませんか?

「あのとき私は不満に思ったけど、相手はこう思っただろうな」

「あのとき私は何気なく断ったけど、相手は私の想像よりがっかりしたかもしれないな」

など、いろんな発見があるかもしれません。

“私が相手だったらどう思うかな?”という想像と、

“相手の靴に足を入れてみる”という想像では、

後者の方がより相手の感覚に近い想像ができるように思っています。

 

 

よくあるご質問