8月が終わろうとしています。
夏の終わり、のような空気を感じるときもありますが、
まだまだ残暑が厳しい毎日です。
体調には引き続きお気をつけてお過ごしくださいね。
「妊娠のために心がけられることは何かな」と、
たくさんの方が気にされているかと思います。
できるだけインスタント食品は避けるようにしている、とか
ストレスをためないようにしている、とか
運動不足なので駅まで歩くようにしている、とか
健康な身体でいるために工夫されていることがあるかもしれませんね。
「妊娠に良い食べ物は何ですか?」とよくご質問いただいていて、
できるだけ良いものを摂りたいという気持ち、とても伝わっています。
食べ物に関しては、それぞれに大切な栄養素を備えているものですので
何かの食べ物が特別妊娠に良いということではなくて、
基本的には、必要な栄養素が不足しないように
いろんな食材を万遍なく食べていただくことがいいかと思います。
健康な身体つくりに必要な栄養素は
“炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル”です。
まずは、それぞれの栄養素をバランス良く摂れるように心がけてみましょう。
栄養素はたくさん種類がありますし
どの栄養素が何の働きをしてくれているのか、知りたい方がいらっしゃるかもしれませんので
妊娠の力になってくれるおもな栄養素とその働きを記しておきますね。
*たんぱく質(肉・魚・卵)…皮膚・血管・筋肉などの身体の土台、質の良い卵子の生成
*鉄(レバー・あさり)…血液中のヘモグロビンをつくる
*ビタミンE(かぼちゃ・アボカド・ナッツ類)…抗酸化作用、卵子の若返り、血流・ホルモンの働きをうながす
*亜鉛(カキ・ホタテ)…男性ホルモンを合成し、精子数や運動性を高める
*葉酸(ほうれん草・レバー)…赤ちゃんの健全な発育を助ける
*カルシウム(牛乳・チーズ・小魚)…精神を安定させる
など…
毎日時間に追われつつ料理をされている方も多いですよね。
栄養素をもれなく摂ることも大切なことですが
そのことに一生懸命になり過ぎてしまうと生活に差し支えてしまうかもしれません。
生活はトータルのバランスが大切ですから頑張りすぎないで、
まずは間違った努力をしない(必要以上のダイエットや偏った食事など)ように、
そして、たくさんの種類の栄養素を摂れるように“ちょっと心がけてみる”くらいから
考えてみられてはいかがでしょうか。