40歳くらいになって通院を始められると、
「もっと早くから治療しておけばよかった」と思うかもしれません。
きっとみなさん“年齢が高くなると妊娠しにくくなる”ことはご存知だとは思いますが、
実際のところ“どれくらい難しいものなのか”ということは、
治療を始めてみて実感されるものかな、と思います。
「もっと早く結婚すればよかった」
「もっと早く妊娠のこと考えればよかった」
「もっと早く旦那を説得すればよかった」
結果が出ないと、そういった気持ちが出てきたりしますよね。
中には、周りのご家族などからも
「もっと早く結婚したらよかったのに」
「どうせ病院行くんだったらすぐ行っといたらよかったのに」
なんて、言われてしまう方もおられて、
悲しい気持ちになることもあるようです。
もちろん、統計的には若い方が妊娠しやすいものですので、
“妊娠を考えるのなら早い方がいい”というのはホントです。
ただ、“結婚相手は誰でもいい”わけでもないですし、
結婚するタイミングやお仕事との兼ね合いもあるでしょうし、
子どもを育てていくことを現実的に考えられるかどうかや、
旦那さん/奥さんと気持ちが揃うかどうかなど、
これまでのことやこれからのこと、いろいろが噛み合ったタイミングが
それぞれの妊娠を考えるタイミングなのだなあ、と思っています。
いろんなことを周りから言われるかもしれませんが
ご夫婦のこのタイミングについてはこのタイミングしかないですものね。
妊娠を考える時期が来た今をご自分たちがどんなふうに過ごしていかれるのか、
驚いたり、衝撃を受けたり、本気で取り組もうと頑張ったり、迷ったり、ホッとしたり、
“授かれないかもしれない”と身に迫って感じたり、旦那さんと大げんかしたり、
治療している人に出会って心強かったり、ただただ泣けて仕方がなかったり、
“授かるときを信じよう”と思い直したり、自分たちの卵をみて生命を感じたり、
いろんな瞬間があることでしょう。
また、どんな瞬間があってどんなことを思ったり感じたりされたのか、
聴かせてもらえたらうれしいです。