12月に入って一気に寒くなりましたね。
その影響もあってか、最近、採血のときに血管がみえにくくなっている方がおられます。
採血は失敗されたくないですよね。
採血するスタッフも失敗したくないと思っています。
そういったことを防ぐためには、水分をしっかりとっておくことも大切みたいですよ。
また、寒さで血管が収縮しやすくなっていると考えられますので、
肩や首を回したり手先を動かしたりと、腕の血流をよくする工夫をしてみるのも効果的かと思います。
心理士としては、呼吸法も効果があるのではないかなあ…と思っています。
呼吸法は、“リラクゼーション法”の一つとして紹介することが多いのですが、
毎日の暮らしの中では、胸式の“浅い”呼吸になりがちなところを、
腹式の“深い”呼吸に意識して取り組んでみましょう、というものです。
腹式呼吸では1度の呼吸で取り入れられる酸素は、胸式呼吸の3倍以上です。
腹式呼吸で血液の循環を高めたり全身の血行を高めることができたり、
自律神経のバランスが整える作用があります。
ゆっくりした呼吸は不安を軽減したりリラックス状態につながり、
息を長く吐いていくことで、怒りや時間の切迫感、焦燥感の軽減につながると言われています。
それでは、一度やってみましょう。
まず、ゆったりとした姿勢で 座ってみましょう。
ベルトなど身体を締め付けるものについては緩めておいてください。
軽く目をつぶり、呼吸に目を向けてみます。
今、肺にある息をゆっくり吐き切りましょう。ここで「吐き切って」から始めることがとても大切です。
吐き出せたら、鼻から静かに吸っていきます。
「1・2・3」と心の中でカウントしながら鼻から吸って
「4」で吸うのを止め、「5」からは口からゆっくり長く吐いていきます。
「5・6・7・ 8・9・10」と心の中でゆっくりゆっくりカウントしながら、
“スーーーーーーーーーーーーーッ”と吐いていき、「10」で息を吐ききるようにします。
吐ききれたら、また「1」から息を吸って繰り返していきます。
このやり方で1分~3分ほど続けてみてください。
終わるときは、手を“握って開いて”を数回、力を入れて行ってから
ゆっくり目をあけましょう。
このブログを書くにあたって私も試してみましたが、
全身が温かくなってきましたよ。
血行促進にも、体温上昇にも、リラックスにも役に立つかと思いますので
よかったら試してみてください。