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スタッフブログ

いつもより丁寧に伝えてみる。

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誰かとのやりとりで、

自分の気持ちや主張したいことをなかなか言えないこともあるかと思います。

そういった場合は、

「こういう場合は、自分から言わなくても相手が自分の気持ちに気づいてくれるはずだから…」と

相手に甘えている場合もあるでしょうし、

「私の気持ちを言ったら相手が傷つくかもしれないし」と

気を遣って言いにくい場合もあるでしょう。

そして、自分が思ったことを伝えることで、相手を困らせるかもしれないし、

断られるかもしれないし、そうなると自分が傷ついてしまうから怖くて言えない

という場合もあるかと思います。

 

ちょっと振り返ってみていただきたいのですが、

誰かに何かを伝えるときに、

主張したいことだけを言ってしまって、

どういった気持ちでそういう気持ちになったのか

どういう意図でそういった質問をしたのかということまでは

伝えられていないことはありませんか?

 

夫婦間ではよくあるやりとりなのですが、

「なんで最近忙しいの?」と、奥さんが旦那さんに尋ねたとします。

(ちょっと話が逸れますが、「なんで?」「どうして?」は、

 相手には責められているように聞こえることが多いです)

旦那さんがそのとき「奥さん、なんか怒ってるんかな?」と思うと、

「今、大きい仕事が重なってるし、会議も続いてるから」と、

“会話を切るように”答えるかもしれません。

すると、その雰囲気から奥さんは「忙しいと話もしてくれない」と思ってしまって

「ふ~ん」と返事をして会話が終わる可能性があります。

もし妊娠のことや、通院のことで何か話したいことがあったんだとしたら、

「旦那は私よりも妊娠のこと、真剣じゃないんだ」と思って

孤独感が増したり、怒りが湧いたりするかもしれません。

今の状況や気持ちを伝えて「私はこうして欲しい」と言ってみることは、

なかなか難しく勇気がいることかもしれません。

けれども相手にとっては、あなたが何を思って何を考えているのか、

ちゃんと言ってもらわないと分からないものです。

 

自分から言わなくても相手に汲み取ってもらえたら楽ですし、

傷つけたり傷ついたりもしたくないものですが、

言わないことで傷ついたり苦しくなったりすることもあります。

どんな想いをしているからどうしたいのか、ということを、

押し付けるわけではなく「私はこう思っているよ」という温度で

伝えていけるといいですね。

 

臨床心理士 間塚

 

 

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