妊娠していくのに性生活は大切ですが、
実は性生活で悩んでおられる方は多いのです。
妊娠のために排卵にあわせての性生活が続くとつらくなったり、
結婚後や出産後などに少なくなっていったり、
結婚するまで性生活の経験がなかったり、
夫の勃起持続や膣内射精が難しかったり、
性交痛がひどかったり、
パートナーに対して性欲が湧かなかったり、
パートナーはいい人だけど性生活は合わなかったり、
困っておられる状況はそれぞれです。
そういったことって本当のことを口にしにくくて
どうしても呑み込んでしまいがちかと思います。
性生活のハードルが高い場合、
性生活をもたなくても妊娠はできます。
そのために通院をする方も少なくはありません。
だから、妊娠したいからなんとしてでも性生活をもたなきゃいけない!
というわけではないんですよね。
一方で、
性生活は妊娠のためだけにあるわけではないという考えもあります。
そういった考えをお持ちの方は、
「このままでいいのかなあ」
「この先、何十年もこの状態なのかなあ」と思うと
心がざわざわするのではないでしょうか。
人間として生を受けた私たちにとって、
自分にとっての性生活とどのようにつきあっていくのかということは、
とても大切なことだと思うのです。
「こうしたら満足いく性生活になるよ!」というようなアドバイスをするのは難しいですが、
どういったことに困っていて、どうしていくことができそうか、
どうなっていきたいのか、など、
一緒に話しながら考えていきたいなと思っていますので、
そういったこともお話にいらしてくださいね。
臨床心理士 間塚