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心を開いたり、心を守ったり。

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みなさんは、特定非営利活動法人Fineをご存知ですか?

Fineは不妊を体験している方々のセルフ・サポートグループです。

目を通された方もおられるかもしれませんが、

Fineの代表、松本亜樹子さんのコラムが掲載されていたので、リンク先を紹介します。

“不妊のことを一人で抱えないで”、というメッセージです。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181112-OYTET50037/?catname=column_matsumoto-akiko

 *うまくリンクが繋がらないようですので、

  アドレスを直接入力してご覧くださると幸いです。

 

以前に比べると、

自分の状況を誰かに話している人も多くなってきたように思います。

話すときに勇気がいることもあったでしょう。

みなさんからおうかがいすることを思い浮かべると、

話している方は、気持ちを出せている分、

主体的に行動できている印象があります。

話していないと、

隠したり、気づかれないようにしたり、というところに気を回す必要があるので、

気持ちにゆとりがもてなかったり、考え過ぎてしまうこともあるかな、と思います。

けれど、「傷つきたくない」 「相手になんて思われるか不安」という想いもあるでしょうし、

自分の心を守るために話さないようにすることもありますよね。

 

私はこの記事の中の、

“不妊治療で2年通院している方が、講演後に松本さんのところにいらして、

「今まで一度も泣いたこともないし悲しいとも思ったことなかったのに」と言いながら涙を流された”

というエピソードが特に心に残りました。

“悩んでいること”、“つらいと思っていること”、“悲しいこと”などと、

カテゴリーをつけてしまうと、ピンとはこないけれども、

誰かの話を聴いている中で、自分の中にある琴線に触れて実感したり、

ただ話をしている中で、自分がどういったことを感じているのか、少し実感できたり、

そういったことってあるなあ、と思います。

 

自分を守るために心を防衛することも、その時を過ごしていくのに必要だったりします。

適度な防衛にプラスして、

時折は、心を守っている鎧を脱いで解放してあげる時間もあるといいですね。

 

 

臨床心理士 間塚

 

 

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