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助成金のことと、雑感。

 

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夏になってもコロナの感染力っておさまらないのですね。

今年はどうしてもイレギュラーな生活が続いていますね。

ご存知の方が多いとは思いますが

コロナ感染予防で治療を見送っておられる方々への対策として

今年度は高度不妊治療の助成金の年齢制限が緩和されています。

通常は、40歳未満で体外受精を開始したら6回、

40~43歳未満で体外受精を開始したら3回、

条件を満たした場合に助成を受けられるのですが、

今年度は3月31日の時点で39歳であれば

41歳になるまでに体外受精を開始したら6回、

3月31日の時点で42歳であれば

44歳になるまで3回の助成を受けられるそうです。

御自分が適応になるか、

各自治体に確認なさってみてください。

このことで、選択の幅が広がった方もいらっしゃると思います。

焦りすぎずに、お二人で話し合って決めてくださいね。

 

話は変わりますが、

「はちどり」という映画を観ました。

ちょうど私が中学生だった時代の

韓国の中学生のお話でした。

あの時代がそうだったのか、

映画の中学生の環境がそうだったのかわからないのですが、

自分たちがやりたいことやなりたいものがあっても

有名大学に入ることに未来の可能性を絞られて勉強を強いられたり、

世間的に“いい子”でいることを求められたりしていました。

そして男性が優位な時代でしたね。

日本のその時代の中学生と似ている部分があり所々懐かしく思いましたが、

中学生に感情移入して観ると、とても息苦しかったです。

 

親たちが考える

子どもが幸せになるためのレールというものも

未来の可能性の一つかもしれませんが、

私の仕事の経験上では、

本人にとってはあまりいい結果になっていないことが

多いような気がしています。

そのレールにのって

安心するのは親の方なんですよね。

 

今はもうみなさんも大人ですし

誰かに従わないと暮らしを脅かされるわけでもありません。

大人になったら、親とのしがらみというか

そういった関係から解放されるかと想像していました。

けれど、親子関係って自分を作る根底みたいなものですし、

関係性も続いていくものですから、

今もそのしがらみにひっかかちゃうこともあると思うのです。

 

「親に認めてほしい」「わかってほしい」

そういう想いは、

大人になってからも、求めてしまうものかもしれませんね。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

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