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「がんばって」と言われて。

 

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お昼間はまだ暑いのですが、

日が暮れるのが早くなってきたなあと思っていましたら、

もう10月なのですね。

 

「がんばれ」という言葉があるじゃないですか。

こころが弱っている人に言っちゃダメよと言われたりしていますが、

わりとよく使われる言葉ではあるかなあと思います。

気がついたら口にしていたり、

人からかけてもらうこともよくあるのではないでしょうか。

 

先日、友達が

「がんばって」と言ってくれたんです。

気軽な「がんばって」ではなくて、

私の状況を想像した結果の

少し心のこもった「がんばって」だと受け取りまして

大きくはありがたい気持ちになりました。

ただ、ありがたい気持ちだけではなくて、

「あなたはこのまま頑張ったらいいと思ってくれていても

 この状況をこのままでいいとは思っていない私がいるなあ」

とも思いました。

そうは言いませんでしたけどね。笑

 

誰かからの一声って

結局のところ

相手が声をかけてくれたその状況や状態、出来事を

自分がどんなふうに受け止めているかで

ずいぶんと響き方が変わるんだなあ、

と、思いました。

 

自分もやる気になっていたり

あまりいろいろと気にしていなかったり

「まあそういうものかな」と思っていたりすると

励ましの声が力になったりします。

自分が気にしていたり

「今のままじゃダメだな」と思っていたりすると

励ましの声が重石のようにのしかかったり

見えない刃となってこころを切り裂いたりするのでしょう。

 

その一声が

こころをざわつかせるようなものであっても

そのときに

「そういうこと言われると苦しい」とか

「今の私は、それで傷ついた」とか

言えたら何か変わるかもしれませんが、

その場ではっきり言葉にできなかったりすることもありますね。

 

そういうことが

数日経つともう過去のことになって気に留めていなかったり、

笑い話にできているんだったら

それは大丈夫なんだろうと思います。

 

こころに引っかかっている場合や

焦ったり考えすぎたりする場合は、

自分の中の大事なものが

傷つけられていたり

守れていなかったりするかもしれません。

 

お心当たりがある方は

私と一緒に

こころがどんな状態でがんばってくれているのか

見つめてみませんか。

今の状態や傾向について

じっくりみていくことで

焦りや懸命さや頑なな傾向が

落ち着いていくことがありますよ。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

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