蝉も鳴きだして、
本格的な夏になってきましたね。
元気に過ごしておられますか?
夏バテしてませんか?
夏バテは
体温調節がうまくいかずに
自律神経が乱れることが原因です。
こうも湿気が多くて暑いと
なかなか体温の調節が難しいですよね。
そして、屋内は冷房が効いていますし、
温度のことだけでも
自律神経の調節は大忙しです。
夏バテの症状は
・イライラしやすい
・食欲低下、消化不良
・睡眠不足、眠りにくい
・身体がだるい、疲れがとれない
・ボーッとする、思考力や判断力の低下
というような症状が代表的です。
なんだかうつ病の症状と似ていますね。
さて、自律神経の乱れからくる心身の不調ですが、
この状態を立て直すためには
まず睡眠を回復していきましょう。
そして、食事と運動ですね。
実は、私は、若い時は生活習慣のことを
そこまで重視していませんでした。
臨床心理士を目指していたころも
生活習慣を整えた方がいいことは知ってはいても
こころの不調って心理学の理論や療法に基づいて
解決していくものだと思っていたところがありました。
でも、経験と経年により、
生活習慣が健康に生きていく上での基本であることと
生活習慣でこころの不調も改善する部分があると知りました。
大事なんですよね、生活習慣。
そして、健やかな生活習慣は
妊娠の後押しもしてくれることも知りました。
みなさん、生活習慣は、健やかでしょうか。
まずは、眠りましょう。
「夏バテ 対策」
「眠りの質をあげる方法」などで
検索をすれば、工夫の仕方がたくさん出てきますね。
・眠る1時間前に入浴を済ませる
・食事は3時間前に済ませる
・日中に運動をする
・たんぱく質を摂る、腸内環境を整える
・落ち着ける空間(音楽、アロマ、空調、照明など)にする
・寝具を適したものに改める
・寝る前にカフェインが入った飲料は控える
・寝床で睡眠以外のことをしない
・ストレスを溜めない
というようなことが、王道な工夫ですかね。
習慣を変えていったり
心身を整えていったりするのには
ある程度の日数がかかるので、
1日、2日試して効果がなくても
しばし続けて様子をみてみられることを
おすすめしますよ。
さて、睡眠大事ですよー!と言うと
「何時までに寝なきゃ!」
「お布団に入ったのに眠れない!」
と神経質に考えてしまうこともあると思うんです。
寝たいときに寝れないと、ストレスですよね。
こういうとき、どうしましょう?
頑張っても思ったようにならないときって
どうしたってありますよね。
そういうときは潔く
「しょうがない」ことにしませんか。
生理周期によって、卵胞の育ちや受精率が変わるのと同じで、
私たちの身体って変化しつづけていますし、
昨日と今日が全く同じ毎日ではありませんので、
昨日はうまくいったことが
今日はうまくいかないってことって
どうしたってあるんです。
寝付けないときは一旦起きて
ゆっくりストレッチしたり、
大きく深呼吸してみるのもいいですよ。
そのときのコツなんですが、
何か考えながらするのではなくて
ストレッチでしたらストレッチに集中して
どこの部分が伸びてそうか
その伸びを充分に感じるということに
意識を集中してみるといいです。
大きく深呼吸するときも
なにか考え事が浮かんでも
それ以上考え事には構わずに、
息を吐いていくときに凹んでいく肺やお腹、
すったときの鼻からお腹に入っていく空気の通り道、
もう一度吐いたときの身体のゆるみ方などに
注意を向けて呼吸するととてもいいですよ。
焦らず、少しずつ、
ここちよく暮らせる生活を
取り戻していきましょう。
公認心理師/臨床心理士 間塚