先日、ヒーリング体験をしてきました。
ヒーリングは、心身の不調の原因をとりのぞき本来の状態に戻していく手法の一つです。
ヒーリングを紹介したくてブログに書いているわけではないのですが、
そのときの体験や感じたことを伝えたかったので、少しお付き合いくださると嬉しいです。
私は、ヒーラーさん(ヒーリングをしてくれる人)に、
「(気持ちが)麻痺してるね」と言われました。
そう言われてドキッとして、なんとなく自分でも思い当たる状態だったので、
「やっぱりそうだったんですね」と答えました。
すると、
「熱いお風呂に入ると、『熱っ!』ってすぐに湯船から出るけど、
ぬるま湯から浸かっていて、少しずつお湯が熱くなっていくと、
いつもだったら熱く感じる温度でも『熱すぎるっ!』とは感じずに、我慢できるでしょ。
それって麻痺しているよね。」
と説明されて、納得しました。
ヒーラーさんに言われたことを思い巡らせていると
この“麻痺している”状態にいる方って意外と私だけじゃないのでは?、と思い至りました。
夫婦関係だったり、職場だったり、
家族関係だったり、生活環境だったりで、
“なんとか耐えられる(耐えなきゃいけないと思っている/ここは耐え切りたい)状態”が
長く続いているときは、本当は感じるはずの気持ちを感じないようにしようと
こころが機能していることがあるのではないでしょうか。
そして、妊娠を希望している状態でも時にはそういった機能が働くのではないかな、と思ったのです。
私は、ヒーラーさんが感じて「麻痺しているね」と言ってくださったことがしっくりきて、
「ああ、そういう状態だったんだあ!」と、
気になることを見つけてもらってわかってもらったような気分になって、少し安心しました。
そうやってちょっとホッとすると、
これまでの反応や関わり方では麻痺させてしまっていた気持ちについて、
“そういう気持ち、そりゃあるよね”と、ちゃんと思えました。
一方で、麻痺をさせていたのは、きっと何かしらの感情から自分を守るためだと思っていて、
自分が気づかないところでこころは自分を守っていたんだなあ、とありがたくなりました。
こころの機能ってすごいなあ、と、改めて思った時間でした。
臨床心理士 間塚