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2020.01.28

説明会はリピートOKです。

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パートナーとお2人で

今、どんなふうに妊娠に向けてアプローチするのかを

話し合ったり決めていくのにあたって、

正しい情報と知識が必要になってくると思います。

 

正しい情報と知識をお伝えする機会として

出席された方も多いと思いますが、

当院では、”不妊説明会”と”体外受精説明会”を

月に一度、土曜日に開いています。

出席していただくタイミングはお任せしていますが、

私は早めの出席をおすすめしています。

 

ですので、説明会に出席したときは、

自分たちが体外受精をしていくとは思ってらっしゃらない場合もありまして。

その後1年くらい経って

体外受精にすすむかどうか考えるようになられたときに、

体外受精のことがなんとなくしか分からず不安になられることがあります。

 

そういった方には、

体外受精を自分が受けるかもしれないという感覚をもって、

もう一度説明会に出られることをおすすめしています。

改めて説明会で聞かれる内容は、

最初の頃に聞いたときとは

また響き方が変わってくると思います。

それでも分からないことや不安なことがあれば

説明会の後に質問を承っていますし、

また診察に来られたときにでも

ご質問くだされば…と思います。

 

今は、本当にたくさんの方々が体外受精をされていますので、

体外受精をされたお知り合いに話を聞かれることもありますが、

だいたいの方が、

「話を聞いたら毎日注射を打ってて大変そうだった」

「薬の副作用ですごくしんどかったって」

「仕事しながらは無理って言われて」

と、体外受精を躊躇するような感想を持ってこられます。

 

体外受精という方法は同じであっても、

病院によっても、また人によっても、

方法や薬剤が変わってきます。

採卵日まで毎日注射を打つ方法もあれば、

数回の注射で採卵する方法もあります。

副作用を感じる方もいれば、感じない方もいます。

治療のために仕事をやめる方もおられますが、

やめずに体外受精をされている方のほうが多いですし、

採卵の日はお仕事を休めるようでしたら

仕事をやめなきゃできないということでもないように思います。

 

体外受精をする選択をされても、そうでなくても、

お2人が正しい情報や知識を得て、

お2人の考えや思いとを話し合って出された決断であれば、

それがお2人にとっての正解なのだと思っています。

体外受精の印象や人づてに聞いた話は少し横において、

実際がどういったものなのかをちゃんと知った上で、

ご自分たちはどうしていくのかを、決断をしていってくださいね。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2020.01.22

適度に取り組みましょう。

 

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“水は、毎日2リットル飲みましょう。”

という主張を、何度も目にしたことがあります。

必要量の水を摂取しないと

血がどろどろになって循環が悪くなるし

老廃物も排泄できなくなって代謝も落ちるといった理由からです。

「水って、生命維持に大事なんだなあ」

と、思って、2リットルの水を飲む必要があることに

私は何の疑いも持っていませんでした。

(実践はしてなかったんですが。)

けれど、先日、

「『水を2リットル飲まないと!』って言う人がいますが、

 水は飲みたいときに飲んだらいいんです。

 水を飲みすぎると、胃酸が薄まって消化力が落ちるし、

 胃酸の細菌やウイルスを殺す役目も弱まります。」

ということを書いていた人がいて、

「そう言われたら、そんな気がする…」

とも思ったりしました。

とは言え、お水は足りていた方がいいでしょうから、

自分のからだに負担をかけない程度に

無理なく摂りましょう!

という塩梅がいいのかな、

と思っています。

 

目にする情報によって主張が違ったりして、

「状態をよくするには、どうしたらいいの?」

と思うことって、たくさんあります。

こういうことって

本当に気にするべきことなのか、

また、気にするとしたらどれくらい実践する必要があるのか、

判断していくのに、困る場合があると思います。

 

妊娠に良さそうな生活習慣についても、

例えば、「私は運動不足で妊娠できないんですか?」

と、気にされている方もおられるのですが、

健康な身体づくりには、適度な運動量が必要です。

運動すると代謝が上がり筋肉量も増え、血行がよくなるという点では、

きっと妊娠をしていくのにもよい身体づくりになると思います。

とはいえ、相対的に痩せ体型になると妊娠にはよくはないですし、

過度な運動は活性酸素を生み出すとも言われています。

また、「運動しなきゃいけないから、寝る時間を削るしかない!」

「運動しなきゃいけないのに、できていないから妊娠しない!」

なんて考えが強くなるようでしたらば、

「運動はした方がいい」という神話とはさよならしたほうが

健康に暮らせそうな感じもします。

 

“ ほどほど ”や“ 適当 ” という具合は

素晴らしい塩梅だと思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 


2020.01.10

「 今、ここ 」

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新しい一年が始まりましたね。

年末年始、リフレッシュできましたか?

 

私は、学生時代からずっとお世話になっている恩師に会いにいきました。

実は、先生は3年くらい前からアルツハイマーと言われていて、

一昨年に奥さんを亡くされてからは

その進行が速くなってきたように思います。

そうなってから、だんだんと、

先生と私の関係性は、それまでとは変わっていきました。

先生は、今までのように、

学術のことを話すこともなくなりましたし、

仕事のことなどの相談もできなくなりました。

そうやって、今までの先生ではなくなっていく様子を

訪ねる度に目の当たりにしては、

私はとても悲しい気持ちになっていました。

 

でも、この間会ったときは、

私の悲しい気持ちは小さくなっていました。

この間は、先生の今の状態を、

「そうなんだなあ」と思っただけだったのです。

もう何かを覚えていくのは難しくても、

今までしていたことをしなくなっても、

同じことを何回も話しても、

「そうなんだなあ」って。

先生も特に困ったり悲しんだりしてるわけでもなさそうに

今の暮らしの状況を話してくれるから、

そう思えたのかもしれません。

それまで悲しい気持ちが大きかったのは、

きっと、過去があるからで、

過去にあったままでずっとあってほしいと思っているから

気持ちが追いつかなかったのでしょう。

今はもう、過去は過去で、

今の先生は今の先生と思っています。

 

そう思ったときに、ふと、

「今、ここ」というメッセージを思い出しました。

それは、学生時代に、

先生が声を大にして、

「大事なんは、『今、ここ』やぞ」

と、言い続けてくれたメッセージです。

その言葉を思い出して、

「そっか。これが、『今、ここ』か。」

と、思いました。

 

過去は過去、

そして、今は今。

今まであったもの、

また逆に今まで手に入らなかったものに

執着することなく、

今を大切に過ごしていこうと思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 


2019.12.27

“仕方がない”、という強みとともに。

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他人に文句やグチを言っているのを聞いたことがない

機嫌もだいたいいつも同じ調子の知人がいます。

 

知人はいつも楽しそうにしていて、

「この方は、落ち込んだり、腹が立ったりすることないのかな?」

と、気になっていたので、

先日、思い切って聞いてみたのです。

 

そしたら、その方は、

「落ち込むこと…、落ち込む……、いやあ、ないなあ」

って、おっしゃるんです。

「え?嫌なこととか悲しいこととか理不尽なこととか…」

と、もう少し聞いてみると、

「それはあるけど、それは仕方ないことやん?

 自分が悪いわけじゃないんやし。」

「理不尽なことはあったけど、

 これはネタになる!って思ってしまうからなあ。

 面白がったらいいんや~。」

と、次のようなエピソードを話してくださいました。

 

“僕が厄年の誕生日やった日に

  会社の上司から電話かかってきて、

  お客さんのクレーム電話を転送されて、

  明らかにお客さんの勘違いやのに、お客さんが

  「今から家まで謝りにこい!」

  って、怒ってて。

  「いやあ、僕、もうご飯も食べてお酒も入ってるんで、

   今日はおうかがいできません。」

  って、言ったら、

  「タクシーがあるやろうが!」って。

  お客さんの家は和歌山で、

  「陸続きなんやから、タクシーで来れるやろうが!」

  って言われて、

  「そうですねえ」って。

  そっから家出てタクシー止めて

  タクシーの運転手さんに

  「すいません。和歌山までいくらくらいですかね?」

  って聞いたら、

  「6万くらいですね」

  って言われて。

  「そうですか。じゃあ、お願いします」

  って乗ったら、

  タクシーの運転手さんが

  「うっひょーーー!!お客さん、マ~ジですかーーー!!」

  って、すごい顔して喜ぶから、

  「え?!何この喜び様!こんなんある?!」

  って、めっちゃおもしろくなってきて。

  着いたら着いたで

  もう夜中やったし向こうも落ち着いてるから

 ほんまに来られてちょっと困ってて、

  「いや…もういいし。」

  って、あんな怒ってた人がなってて、

  そんなんもおもしろいし。

  そんなんあったら会話のネタになるし。”

 

もし、知人の立場だったらば、

例えば帰宅しているのにお客さんからの電話を回した上司や、

勘違いを理解せずに怒り狂って無理なことを言い出すお客さんに、

腹が立つ人がたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

他にも理不尽でものすごくおっかない話もあったんですが、

その話でもやっぱり

知人は途中でおもしろくなって笑って

その笑いに相手が引きつられて解決しているんですよね。

 

知人はどの一件でも

“怒り” という感情を攻撃的に出してないんですよね。

もしかして、抱いてすらないのかもしれませんが。

知人は必要以上に自責感を抱かない方なんだと思います。

そして、 “仕方ない” という落とし場所をとても広く持っていて、

どんな状況でも“おもしろいセンサー” が働く方なのでしょう。

 

知人の真似は到底できそうもありませんが、

「自分が悪いことをしたわけじゃないし」

「仕方ないことやし」

という判断ができると

「まあ、いいか」と思える度合いが大きくなりそうだなあ、

と思いました。

 

さて、今年もお疲れさまでした。

年末年始のお休みはお忙しい方もいらっしゃるでしょうが、

是非とも今年1年、

頑張った自分に、やり抜いた自分に、いっぱい悩んだ自分に、

「お疲れさま」 、「頑張ったね」 、「大変やったね」

と、労う時間も大切になさってくださいね。

よいお年をお迎えくださいね。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2019.12.20

風通しよく過ごすために…

 

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開院当初は、男性がついて来られることが少なかったですが

ここ数年は、カップルで来院される姿が本当に多くなりました。

初診の日には、スタッフから初診説明をさせていただくことになっていて、

私も初診説明の担当の1人になっています。

 

説明を終えて

「何か気になっていることとか聞いておきたいことありますか?」

と、おうかがいしたときに、

私の感覚では、

おひとりで来られるときよりも

おふたりで来られるときの方が、

体温表のつけ方や

治療の内容、妊娠の確率など

そういった現実的な面の質問はあれど、

気持ちを吐露されることが少ないように感じています。

話す準備をしていないと

急には思い浮かばないものかな、と思いますし、

1人のときと2人のときでは、

話せる内容も変わるものかな、とも思っています。

 

時折、「このことを聞いてみたい!」

と、来られるカップルがおられます。

そういうときによく思うことなのですが、

おふたりで話しておられる内容でも

第3者に話すと、

また違った響き方をするなあ、と思うのです。

 

きっと第3者に話すときって、

自分の考えや心情や状態も含めて

どういった状況なのかを伝わるように話すからでしょうね。

そして、私に説明してくださったことを

一緒にパートナーさんも聞いているわけですが、

お相手の方が私に話している内容を聞いて、

「あ、そんなふうに考えてたんだ。」

「へえ、そう思ってたんだ。」

と、気づかれることが少なくありません。

 

きっと、毎日の暮らしの中では、

現状をどう良くしていこうか、

という、現実面の話し合いはできても、

相手をどう思っているのか、どう考えているのか、

ということは、ストレートに言葉にしにくいものなのかもしれないなあ…

もしくは、明言しなくても伝わっていると思っていることもあったのかもなあ…

それとも、相手を思うが故に、どこまで伝えていいのか迷いがあったのかなあ…

などと、想像しています。

 

特に何かで困っているという時ではなくても、

現状やこれまでの経過を

自分の言葉でお話いただくことで、

心の風通しはよくなることがあると思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2019.12.14

みんな違う人間だから。

 

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この間、久しぶりに教授や同級生と会いました。

そこで、ここ10数年話題の、

発達障害についての話になりました。

 

発達障害にもいろいろな種類がありますし

1人ひとり内容も異なるものなのです。

教授のお子さんもそういった傾向があったみたいで、

小学生のときにランドセルを公園に置いて帰ってきたことがあるそうです。

そういった生活全般についての注意力は

少し足りないところがありながら、

英語の能力は高く、TOEICでは高得点を取っておられ、

今は美術の才能を活かして装丁の仕事をされているんですって。

 

そういったことも含めて

“みんなに同じことをさせるという教育は変わっていったほうがいいね。

  能力をもっているところを育てていかないと。”

という話になっていきました。

 

心理士は、例えば学校に行かない学生に会ったりしますが、

学生が学校に行くようになることを目的として

会っているわけではありません。

“学校に行かない”という表現はどういうことなのかを考えながら、

その学生が持っている力を発揮できるように、

こころに負担をかけすぎずに過ごしていけるように、

と、思って関わっています。

学生にとって学校がそういった場所でないのならば、

学校に無理に行かなくてもいい、

という価値感があります。

 

ただ、本人にとっては、そういった、

「みんなができることができない」

ということを経験すると、

「自分はどうしてできないのか」

と、悲しくなることもあるかと思います。

 

そういうときに、

「できるようになるように、頑張ってみよう!」

と、ものすごく頑張ってみることも

一つの解決法ですね。

そして、そういうときに、もうひとつ。

“みんなと同じじゃなくてもいい”  という選択肢があります。

この選択肢って、

「もっと当たり前に選ばれていいのになあ」

と、私は思っています。

人間ってみんな人間という点では同じですけど、

1人ひとり、全部違うんですから。

自分が持って生まれた能力や素質でやっていくのであって、

誰かにできて自分には難しいこともあれば

その逆だってあるのが当たり前だと思っていますし、

そういうものだと思うのです。

 

カテゴリー分けをすると多くの人たちと一緒だとしても

それで何かが保障されているわけでもありませんし、

カテゴリー分けでは一緒でも、

やっぱり1人ひとり別の在り方をしていると思います。

自分の中の当たり前とは違った他人の在り方を尊敬し合いながら、

相補的に過ごしていきたいなあ、と思っています。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

 

 

 


2019.12.07

妊娠に効果的なセルフケア足もみ練習会。

ブログでも案内していましたが、

11月に、流産や死産を経験された方と

妊娠に効果的なセルフケア足もみ練習会をしました。

参加くださった方から、

「実践できてよかったです。やってわかることがあるから~。」

「妊娠が続くように、できることはしたいと思っていたんです」

というお声をいただいていて、

そういった機会をまた作れたら…と思っていました。

 

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そこで、12月21日(土)は、

診察が9時15分の受付までなので、

10時から、セルフケア足もみ練習会をすることにしました。

今回、お1人目希望で通院されていて、

流産や死産を経験された方を対象として開催させていただきます。

対象でないみなさまとも

また練習の機会を作れるように調整しますね。

 

足には、臓器の反射区があります。

子宮や卵巣、生殖器、脳下垂体などの反射区を圧すことで

妊娠にかかわる臓器が元気になって老廃物が出ていくと思うと

次の妊娠を少し安心して迎えることができませんか?

また、足は老廃物が溜まりやすく冷えやすいです。

足もみをすることで、老廃物を流して血行を良くすることができます。

冷えや血行が気になる方にも効果があると思います。

 

今年一年、頑張ってきた自分を労いながら

足をもみましょう。

そして、温かい心身で、来年を迎えましょう。

 

みなさん、お待ちしています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 


2019.11.26

“私だったら”○○だけど、“あなたは”○○しない。

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誰かの行為や言動に対して

「普通、こういう状況だったらこうしない?」

「私だったら、こういう時こうするけどな…」

と思うことってありませんか?

 

それって、

「だいたいの人は、そういうことしないよね?」

というときには、思うことが多いと思います。

また、その他に、

他の人に聞いたら別にそこまで思わないみたいだけど、

なんか私は無性にそう思う!

ということもあります。

 

前者だった場合は

そういった一般的な常識や社会の感覚が身についていないと

生きていくのが大変ですから、

自分の身を守っている感覚かとも思います。

後者だった場合はどちらかというと

個人の性格や相手との関係性に拠るところが大きいかな、と思います。

自分の中では、

我慢している感情だったり

悔しい気持ちだったり

理不尽だなあと思っていることを

なかなか言えなかったり分かってもらえなかったりしたときに、

そういったことを思いがちな気がしています。

そして、ご家族や友人、同僚に

「私だったら絶対そんなことしないのに!」

「よくこういう状況でそういう態度取れるなあって思って」

なんて言って、

もやもややイライラを吐き出したりするのではないでしょうか。

こういうときって

自分の中では自分の感覚が正義みたいに感じてしまって

他人の意見ってなかなか聞き入れにくいです。笑

 

けれど、自分の想像が及ぶ世界じゃないところも

きっといっぱいあるわけで、

自分の視点では許せないようなことも、

相手の立場だったら

そうしても仕方がないこともあります。

 

自分の中に起こっている気持ちっていうのは

できるだけ伝えたほうがいいと思うのですが、

「そう思って当然でしょ?」

「あなたおかしいでしょ?」

という感じで伝えるのではなくて、

「こういうときに、こういう対応だったから、こういう気持ちになった」

と、 “あくまでも私の視点では”という前提で伝えたいと思います。

そして、相手の視点ではどうだったのか、

を、聴けるようなしなやかさを、持っていたいと思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


2019.11.11

根幹を大切に。

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毎月発行している

“カウンセリングルーム通信”ですが、

内容によって、みなさんが手に取られる数が変わります。

9月号の “妊娠に効果的な足もみマッサージ” は

今までで一番多くの方が手にされたもので、

通常の倍以上もの発行部数でした。

その後、足もみ、されていますか?

 

先日、足もみの講習をしました。

紙面だけでは伝わらないこともあるので

参加者さんは「実践できてよかった」と仰ってました。

足のツボを圧したり揉んだりすることで

血流がよくなったり、むくみが取れたりします。

子宮や卵巣や脳下垂体の反射区を圧すと

妊娠のサポートになると習いましたが、

単純に、「身体がぽかぽかしてきた」 「足がスッキリした」

という変化も大事なんじゃないかなあ、と思いました。

 

時折、「妊娠に効果があります!」という謳い文句に

飛びつきたくなることもあると思います。

そういった宣伝をされているものの中には

本当に妊娠に効果がある内容のものもあるとは思うのですが、

今回講習していても思いましたし

今年は特に思ったことなのですが、

まずは、自分が健やかでいることがあってこそ、

という気がしています。

 

ごはんをバランス良く

好き嫌いなく主菜や副菜も食べて、

仕事はほどよいストレス具合でやりがいを感じたり、

時折、誰かと話したり

自分の好きなことをしたりして、

家事は適当な加減で良しとして、

「この人と一緒になってよかったなあ」

と実感できる瞬間があって、

お風呂に入って身体を温めて

ぐっすり眠る。

 

もちろん、いろんなことはあるので、

こんな理想通りにはいかないとは思いますが、

やっぱり毎日の暮らしが

今の自分をつくっているんだと思います。

健やかでいられるような暮らしがあってこそ。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2019.10.31

こころとは違った言葉

 

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言葉とこころが

一緒じゃないことって

わりとあるような気がしています。

 

相手がこころとは違うことを言ってそうなときは

言い方や雰囲気で

「無理してそう」 「本心じゃないやろうなあ」

と察することがあります。

 

相手を不快にさせたくなかったり、

本心を伝えることを迷っていたり、

嫌われたくなかったり、

雰囲気を壊したくなかったり…、

そういった思いが強いようだと

本心を相手に気づかれないようにしていることも

あるかもしれません。

 

相手を信じられない気持ちや

相手との関係性に不安があるときなんかは、

自分にとってうれしい言葉であっても

「本当にそう思っているのかなあ?」

と、思ってしまったりします。

「本当にそう思っているの?」

と、問い正すこともあるでしょう。

 

本心を知りたいけど

本心が望んだものでなければ怖いものです。

 

逆に、本心を隠して、

相手の機嫌をうかがうこともあるでしょう。

本心を言いたいけど

本心がどう受け止められるのか怖い。

そういう思いから

なかなか状況を変えられないこともあるかもしれません。

 

こういった状況について

「言いたいことは言うようにしましょう!

 思いを抱えないようにしましょう!」

なんて、アドバイスするのは、正論だなあと思います。

そうできたら、すごくいいですもの。

ただ、多くの場合は

「言いたいことが堂々と言えるようなら苦労はしないよ~」

という状況だから、

本心を聞けなかったり言えなかったりするのだと思います。

そして、本心を聞いたり言ったりするのに、

そういう“タイミング”というものもあるように思います。

まずは、そういうふうに感じたりする気持ちや

何かを守ろうとしているその状況に、

寄り添っていきたいなあ、と思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 


よくあるご質問