TOP > NEWS

NEWS

2016.10.05

カウンセリングは悩み相談?

いくつかの台風を見送っていたら9月が終わり、10月になりました。

この台風が過ぎたらそろそろ秋らしい気温に落ち着いてきそうですね。

_20161003_194950

時々「カウンセリングでみんなどんな悩みを話していかれるんですか?」とご質問くださるので、

“カウンセリングは悩み相談”という印象がまだあるのだなあと思っています。

実際は、想像されるような悩み相談というより、出来事や日頃思ったり考えたりしていることを話に来られています。

例えば、「治療のことをお母さんに話したら、応援してくれるって!」とか、

「タイミングはとれるけど、気分じゃないときもあったりして…毎回はねえ~?」とか、

「職場の若い子としゃべってるとびっくりするんですよ。この間もね…」とか

“わざわざカウンセラーに話しに行かなくてもそれなりにやっていけるんだけど

聴いてもらえるんだったら話したいな”という感覚で来られていたりします。

治療のことでも、例えばステップアップするときに様々な迷いの中で決断されることになると思いますが、

その迷いの最中でお話をおうかがいすることもあれば、

決断してから“こういうことで大変でこういうことでも迷ったけど私はこう思って決断したんです”と

ご報告に来てくださることもあります。

 

カウンセリングって何かの答えや解決法を出すことだけが目的ではないんですね。

ご自身の想いや出来事についての受け止め方というのは

話しても安全な場所や関係の中で言葉にすることでより整理されていきます。

話している中でもう一度自分の想いを眺められ、

「うん、そうそう。私、これでいいんだなあ」と改めて確認されるのです。

そういった時間をもっていただくことで、心はよりスッキリと自分を信じて進んでいかれます。

 

妊娠を望んで通院されている中でみなさんはいろんな気持ちに出合われることと思います。

ときには自分を誉めたくなるような嬉しい気持ちもあるでしょうし

自分を嫌になってしまうような苦しい気持ちもあるでしょう。

こんな自分がいて、こういう自分もいて、いろんな自分がいるものです。

みなさんの様々な場面を一緒に過ごしていけたらと思っています。

 

臨床心理士  間塚

 

 


2016.09.24

開院8年目を迎えました

草津レディースクリニックは、9月で開院して8年目に入りました。

 

開院当時を思い返してみると

今はその頃に比べずいぶん不妊治療のことが知られ、

通院していることを旦那さん以外の方にも話していらっしゃる方が増えてきたと実感しています。

妊娠のために通院されることが、普通になってきた印象ですね。

 

お1人で、もしくはご夫婦の間だけで、根詰めてしまわれることもあるので、

通院されているほかの方とお話できる機会があったり

周りの理解を得られやすくなったことで

通院される選択をされた方の心の負担が少しは軽くなってきたように思います。

 

とは言いましても、

自分の人生で子どもを授かれるかどうか不安な気持ち

両親、親族のためにも授かりたい想いや

子どもを授かられた方への複雑な気持ち

他の人にはわかってもらいにくい気持ちなど

お子さんを授かりたい状況だからこその気持ちは以前も今も変わりませんし、

ご自身の状況特有の想いもあるものですよね。

 

そういった心模様ともなんとかほどよくつきあっていくために

カウンセリングルームは何か悩みがある時に相談に来ていただくだけではなく、

“より良い心の状態”で通院していただく一助としてあります。

近況をお話いただくことで気持ちが軽くなったり

そういった雑談の中からも心とのつきあい方を見つけていくことができます。

みなさん、最近はどのような感じで通院されていらっしゃいますか。

また、いつでも、お聴かせくださいね。

 

臨床心理士 間塚


28 / 28« 先頭...1020...2425262728
よくあるご質問