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妊娠を願って過ごす中で
パートナーさんと
いろんなことを話し合いながら
すすめておられると思います。
みなさんのお話をおうかがいしていると、
パートナーの存在に助けられているときが
たくさんあるように感じられ、
お互いが自分になかったりできなかったりする部分を
補って支え合っておられるんだなあ、と思っています。
そうやって助けられることもある一方で、
治療で受けるショックに温度差があるように感じたり、
生活についても自分の方が気をつけているなあって思ったり、
私の身体やこころの負担、わかってくれてるのかなって思うことも
少なくないと思うんです。
けれど、
「そういうことを口にするとパートナーはどう思うんだろう?」
と、相手の反応を想像して
遠慮することもあるのではないでしょうか。
お互いを思うからこそ
思っていることを言えなかったり、
相手に求めていることを言ったら
嫌な顔をされたり
怒ったりされて
悲しかったり、
そんなときだってありますよね。
何かに向かって一人で立ち向かうときは
自分ひとりが自分の思うように頑張ればいいのですが、
誰かと一緒に一つのことに取り組むときは
お互いの意思や意見を尊重しながら
すすんでいくことになります。
もしかしたら、ある程度の妥協といいますか、
今の相手との間では “どうしようもないこと”を
抱えながらすすんでいかざるをえないときも
あるように思っています。
みなさんは、パートナーさんと、
どんなふうに歩んで来られましたか?
臨床心理士とのカウンセリングでは
そういったお話もおうかがいしています。
みなさんの中には
「相談したって、状況は変わらないと思う」
と思う方もおられるかもしれません。
私たちは、自分が置かれている状況や
自分の本当の気持ちについて、
どんなことでも語れる関係の中で
否定されることなく語れると、
がちがちになっていた心身がほぐれたり
安心感がうまれたりします。
また、お話していく中で
「こんなにパートナーが大事だから傷ついていたんだ!」
「話してみてわかったけど、こういうパターンのときは言い合いになりがちだなあ…」
と、一人では気づきにくかったことに
気づいていかれることもあります。
そういったこころの変化や気づきが、
通院期間の心身の状態や
パートナーさんとの関係性などが、
自分にとってできるだけ親和性のあるものになっていくことに
つながっていくと思います。
そんなふうに
こころにも深呼吸を取り入れながら
過ごしていきませんか。
臨床心理士 間塚
なにか心配なことがあったときに
ネットなどで調べる方は
とても多いと思うんです。
特に、思いがけない出来事があったり
なかなか思ったようにいかないときは、
どうしたらいいのか
もしくは、どうしてうまくいかないのか、
調べようとすることは
ものすごくあたりまえなことだと思うんです。
こういった行動について
とある臨床心理士の方が
“ 自分の主体性を守ろうとする働き ”
と、説明されていました。
なかなか妊娠に至らなかったり
流産になると、
「なんでだろう?」
って、誰もが思うと思うんですよね。
それで、その「なんでだろう?」を解決するために、
こういう状態になる原因について知ろうとするのだと思います。
通院を始めるきっかけは
「妊娠しにくい原因があるのかどうか知りたいから」
ということがとても多いです。
ただ、妊娠のための検査というのは、
限界があります。
また、何か影響していそうなことが見つかったとしても
それが全てではありません。
どういうことかというと、
例えば、精子が少な目だったりするとしても、
それは検査できる範囲で分かっただけであって、
検査できないところで
他にも影響があるかもしれません。
また、例えば、
「年齢的に、確率は低いんですよ」
「おそらく、受精卵の染色体異常だと思いますよ」
「こういう原因が見つかりましたよ」
などと、現状に対してある程度の説明がついた場合も、
納得ができない気持ちになられることもあります。
それはきっと、
「でも、どうして、私に、
こういうことが起こるのだろう」
というお気持ちなんだと思います。
「何%くらいの確率で、こういうことが起こるので、
あなたがたまたま、この確率に入っただけですよ」
と言われたところで、
「なんで、私が、この確率に入らなきゃいけないんだろう…」
という思いが引っかかる…。
この「なんで」に対しての答えは、
どこかに用意されているのものではなくて、
きっと、ご自分の中で、
どんなふうに折り合いをつけていくかというところで
答えになっていくのではないでしょうか…。
どうぞ、自分のこころを守りつつ、
自分のこころがして欲しそうなことを
たくさんしてお過ごしください。
また、いろんなことを考えたり、
自分を労ったり、を繰り返していく日々の中で、
思っていることを話せる誰かと過ごす時間が
役に立つことがあると、
私は思います。
私たちのクリニックではそういった時間を
カウンセリングという名前で用意しています。
こころを大事にする時間を共にして、
ご自分の中での折り合いを
一緒に探していけたらと思っています。
臨床心理士 間塚
当院は、この9月で開院14年目に入りました。
今日まで、たくさんの方が来てくださり
たくさんの方が卒業され、
周りの方にクリニックを紹介してくださったりと、
みなさんのおかげで
今の草津レディースクリニックがあります。
今現在、通院されている方、
妊娠して卒業された方、
卵子提供や養子縁組などの選択をされた方、
通院をやめる選択ができた方、
より自分に合ったところを求めて行かれた方-。
当院での体験や印象って、
お一人おひとり違うものと思います。
あなたにとっては
どんな体験でどんな印象があるでしょうか。
もう来られる予定のないみなさんは、
その後、どんなふうに時を重ねておられるのでしょうか。
通院されているときは、
妊娠のことが「人生初めての挫折」のように
感じられた方も多かったと思います。
そういうことがあったのですから
できたらその後は穏やかに幸せにと願うものの、
人生そうはいかないものだったりしますよね。
困ったりつらかったりしたときは、
頼れそうな人に頼ったり
ちゃんと休んだりしながら、
ご自分を大切に日々を過ごしてください。
もしよろしければ、子宮頸がん検診などで
お顔を見せてくださいね。
通院するかどうか迷っておられる方は
たくさんおられると思います。
仕事との両立が心配だったり、
原因が知りたいけど見つかったらどうしよう…と複雑な気持ちだったり、
不妊治療を自分たちがするということに気がすすまなかったり
いろんな想いがあると思います。
悩みますよね。
いろいろ考え出すと
出足は鈍ってしまうものです。
「やっぱり、次、生理が来たら考えよう」
って、先に送ってしまいがちですよね。
(そして、このサイクルを繰り返す人もいます)
妊娠へのアプローチって
お二人で決めるものなので、
通院しないならしないでいいんですよね。
そのことについて誰かに何かを言われる筋合いなんて、ないんです。
ただ、もし迷っていたり、
原因があるのかどうか気になっていたり、
いつ排卵しているのか知りたかったりするようならば、
一度来られてみるのもひとつかなと思います。
だって、いつだってやめられますし。笑
一度来てみて、
いつも頭の中で考えている気がかりも含めて
私たちにお話いただくと、
お答えできることはお答えしますし、
一緒に工夫を考えていけると思います。
初めて受診するときは
ちょっと勇気がいるかもですが、
その勇気が安心に変わるんだったら
勇気の出番かもしれません。
それでは、14年目の草津レディースクリニックで
お待ちしております。
臨床心理士 間塚
***************
「友達が妊娠したって聞いた….。
ちょっとびっくりして、
すぐにおめでとうって言えなかった。」
「友達から久しぶりに連絡来て会って、
『ああ、やっぱりなあ…』って。
なんか、もう傷つきたくないから
そうかもしれないって思って覚悟して会った。
だから、表面上は、
ちゃんと笑っておめでとう、できた。」
***************
他人のことは他人のこと
自分のことは自分のこと、
そう頭では思っているのだけれど、
気持ちがついていかない時ってあります。
別にね、そんなに無理に
頭で考えていることを
こころに言い聞かせようとしなくても
いいんだと思います。
こころで感じていることも
本当のことだからです。
「おめでとうって言うのが遅れた自分」も
「笑っておめでとうと言えた自分」も、
どちらもすごかったと思います。
突然、大きな荒波が押し寄せて、
舵のコントロールが効かないかも!という状態になったときに、
それに備えて、前もって用意していたり、
戸惑いながらもなんとか乗り切ってみせたり、
すごい力だと思うんです。
そんなふうにできた自分に
「すごいね、がんばったね」
と、褒めてあげましたか。
こういうときに
「友達に心からおめでとうが言えなくて…」
と、自分にガッカリされる方が多いのですが、
いやいや、とんでもありません。
ものすごく頑張ったじゃないですか。
きっと、友達の報告にこころが引っかからずに
喜べる自分でいたかったのだとは思うのですが、
「乗り切られて、本当にすごいですね」
と、みなさんに敬意を表したいと私は思います。
もし、「え?そんなふうに考えたことなかった…」
と、思われた方がおられたら、
今からでも自分に
たくさん声をかけてあげてください。
「すごいね」
「がんばったね」
「ありがとうね」
「がんばってくれてたことに気づかなくてごめんね」
妊娠希望中に落ち込んだりすることって
どうしてもあるなあ、
と思うんですよね。
そのたびに、自分ってちゃんと
がんばって乗り切っていると思うんです。
みなさんは本当にすごい!と、
みなさんのお話をおうかがいしながら私は思っています。
臨床心理士・公認心理師 間塚
なにかすごく意識してしまうことがあると、
からだが緊張したり
こころが疲れたりすることがあります。
考えすぎはよくないっていうのは、
みなさん、よくご存知なことで…。
できるんだったら
考えないようにするんですけど、
気づいたら考えちゃっているってことも
ありますよね。
妊娠のことも
「考えすぎちゃうんです」
「気になっちゃうんです」
とおっしゃる方はとても多いんです。
すぐスマホで検索しちゃったり、
気づいたら30分、1時間と検索しちゃってた!
なんてことも、珍しくないと思います。
さて、妊娠のことをどうしても意識してしまう毎日を
なんとかしのいでいくために、
3つくらい、妊娠とか関係のない生活場面や
没頭できるものがあるといいそうなんです。
いかがでしょう。
何か、妊娠のことを考えずに過ごしている時間って
思い浮かびますか。
お仕事されている方は、
仕事中は、妊娠のことを考えなくていいって
おっしゃいますよね。
お仕事と通院の両立が大変な場合もあると思うのですが、
お仕事をしていることで助かることもあるんですよね。
他には、どうでしょう。
何か、「楽しかった~!」って思えたり、
もしくは、気分に大きな変化がなく、たんたんと過ごせるような
そんな時間があったらいいなと思うのですが、
そういった時間を過ごしておられますか。
なにをしても考えちゃうなら
早く寝てしまうのも一つかもしれませんね。
(考えすぎているときは眠れないのが常ですが…)
今はなかなかできないけど
前に好きだったこととかを
久しぶりにやってみると、
意外とハマった!
なんてことがあるかもしれません。
願いが叶う確率をあげるために、
何かできることを調べて
取り組んでいく姿勢も、
とても大事なこととは思うのです。
けれど、妊娠は、
いつ願った結果が出るのか
誰にも分からないことなので、
自分が機嫌よく暮らしている時間があることって
きっと支えになると思うんですよね。
結婚生活で
独身のときとは環境が変わって、
やらなきゃいけないことが増えたり
やりたいことができなくなったり、
なかなか思うように暮らせないと
感じている方もおられると思います。
今の自分は
願いが叶うこと以外に
どんなことがあったら
ちょっと喜びそうでしょうか。
どんなことがあれば
気持ちが落ち着く時間が増えそうでしょうか。
そういった時間は
どんな工夫をすれば
あなたのものになりそうですか。
結婚後の難しさもあるかもしれませんが、
そういった時間を
積極的にもてるといいなあ、と思っています。
臨床心理士・公認心理師 間塚
今年は行動規制がない夏ですが、
コロナの情勢から
「帰省は控えることにしました!」
という話をチラホラお聞きしていました。
会えない気遣いもあるかもしれませんが、
会うと少なからず気を遣うことになるでしょうし
妊娠のことを詮索されずに済むので
気持ちが楽な部分もあるかもしれないですね。
ところでみなさん
“こうなりたい!”という自分ってありますか?
“なりたい自分に近づくために
どうしたらいいんだろう?”
この間、研修で、
そういったテーマのセッションを受けてきました。
なので、今回は、
そのことをご紹介したいと思います。
ます最初に、
「こういう私になりたい!」って
目標を設定します。
そして、今の自分の現状を把握して
目標とどんなギャップがあるのか認識します。
それからね、
このギャップはどうやったら埋まるのか、
何があれば埋まるのか、
そういうことを考えるんです。
そして、そのことを行動に移していくと、
目標へ近づいていくそうです。
私は臨床心理士の講師の方に
ガイドをしてもらって、
この目標設定をして
現状を確認して、
ギャップを埋めるために
どうしていったらいいのかを考えました。
まず、目標を設定するときに
「こういう私になりたい」自分はどんな自分なのか、
具体的にイメージするといいと思います。
例えば、私は、
「臨床心理士としてもっと成長したい」
と、最初に設定したんですけども、
講師の方に
「もっと成長した自分ってどんな自分ですか?
解像度をあげて教えてください」
と、言われ、
なりたい自分がより明確に鮮明になりました。
なので、より具体的に、言葉にしたり、
丁寧に絵にしてみたりするのがいいと思います。
そして、今の自分のことを、
自分ではどんなふうに感じているのか、確認します。
ネガティブな感じ方からも
ポジティブな感じ方からも
今の自分自身を捉えてみましょう。
それから、目標を叶えるために
どうやったらいいのか、
何があったらできそうなのか、
はたまた、何かを手放したらできそうなのか、
じっくり考えます。
今と目標とのギャップを埋める手段は
今の自分ができそうなことで設定しましょう。
できないことを手段にしちゃうと
進めなくなりますので。
(もしくは、進みたくないっていう
答えが出ているのかもしれませんが…)
できそうなことと、目標との間に、
大きなギャップがある場合は、
その目標に近づくために
まず目先の目標をたてると
いいかもしれませんね。
そしてその目先の目標とのギャップを埋めるために
今の自分ができることを考えましょう。
本当に今の自分に大切なルートを出せると
自分がより喜んで生きることに
意識して取り組めると思います。
どうぞ、じっくりお時間とって、
想像してみられませんか。
私が研修を受けた感想は、
もちろん一人でもある程度は考えられるのですが、
ガイドをしてもらいながら考えると
一人で想像していたのとは
違った方向に落ち着いて、
その落ち着きどころが心地よかったということです。
より今の自分に
大事なことが
クリアになりました。
きっとガイドが
臨床心理学に基づいたアプローチだったことも
大きいと思います。
ご興味がおありの方は、
私がガイドをすることもできますので、
カウンセリングのご予約をおとりいただいて
目標へのルート探しにいらしてくださいね。
臨床心理士・公認心理師 間塚
妊娠を目的としたセックスが
うまくいかなかったり
作業のように感じているカップルは
少なくないんですよ。
この間、聖隷浜松病院の泌尿器科医である
今井伸先生の男性不妊についての講演を聴いたのですが、
男性が膣内で射精に至る過程で、
勃起して、その勃起を持続させるためには
リラックスさせる副交感神経を優位にする必要があって、
射精は、反対に交感神経優位のもとで行われるので
高い集中力が求められるそうなんです。
1回のセックスで
リラックスから集中への切り替えがうまくいかなければ
膣内射精はむずかしいということなんですね。
プレッシャーを感じると、
まず勃起に影響が出るそうです。
妊娠のためのセックスのときは
「今日は妻のためにも、射精しなきゃ!」
「子どものために、今日は絶対に!!」」
など、少なからず意気込んでしまうこともあるかもしれませんが、
そういう状態だとリラックスには遠いですよね。
女性側としては
排卵に合わせてタイミングをとるために
毎朝基礎体温を測って
排卵検査薬を毎日試したり、
仕事や予定を調整して通院して
毎回の内診も受けたり
お薬飲んで注射をしているのだから、
その日は最後までいってほしいものですよね。
そして、男性側は、
そういった女性の気持ちを想像して
余計にプレッシャーを感じてしまうところがあるのでしょう。
今井先生は、
女性が男性の気持ちを想像しやすいように、
こういった例示を出されていました。
“もしも、女性がオルガズムに達しないと
排卵しないと仮定します。
指定された日にセックスをして
確実にオルガズムに達する自信はありますか。
これが妊活中の男性の日常なのです。”
参照:「男性不妊症の診断と治療」
不妊症・不育症ピアサポーター等の養成研修より抜粋
女性はもしかしたら
男性は“射精してあたりまえ”
“射精したい生き物”みたいに
イメージしている方がいるかもしれません。
けれど、そうではないんですね。
タイミングをとってと言われた日に
セックスができないことで
ケンカになったりギスギスしたりすることって
よくあると思うんです。
でも、それってきっと、
どちらかが悪いというわけではないんですよね。
そもそも、“この日”って決まっていること、
それで今周期の結果が左右されてしまうこと、
そういう仕組みのせいなんだと思います。
それと、現代の日本は、
セックスの回数が少なくて
セックスの満足度が低い傾向にあるそうなのですが、
そういったところも影響していますよね。
セックスの話は
友達に話す機会があっても
なかなか具体的に込み入った事情を話す場がないようで、
当院で状況をおうがかいしたときに
「話せただけで、安心しました。
どこで相談してもいいんかわからなくて」
と仰られるかたが(カップルが)
珍しくありません。
きっと、毎周期毎周期、
排卵前が憂鬱になったり
カップルの雰囲気が悪くなるほど
ご自分の中で抱えておられたんだと思います。
妊娠に向けて
どうしていったらいいのか、
お二人にとって
どうしていったらいいのか、
何か前向きな話し合いができると思います。
よかったら、話しにいらしてくださいね。
公認心理師・臨床心理士 間塚
蝉も鳴きだして、
本格的な夏になってきましたね。
元気に過ごしておられますか?
夏バテしてませんか?
夏バテは
体温調節がうまくいかずに
自律神経が乱れることが原因です。
こうも湿気が多くて暑いと
なかなか体温の調節が難しいですよね。
そして、屋内は冷房が効いていますし、
温度のことだけでも
自律神経の調節は大忙しです。
夏バテの症状は
・イライラしやすい
・食欲低下、消化不良
・睡眠不足、眠りにくい
・身体がだるい、疲れがとれない
・ボーッとする、思考力や判断力の低下
というような症状が代表的です。
なんだかうつ病の症状と似ていますね。
さて、自律神経の乱れからくる心身の不調ですが、
この状態を立て直すためには
まず睡眠を回復していきましょう。
そして、食事と運動ですね。
実は、私は、若い時は生活習慣のことを
そこまで重視していませんでした。
臨床心理士を目指していたころも
生活習慣を整えた方がいいことは知ってはいても
こころの不調って心理学の理論や療法に基づいて
解決していくものだと思っていたところがありました。
でも、経験と経年により、
生活習慣が健康に生きていく上での基本であることと
生活習慣でこころの不調も改善する部分があると知りました。
大事なんですよね、生活習慣。
そして、健やかな生活習慣は
妊娠の後押しもしてくれることも知りました。
みなさん、生活習慣は、健やかでしょうか。
まずは、眠りましょう。
「夏バテ 対策」
「眠りの質をあげる方法」などで
検索をすれば、工夫の仕方がたくさん出てきますね。
・眠る1時間前に入浴を済ませる
・食事は3時間前に済ませる
・日中に運動をする
・たんぱく質を摂る、腸内環境を整える
・落ち着ける空間(音楽、アロマ、空調、照明など)にする
・寝具を適したものに改める
・寝る前にカフェインが入った飲料は控える
・寝床で睡眠以外のことをしない
・ストレスを溜めない
というようなことが、王道な工夫ですかね。
習慣を変えていったり
心身を整えていったりするのには
ある程度の日数がかかるので、
1日、2日試して効果がなくても
しばし続けて様子をみてみられることを
おすすめしますよ。
さて、睡眠大事ですよー!と言うと
「何時までに寝なきゃ!」
「お布団に入ったのに眠れない!」
と神経質に考えてしまうこともあると思うんです。
寝たいときに寝れないと、ストレスですよね。
こういうとき、どうしましょう?
頑張っても思ったようにならないときって
どうしたってありますよね。
そういうときは潔く
「しょうがない」ことにしませんか。
生理周期によって、卵胞の育ちや受精率が変わるのと同じで、
私たちの身体って変化しつづけていますし、
昨日と今日が全く同じ毎日ではありませんので、
昨日はうまくいったことが
今日はうまくいかないってことって
どうしたってあるんです。
寝付けないときは一旦起きて
ゆっくりストレッチしたり、
大きく深呼吸してみるのもいいですよ。
そのときのコツなんですが、
何か考えながらするのではなくて
ストレッチでしたらストレッチに集中して
どこの部分が伸びてそうか
その伸びを充分に感じるということに
意識を集中してみるといいです。
大きく深呼吸するときも
なにか考え事が浮かんでも
それ以上考え事には構わずに、
息を吐いていくときに凹んでいく肺やお腹、
すったときの鼻からお腹に入っていく空気の通り道、
もう一度吐いたときの身体のゆるみ方などに
注意を向けて呼吸するととてもいいですよ。
焦らず、少しずつ、
ここちよく暮らせる生活を
取り戻していきましょう。
公認心理師/臨床心理士 間塚
この写真は
知人が撮影した
ドイツの農村風景です。
ドイツでは、
風邪の症状があって病院に行っても、
大したことではない場合は
受診しなくても手に入るような薬しか出されずに、
「とりあえず休んで自分で治すように」
って言われるんですって。
だから、ハーブティや薬草酒を飲んだり
その体調をよくする食べ物を食べたり
薬局に相談しに行ったりして、
外出せずに療養するそうです。
それでも治らないようだったら
受診して西洋の薬を処方してもらうんですって。
「できるだけ自分で免疫力を上げて治しましょう」
という考え方のようで、
「薬を飲んで早く治さなきゃ!」という意識はなさそうです。
「早く治そうとしないんだったら、仕事はどうなっているのかな?」
と思ったのですが、
「風邪気味かなあ」というときや
「体調崩しかけているなあ」というとき、
ドイツでは、最初の3日間は医師の診断書なしで
病気休暇をとれるようです。
4日目以降は医師の診断書がいりますが、
体調不良の内容や病名については
プライバシーの保護から
会社側に伝えられることはありません。
上司の人が「どうして休むの?」
と聞いてしまうと、パワハラになります。
いいですよね。
日本みたいにいちいち
“ 生理休暇 ”とか“ 不妊治療休暇 ”とか
名前をつけてしまうと、
なかなか申請しずらいところがありますけども、
(申請しずらいのは、日本人の心性かもですが…)
理由が生理であっても
不妊治療であっても
精神的なことによるものであっても
一括して “病気休暇” なんです。
しかも、この病気休暇、有給休暇にカウントされないんですよ!!
そして、なんと!病気休暇は年間最長6週間とれて、給料全額保証なんです!!
この制度を知って
本当にいいなあ、と思いました。
日本も有休消化の義務化とかっていう
ちょっとしたところを推進するんじゃなくて、
抜本的に制度化してほしいですよねえ。
風邪気味やちょっとした不調で
仕事を休む選択をとれる人って
日本ではまだ多くないように思うのですが、
みなさんはいかがでしょうか?
体調にも影響する
精神的な不調や自律神経系の不調は、
一時的な風邪の症状とは違って
少し長くなることがありますし、
実はたくさんの人がそういった症状とつきあいながら
社会生活を送っていると思うんです。
ちょっと動悸が起こっただけでは
ちょっと下痢が続いただけでは
ちょっとめまいがしただけでは
自分のために休むことはできなくて、
いよいよ社会生活に差し支えが出たり
もう家から出られる状態じゃなくなって、
やっと休職になる場合が多いと思うんです。
もちろん経済的なこととか
経営上のこととか
謎の根性論とか
いろいろ都合があって
この休みにくい風潮ができたのでしょうが、
雇用されている私たち側にも
「ちょっとしたことで休んじゃいけない」
「少し辛くても頑張らなきゃいけない」
という精神論が備わってしまっているように思えるんですよね。
けれど、本当にそうなのですかね?
早い段階で、治してあげられた方が、
結果的に本人にも会社にも
いいと思うんですけど、
どうでしょうか?
なんで「ちょっとしたことで休んじゃいけない」
なんで「少し辛くても頑張らないといけない」
と思っているのかっていうと、
誰かが不機嫌になったり怒ったりするからだったり
体調が良くないのは自分のせいだと思っていたり
和を乱したらダメだと思っているじゃないかなと思うのですが、
そんなふうに思ったりしませんか?
社会がもっと個人を労っていく世の中に
なっていってほしいと願いますが、
自分で自分をつらい状態にもっていってしまわないように、
「この『こうじゃないといけない』という信念はどこから来たのかな?」
と、自分の中で思い込んでいることを
見つめ直していくことも必要なのではないかなあ
と、思っています。
公認心理師・臨床心理士 間塚
蚊が出だした6月のある日の帰り道、
学生時代の先輩にバッタリ出会いました。
先輩も、臨床心理士として働いている方です。
本当にご無沙汰の偶然の出会いにお互い驚いていると
先輩は私に近況を尋ねてくださいました。
このとき、当たり障りなく
「元気にしてますよ」
「先輩はどうですか?」
と返事することもできたのでしょうが、
実はそのころ、私はちょっと元気がない時期で
“自分の中でいろいろ考える”
“自分の中でいろいろ対策を練ってみる”
ということを繰り返していたときだったのです。
そこで、私は、先輩に状況や考えていることを伝えました。
誰かにちゃんとわかってほしかったのかもしれませんし、
なんとかして状況を変えなければ!と思っていたのかもしれません。
臨床心理士って、雑談の場では
臨床心理士として話を聴くわけではないので、
先輩は先輩として話を聴いてくださっていて、
そして、話していたのは15分くらいなのですが、
それでも「聴いてもらった!」という実感がありました。
実はそれまでも何人かの人たちに、このことを話したことがあって、
それで、その方々に話したときと
先輩に聴いてもらったときと何が違ったのかな?
と、振り返ってみたのですが…
先輩の場合
・他に作業をしながらではなく、
私の話を聴くことに集中してもらえる状況だった
・先輩に「他人の話を聴く」ことが身についていて
「聴く」ことに重点を置いてくださっていた
・「私、思ったように話していても大丈夫なんだ!」と先輩の姿勢から思うことができた
他の方々の場合
・相手は「何かをしながら」聴いていた
・相手のよく似た体験談を教えてくれた、励ましてくれた
・相手が思う「答え」を伝えてくれた
・今の自分を「ダメ」と相手が思っているように感じる発言があった
・自分が話したいことをあまり話せなかった
こんな違いがありました。
他の方々もみんないい人なんですよ。
私を心配もしてくれていたんです。
どちらかというと先輩との場合がちょっと特別なのであって、
基本的に雑談や日常の会話って
こういうものじゃないかな、
と、思っています。
雑談や日常の会話の場合の多くでは、
相手は自分のためを思って
一生懸命考えてくれた意見を伝えて
なんとか状況がよくなるようにとサポートしようとしてくれます。
相手は、自分の話から思い浮かんだ似たような体験について
「自分にもこういうことがあった」と
教えて、励ましてくれます。
相手が考えてくれた意見がなんだか自分にハマらずに
「ん~、それはそうなんだけど、でも…」
と、自分の意見を言おうとすると、
その先の意見をちゃんと聴いてくれることもあれば、
相手は不機嫌になっていくこともあります。
もし自分の話をメインで話したいのなら
「お願い、最後まで私の話を聴いて」
と、伝えないと難しいかもしれませんし、
もしかしたら、そう言っても
「え?いつもちゃんと聴いてるけど?」
と、意図が伝わらないこともあるかもしれません。
こういうことがあって
“自分のことを十分に聴いてもらう”
という体験は、
本当にかけがえのないものなんだな
と、改めて実感したのです。
さて、先輩に聴いてもらった感じがした日、
私は胸やお腹のあたりがスッキリしているのを
確かに感じました。
そして、少し自由さが増した感じがしました。
こころに?思考に?
余白ができた感じでした。
とはいえ、それだけで何か大きく変わったかというと、
その後のいろいろな積み重ねもあっての今だとは思うのですが、
そういう体験があったその日からの私と
もし先輩に会っていなかったその日からの私とは
また違った私だっただろうとも思っています。
公認心理師・臨床心理士 間塚