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当院では、初めて受診された日に、
これまでの心身の状態や月経の状態から
妊活の状況、通院歴があれば治療経過、
どんなことが心配だったり
どんな治療のご希望がおありかなど、
お一人おひとりおうかがいしています。
そして必要な検査をご紹介したり
通院に必要な情報を提供しています。
初診のときの検査の紹介や情報の提供は
現在、私(心理カウンセラー)からさせていただく機会が多いのですが、
初診時はみなさんにお伝えする情報が多くて
説明が終わって私から
「何か気になっていることや、確認したいことありませんか?」
と、お伺いするのですが、
「ちょっと情報が多くって…、今は何を聞いていいのか…」
というようなお答えをいただくことがあります。
そうなんですよね…。
お伝えしたいことが盛り沢山なんですよ。
当院ではどのスタッフも
「なにか、質問ありませんか?」
とおうかがいしていますので、
当日は質問できなかったことでも
通院続けていく中で
聞きたいことができたタイミングで
ぜひ言葉にしてみてくださいね。
ところで、時折、この初回の説明のことを
“カウンセリング”と思う方がおられます。
“心理カウンセラーと話したから、カウンセリングだ”
と思うのかなと想像しています。
初回の説明のときは、
皆さんの状況を把握させていただくために
お話をおうかがいしてはいますが、
心理カウンセラーとしての受け応えはできていないんです。
あくまで、診療の補助スタッフとしての受け応えになっています。
心理カウンセリングは、また違った感じになりますので、
もし心理カウンセラーに聞きたいことや
心理カウンセラーに話したいことがあるということでしたら、
また改めて “心理カウンセリング” でご予約いただいて
お話しにいらしてください。
ややこしくて申し訳ございませんが
どうぞよろしくお願いいたします。
公認心理師・臨床心理士 間塚
みなさん、最近の調子はいかがですか?
何かストレスになっているようなことが
思いついたりしますか?
時折、「眠ったら忘れるんで大丈夫です!」
という方もおられて、
私はそういうタイプではないので
うらやましく思っています。
ストレスの対策法って
ネットで検索したら山のように出てくるのですが、
ストレスになりそうなことは
思い切って避けてしまうことも
自分を守る大切な方法だと私は思います。
「友達と連絡とっても妊娠の報告されたら嫌だし」
と、しばらく友人関係と距離をおく人もたくさんおられます。
こんなふうに
ご自分が安心して過ごせる状態を
自分のために用意できるのは、
とても大切なことだと思うんです。
そして、何より、
そういう自分をOKとしているということが
大切なんだろうなあ、と思っています。
このようなストレス対策をしている中で
どことなく、後ろめたいような感覚が
胸のあたりをざわつかせることもあるようですが、
自分の安心を優先できている
そういう選択ができたことをOKとしましょう。
また、状況が変わっていったときに、
縁がある方とは再びつながることでしょうから。
ストレスになりそうなことはしないこと、
ストレスを与えるものとは距離を置くこと、
そして、「そういうことをしてもいい」と
自分で自分にOKを出してあげること、
何よりこの「自分で自分にOK」がミソだと思います。
自分で自分にOKを出すのが難しいときは、
パートナーさんや信頼している方から
「あなたがそうすることは、OKなことなんだよ」
と、OKサインをもらってみてはいかがでしょうか。
また、もし、「自分でOKを出しにくいんだけど…」
「周りの人にOKって言ってもらっても、そう思えないんだけど…」
という場合は、わたしにこの件を持ってきてください。
どうしていったらよさそうか、一緒に探ってみましょう。
自分にとっての理想的なふるまいができない今の自分に
ちょっと割り切れない気持ちがあるかもしれませんが、
理想の自分は、あくまで理想の自分だと思うんですよ。
今の本当の自分のこころに寄り添って
自分が安心することをしていきましょう。
公認心理師・臨床心理士 間塚
時折出会う知人がいるのですが、
彼女はいつも目が怒っていて
恵まれていない仕事の状況について
不満を言っているなあという印象がありました。
先日、久しぶりに会った彼女の目尻は下がっていて、
いつものような仕事の話もしないし
表情も雰囲気もいつもと違ってやわらかい感じだったので、
「なんだか、穏やかそうやね」
と言ってみたら、
「あ、今年度から、職場が異動になったの」
と教えてくれました。
人って、そのときの状況で、変わりますよね。
時折「わたしってなんでこんな性格なんだろう」
と、落ち込んだり嫌になったりすることがあるかもしれませんが、
「今は『わたしってなんでこんな性格なんだろう』という
反応が起こるような状況を生きているんだなあ」
と、考えることもできます。
状況が変われば、そんな性格のわたしではなくなるかもしれません。
ところで、そのときの反応が
一見好ましくないような感じがするようなものであっても、
その反応は、わたしに何かを教えてくれていると考えることもできます。
例えばですが、
パートナーの実家に行くと
なんか息が詰まるような感じがするとします。
このわたしの反応について、
「この息が詰まるような感じは
パートナーの実家にいることについて
何を教えてくれているのだろう…」
と、考えてみることができます。
こういうときに
「大人なんだから、そんなこと言ってないで、
ちゃんと振舞わないと!」
と、自分の実感を抑えてしまうのではなく、
「息がつまる感じ」を教えてくれている
自分の反応に感謝してみましょう。
「教えてくれてありがとう。
ところで、何がそんなに息がつまる感じなのかなあ」
と、わたしに聞いてみましょう。
さて、わたしはなんて答えるでしょうか。
「ん~…息がつまる感じっていうか
こうなんか、つまったものが吐き出されそうな感じ…
ウッてなる、ウッって…。」
と、より鮮明にその反応を教えてくれるかもしれません。
「つまったものが吐き出されそうな感じで、ウッとなっているんだなあ私」
と、その感じを確かめていくと
「あ、そうか。吐きたいのに吐いちゃダメだと思っているんだ!」
と、この感じを表すわたしの状況に気づいたりします。
「パートナーの実家は、パートナーに過保護で、
お義母さんが全て、まるで家政婦のように完璧に準備をしてくれる。
わたしは、それが窮屈だし、そのせいでパートナーは家事をしないんだ!
って、言いたいけど、言えないなって思ってるんだなあ」
と、いうような気づきだったりします。笑
きっと、わたしは、
パートナーさんにももっと家事をやってほしいと
思っているんだけど、
なかなかそうは言えなかったり
家事をしてもらえない状況が続いているかもしれませんね。
そんなふうに
その時々の状況で
わたしが反応していることは、
わたしへの何らかのメッセージだったりします。
メッセージの内容に気づくと
とてもおもしろいと思いませんか。
何か気になることがある方は
それは何のメッセージなのか
カウンセリングの中で
一緒に探索してみませんか。
公認心理師・臨床心理士 間塚
「ここでなかったらカウンセリングに行かなかった方なのでは…」
と思わしき方々にたくさん出会います。
どういうことかというと
“ どこで相談していいことなのかわからない―
精神科や心療内科に行くほどのことではない―
症状が出ているけどなんとなく受診しにくい―
けれど、自分のことでちょっと気になることがある “
という方々に出会うのです。
もちろん、妊娠のことで相談に来られることもありますが、
妊娠のこと以外にも気になることがあって…と来られることもあります。
通院先にカウンセラーがいるし
この機会に相談してみようかな?
という感じですかね。
わたしは、カウンセラーとしてのこの立ち位置に
やりがいを感じています。
もしかしたらこの先も
どこにも行き場がなかったかもしれない声を
受け取れる場所だからです。
私たちは、自分の肉体、脳、精神を
自分で選んだわけではなくて
自動的にその生を受けています。
「あの人のからだの方が健康そう」
といって、替えっこなんてもちろんできません。
生まれた環境も選べるわけではありませんよね。
みなさんがそれぞれに
生まれてきてから今まで
与えられた自分でいろんな状況を
頑張って生き抜いてきたわけです。
大変だったことも
うまくいかなかったことも
どうしてこんなことが起こるのかと思ったことも
しんどいなと思うことも
絶対あると思うんですよね。
そういったことを
一度自分の中で振り返って
よりここちよく、活き活きと生きていけるように整理をしたり、
自分の本当の声を聞いてあげたりする―
そういうことって、とても有意義なことだと思うんです。
社会的には恵まれてるような育ちだったとしても
こころはしんどかったんだよね、
今もあのことがひっかかってるんだよね
ということは、よくあることです。
そろそろ「いい子」や「できる子」
「認めてもらえるように振舞う子」な自分でなくても、
やっていけるのではないでしょうか。
そういう自分とさよならして
やっていっていいのではないでしょうか。
わたし自身も、心理士の研修の機会などで
セッションをしてもらうことがあります。
自分が本当に感じていたこと、望んでいたことを
しっかり受け止められたときは、
なんとも清々しい気分になるものです。
カウンセリングって、
誤解を恐れずに言うと
“かわいそうな状況になった人”が受けるっていうような
そういうイメージがあるかもしれませんけれども、
そんなことはありません。
自分を大切にしていくための
ひとつの機会として、
よろしければご利用ください。
公認心理師・臨床心理士 間塚
〝毎日キレイ”のオンラインサイトに
女優の筒井真理子さんが
30代のころを述懐されている記事が載っていました。
筒井さんは、今60歳を過ぎておられますが、
30代の頃、お仕事と結婚と子どものことに迷われ、
「夫はいらないけど、子どもは欲しいな」
と、思ったそうです。
そして、卵子凍結について調べられたそうですが、
当時は未婚での卵子凍結ができなかったそうで
実現はしなかったということでした。
また、プライベートのことですごく悩んで
2年間お仕事を離れた時期もあったそうなのですが、
筒井さんのご友人に
『あがいても、どうにもならないのよ
でもあがかないと、どうにもならないのよ』
と、言われたことがあったそうです。
このことについて、筒井さんは、
「すごくすてきな言葉ですよね。
確かに、あがいたからこそ、あきらめて楽になることもある。
一生懸命やったことって決して無駄にはならないし、
そのちょっと先に、何かが見えてくるんだと思いました。
私は今、年をとることが楽しいのですが、
そう感じられるのもこれまでにフワっと生きてきたのではなく、
地に足をつけながら納得して生きてきたという実感があるからです」
と、おっしゃっています。
出典:毎日キレイ 私が30歳のころ
この記事を読んでいて
直面していることは人それぞれ違うけれども
誰もが思い当たるようなことがあるのではないかな、
と、思いました。
例えば、妊娠のことも、
何度も何度もチャレンジしても
なかなかうれしい結果が訪れないことがあります。
けれども、そのときに、
「じやあ、もう妊活はやめちゃおう」
となると、余計に妊娠からは遠ざかりますし、
「大変だけど今はまだやめられない!」という思いで
頑張り続けることがありますよね。
その先に、願った結果に巡り合えなくても、
「やるだけのことはやった!」
「納得できるところまで頑張った!」
という実感があれば、
その一生懸命の先に、その後の人生は拓かれていくように思います。
願った結果は、誰だって出てほしいものですが、
結果のためにどういったプロセスを歩んだかということが、
自分自身の支えになっていくと思います。
出来事や結果に納得するのはむずかしいこともありますが、
自分の選択や行動には納得しながら歩んでいくことが
とても大切だと、改めて思いました。
公認心理師・臨床心理士 間塚
「妊活って、メンタルやられる~」と
たくさんの方がおっしゃっています。
妊娠で立ち止まらなければ
もっと明るい本来のわたしでいられたのに…と。
確かに、みなさんが妊娠されると
「わあ、雰囲気が変わりましたねえ」
という印象をもつことがありまして、
“妊娠がなかなかむずかしいこと”が
みなさんの本来の力を
出させないようにしていたような、
そんな連想をしています。
妊活は、それだけハードなこととも言えますよね。
“妊娠がなかなかむずかしいこと”が
自分にもたらすモードや思考に
引っ張られすぎそうになったら、
できるだけ自分のごきげんをとって
踏みとどまってほしいなあと思います。
ところで、ちょっと話が逸れるような感じがありますが、
東村アキコさんの「かくかくしかじか」という漫画があります。
東村アキコさんと絵画の先生との日々を描いた実話なんですが、
この絵画の先生(日高先生)は
とても厳しくてとても愛情深い人なんですね。
日高先生は、
教え子が行き詰って
なにを描いていいのかわからなくなったり
なにも描きたいものが浮かばなかったり
目の前にキャンバスがあって描きあぐねているときも、
「描け」と声をかけます。
だから、みんな、描けと言われたら
とりあえず描くんです。
日高先生はそういった意味合いで
「描け」と言っているわけではないと思うのですが、
なんだかやる気が起きないときや
考え込んでしまうときって、
気になりつつ放っておいたり
しなきゃいけないと思いながら動けないことがありますよね。
けれど、とりあえず行動してみると、
気になっていたことがなくなるので
その分スッキリしたり、
できた自分をちょっと誇らしく思えたりすることがあります。
行動することで
気分を変えられたり、
“なんだか冴えないモード”から
抜け出せることもあります。
もし、考えすぎて踏み出せなかったり、
気分に引っ張られている感じがするとき、
「とりあえずやってみる」のは
いかがでしょうか。
また一方で
なんともしがたい気持ちについては
カウンセリングで一緒に見つめていくことができます。
みなさんが今いる状況や
最近思っていることなど、お話に来てくださいね。
公認心理師・臨床心理士 間塚
この度、当院へ通院されていない方にも
妊活心理カウンセリングを
ご利用いただけるようになりました。
妊活心理カウンセリングでお受けできるご相談は
・妊活中のこころの浮き沈み
・友達や親族の妊娠の知らせを喜べない
・家族からのプレッシャーを感じる
・パートナーと子どもをもつことへの意識が違う
・タイミングをとることがしんどい
・流産になってから、自分の調子が変わった
・治療しているけれども結果が伴わず疲れてきたかも…
・いつまで治療をするのだろうという思いが浮かんだりする
などといった、妊活中のこころのこと、人間関係のこと、
気持ちのこと、自分自身の労わり方などをおうかがいしています。
妊活中の方でしたら
まだ通院されていない方であっても
どこかに通院されている方であっても、
妊活心理カウンセリングをご利用いただけます。
こちらにご案内がございますので、
クリックしてご覧ください。
心理カウンセラーは、私なのですが、
私は、公認心理師・臨床心理士です。
当院に来てから13年になります。
妊娠・出産を願って過ごされる中で
こころに引っかかっていることや気になることを
一緒に整理したり、うまく付き合う工夫を考えたりしています。
また、直面したくなかったことや
乗り越えるのが難しく感じられることが
どうしても起こってしまう中で、
その時どき、みなさんそれぞれが
みなさん自身を労わったり大切にしていただけるように
カウンセリングの専門性を活かして関わらせていただいています。
妊娠についての現実的なご相談は
(例えば、何ヶ月もタイミングをとっていて
鍼灸で子宮を整えているのになぜ妊娠しないのか?とか、
子宮頸がん検診のついでにエコーで子宮や卵巣診てもらって
「何も問題ありません」と言われたのになぜ妊娠しないのか?とか、
今通っている病院でやっている治療の他に
ここではどういったことができるのか?といったことについて)
残念ながら心理カウンセラーにはお答えすることができません。
そういったことは診療内で医師にご相談いただけますので、
気になられる方は診察の予約をお取りになってくださいね。
ただ、妊娠できるかどうかは、
病院で検査してみないとわからないことがあります。
そして、検査の種類は、病院によって違うんですよ。
なので、もし当院で行っている基本的な検査の内容について
カウンセリングのついでに聞きたいという方がおられましたら、
併せてご紹介もさせていただいておりますので、
ご予約の際に「基本検査の紹介も聞きたい」とお申し出ください。
🌛 妊活心理カウンセリングのご案内 🌛
⭐ 対象の方 ⭐ 妊活中の方、妊活からの卒業を考えておられる方
⭐ 料金 ⭐ 1回50分(初回は60分)5,000円+消費税
⭐ 日程 ⭐ 月・水・金: 8:30~15:00開始まで
火・木 : 12:00~18:30開始まで
土 : 9:00~11:30開始まで
予約制になりますので、
まずはお電話でご予約いただいて、
お約束の日時にお越しくださいね。
妊活を頑張っているご自分に
こころのリフレッシュやこころのマッサージは
いかがでしょうか。
あなたにお会いできることを
楽しみに待っております。
公認心理師・臨床心理士 間塚
妊活中で、まだ通院しておられない方や、
当院以外で不妊治療をされている方で、
心模様や人間関係、ストレス、妊活との付き合い方、
自分自身の労わり方などの心理的なことについて、
心理カウンセラーとお話いただけるようになりました!
詳しくは、こちらの案内をクリックしてご確認ください。
どうぞ気負わずに、
“こころもマッサージしに行こう”くらいの感覚で
いらしてください。
まずは、お電話でお申し込みくださいね。
お待ちしております。
心理カウンセラー 公認心理師・臨床心理士 間塚愛
もうすぐ、ゴールデンウィークですね。
当院では通常通り、
祝日と日曜日は休診になりますが、
5月1日(月)、2日(火)、6日(土)は
診療しております。
混雑する時間帯があるかもしれませんが
よろしくお願いいたします。
妊活中、ご夫妻ともに、
さまざまな気持ちを抱えておられると思います。
お二人ともに同じような気持ちになる部分もあれば、
それぞれにまた違った気持ちになる部分もあると思います。
毎回の通院は女性側になるので
女性側にはどうしたって
心身ともに負担がかかりますよね。
ほぼ毎回内診があって
場合によっては注射や採血もあって、
診察の内容を聞いて判断したり
パートナーに結果を伝えたりする負担もありますし、
通院日じゃなくても投薬があって気を張っていたり、
仕事を調整するのに職場に気を遣う場合もあります。
そういった状況が続く中で
パートナーさんがどれだけ妊活へ意識を向けているか、
どれだけ気遣ってくれているか、
どれだけ大変な気持ちをわかろうとしてくれるか、
そういったところが気になってしまうこともあると思うんです。
一方で男性のほうは
代わってあげたいと思ったとしても代わってあげられないので、
(歯痒い想いをされている方もおられるでしょう)
つらそうにしている女性を見ると
いたたまれない気持ちにもなることでしょう。
妊娠までのプロセスを一緒に考えようとしても、
相手のリアクションが気になったり
悲しませたり落ち込ませたりしないように、
ご自身の思っていることを伝えられなかったり
伝えるときに気を遣ったりということもあると思います。
お互いがタフに感じることもある日々の中で、
もし、こころに器というものがあったとしたら、
心地よくない感情が
その器に入りきらずに溢れてしまうくらい
いっぱいになってしまわないように
過ごしていきたいですね。
“ 今の私の器は、これくらいかなあ。
パートナーさんの器は、どれくらいだろう。
二人で抱えている器は、私はこれくらいだと思うんだけど…”
そんなふうに、まずはじぶんで想像して、
それから相手にも聞いてみて、
二人で確認してシェアしてみるのはいかがでしょうか。
それだけでも
少し器の中が変わりそうな予感がしています。
そして、それぞれがリフレッシュする時間を過ごして、
一人ひとりの器の中に
ゆとりをつくってくださいね。
もしよろしければ
そういった時間ももちながら、
よきゴールデンウィークを
お過ごしください。
公認心理師・臨床心理士 間塚
フリーアナウンサーの住吉美紀さんは
不妊治療の経験者で、
今は、パートナーさんと2人で暮らしておられます。
不妊治療のことや治療後の人生について
インタビューが載っていましたので、
リンク先を貼っておきますね。
→住吉美紀アナ「誰にも言えなかった」不妊治療を経て「この生き方でいいんだ」と思えるまで
このインタビューの中で住吉さんは、
「不妊治療は始めると、
絶対に子どもができないと幸せになれない、
と思い込んじゃうんですよね。」
と、語っておられ、
ほとんどのみなさんが共感される心境じゃないかな、
と、私も思いました。
子どもができなければ、
がんばったことも
かけたお金や仕事の調整も
報われないし、
パートナーさんが
お父さんになれないし、
家族や友達の前でも
肩身が狭い思いをするし、
女性としての価値がないように感じてしまう…。
そんなような思いが
ぐるぐるめぐっているのではないでしょうか。
ー 子どもを持たなくても
しあわせに暮らしているカップルもいる ー
そういう事実は知っているけれど、
今は自分がそうやって生きていくとは
考えたくないかもしれませんね。
時折、「みんな、どうやってあきらめるんですか?」
と、たずねられることがあります。
治療を終えるとき、
「十分やり切った」という自負はあるようですが、
こころがスッキリしているかというと、
スッキリとまではいかないけれども
まず “終える” という行動を
先行されている印象があります。
きっと、その後の人生で
自分の人生を受け容れていくなかで、
それぞれの思いにも
おさまり場所、おさまり具合が
できていくのではないでしょうか
と、想像しています。
心理カウンセリングでは
自分の感情と少し距離をとりながら、
今浮かんでくるさまざまな思いや感じについて
じっくりながめてみたりしています。
じっくりながめていると
感情に覆われていて気づかなかった
こころのメッセージが
聴こえてくるんですよ。
一度、今までがんばってきた自分を労って、
これからの自分について
じっくり考えてみる時間をもってみられませんか。
「話をしに行く」と思うと
ちょっと気負う方もおられるかもしれません。
「ちょっとひと息つきにいこう」
「こころもマッサージしてあげよう」
くらいのお気持ちでいらしてください。
ご来談、お待ちしております。
公認心理師・臨床心理士 間塚