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心配、ありがとう。心配、いりません。

 

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立春が過ぎました。

節目は、ちょっと凛とした空気が流れる気がします。

少し日も長くなってきているみたいで、

夕暮れどきに見上げた空には

昼の月が残っていて、

夕日に少し照らされて

ほんのり黄金色になっていました。

 

今年は、全然雪が降らなくて、

このまま春を迎えていくことを

どうなのかなあ、と思っていたらば、

ようやく初雪が降りました。

 

さて、誰かに心配された経験って

誰にでもあるかとは思いますが、

心配されることをどんなふうに感じていますか?

心配してくれてありがとう、と思いますか?

余計な心配しないでいいし、と思いますか?

これは、心配の内容や相手との関係性に拠っても違うとは思うのですが。

 

誰かに心配されるということは

相手に自分を思ってくれる心があるってことで、

そんなふうに思ってもらえる人がいるのは、

ありがたいことだなあ、

と、うれしく感じることが多いかな、と思います。

ところが、相手の心と自分の心とでは

同じような心もあれば違う心もあるものなので、

相手にとっては当然のように思っている心配が、

自分にとっては一方的に感じたり

そんなふうに思われるのが重荷になったりすることもあります。

また、期待に応えたい性格の方だと、

誰かを心配させているという状態が耐えられなくて、

心配をなくそうと頑張ったり我慢したり

労力を使うことになるんじゃないでしょうか。

 

相手の心配は

お互いの関係性で生まれたものというより、

相手の自分に対しての想いや

相手が認識している自分との関係性で

生まれるもののように思っています。

 

相手の心配を

素直にありがたく感じるときは、

「そう思ってくれて、ありがたいなあ」

と、自然と自分のパワーなるなあ、と思います。

相手の心配に

心がざわざわ、チクチクするようなときは、

相手の思いにのみこまれてしまわないように

「あなたがそう思っていることは、私には関係ないもーん!」

と、バリアを張ってみるのも一つだなあと思っています。

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

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