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無駄かもしれないことも、いいんです。

 

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少しの間、技術の修得のために、タイに行っていました。

初めて行った場所だったので

様々なことに感動していたのですが、

この旅の中で

「何をしていても、いいんやん。」

と、実感できたことが、

とても大きな収穫となりました。

 

受講時間外の朝や夕方に、

「せっかくタイまで来たんだから!」

と思って、近所を自転車でウロウロしたり、

日本では歩かないだろう距離を歩くことがありました。

何なのか全くよくわからない食材を買ったり、

ご家族で収穫したフルーツを仕分けしている様子や

ソンテウ(相乗りタクシー?)に小学生がたくさん乗っている様子など

街の人たちの暮らしを垣間見たり、

宿でたまたま出会った日本の人と一緒にマーケットに出かけたり、

お寺がとにかく多いのですが、どのお寺もものすごく煌びやかでびっくりしたり、

いろんな刺激を受けました。

 

そんなふうに出かけることもあれば、

ただ単に、景色をみながらボーッとしたり、

いろんな鳥や動物の鳴き声を聴きながら

ベッドの上でゴロゴロしたり、

庭に出て鶏に近寄ったら、跳び蹴りされたり、

宿で作ってもらっているご飯を味わって食べたり(とっても美味しかったです)、

外にあった椅子に座るだけで何もしていなかったりもしました。

 

こんなふうに積極的に動いている時間と、

自らは何もしない時間がありまして、

日本で過ごしている中では

“何もしない” を、しにくかったり、

結局何もしなかったとしても

そのことを肯定的に捉えることが難しい場合もあるのかなあ

と、思うのですが、

「何をしていてもいいなあ」

と、思ったのです。

 

積極的に動きたいときは動くけど、

常に刺激がないといけないわけでも、

何かをしていないといけないわけでもないなあ、と。

「時間、無駄じゃない?」

という考え方もあるかもしれないですが、

無駄かもしれないことも、いいじゃないですか。

のんびり、何もしない時間を過ごすということも

とても贅沢で、ゆとりのある時間でした。

 

 

 

臨床心理士  間塚

 

 

 

 

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